今日は夜の風は
少し温かかった。
春の匂いがかすかにした。
明日から3月弥生。
気持ちの変換期。
庭の水仙や福寿草の芽が
目立ってきた。
日に日に
成長していくのだろう。
朝のカエルは
まだ巣の中で冬眠生活。
無理矢理起こすことはしない。
この間の日曜の
日刊スポーツ新聞を手に入れた。
職場の。
うちはネコたちのトイレのために
古新聞をどっさりもらってくる。
その中に入っていた。
紙面一面を使ってのインタビュー。
クロサギ映画のためだと思うが
内容は
半分近くは大学についてだった。
卒業できればいいね。
どんなに忙しくても
4年で卒業したいだろうし。
彼の場合は
私の学生時代とは違って
サボっての欠席じゃないし
(理由はどんなことでも通用しないが)
仕事と学業の両立を心配しながらも
こうして4年間やってきたんだものね、
何とか無事に卒業できればいい。
どうして大学に行ったか、の質問。
一般人はどう答えるだろう。
立派な仕事があり、普通の人よりも
多くお金が入っているのだから
大学なんて行く必要がない、とでも
言いそうか。
そうかなあ。
大学は資格を取るために行くものだという
考えもあれば
とりあえず大学に行ってから先のことを
考えようと思う人もいるだろうし
大学生活を楽しみたい、という人もいるかと。
柴田翔の「食堂の話」という短編に
大学(大学院)を人生の執行猶予期間と
書いてあったのを思い出す。
「食堂の話」だと思ったが、確認していない。
そういう考えで行く人もいるかもしれない。
熱心に好きな学問の追究のために行く人もいる。
本来ならそれが一番理想的だが
今ではそれだけではない
理由も多岐に渡っていると思う。
Pちゃんも
大学生活というものを経験したかった、と
言っていた。
大学生を演じる時に少しでも
学生の気持ちをわかることができたら、と。
小さいときから
芸能界という世界に入って
高校も、友人に芸能人が多くて
事務所の同じ年ごろの子らも芸能人。
これからも芸能生活。
ならば
やっぱり他の世界を経験しておきたいと
いう気持ちもわかる。
普通の人たちと会話して
普通の人たちと勉強して
遊んで、笑って、
芸能人である前に
一人の学生としての青春もあっていいと思うよ。
普段、仕事ばかりしていると
学問に接することも少ないし
本を読むことも考えることもできないまま一日が終わってしまうのではないか。
学生生活を送ることで
逆に人生を軌道修正できるような気がする。
レポート書きや試験勉強で苦しんでいる彼を
思い浮かべると
それも青春、と思う。
それが、これからの仕事にいつか役に立つと思うよ。
幅が広がるだろうね。
頑張れ山下君。
そして
山崎努さんとの出会いについて
熱く語っているね。
山崎さんも彼について
「俳優としてのセンスが高い」と
評している。
もっと勉強しなくてはだめだ、と言われることも
あったと思うが
彼の潜在的な才能をよく見てくれている。
そうでなければ
あのような言葉「隠し子」発言が出てこないだろう。
もっともっと自分の影響を与えて
原石を磨くように、隠れているものを見出したい
のだと思う。
そのために本も与えている。
本を読むことは良いことだ。
読んで損することはない。
遊びたい年ごろではあるが
役者として出発したばかりだから
もっといろんな役に挑戦したいだろう、
それならば勉強だ。
本を読むこと
映画を観ること
殺陣を習得すること
スポーツをすること
演劇を観ること
などなど勉強が山程あるね。
いつか
静かなる狂気を演じることができる
彼になってほしい。
今はアイドル業が主だから
それは無理なのかもしれないが
役者としての幅を広げていってほしい。
クロサギに賭けている彼。
映画を自分で観て
自分で厳しく評価できる客観性を持ってほしい。
もっとこうしたい、と自分に言えるような
役者を目指してね。
Mステごくろうさま。
連日の出張、ごくろうさま。
試験勉強、ごくろうさま。
斗真君に癒されてください。
そしてぐっすりと眠って
疲れを取ってください。