"Refugee" - Tom Petty & The Heartbreakers - DAMN THE TORPEDOES
今日は臨時に休みで、ほとんど部屋に閉じこもっています。
お昼ごろに出かけていろいろと用事を済ませて帰宅。
すると路地に入ったとたん
非常ベルの音がけたたましくどこかで鳴っている。
うちの前のホテルかな、と思い
二階に上がってよく聞いてみると
隣のマンションだった。
しばらく様子を見ていたが、そのうち
消防署の人、2、3人やってくる。
オーナーに一応電話をしてみた。
知らなかったようで、今すぐ行くとのこと。
このオーナーとは、マンション建設当時、いろいろとこちら住民と
やりあったのだが、それも今は昔。
警察も来ていたようだ。
あとで、オーナーがうちに挨拶に来る。
連絡してくれてありがとう、と。
管理会社からは連絡がなかったとのこと。
マンションの住人が管理会社に電話、管理会社から消防署に電話。
いたずらではないが、ちょっと何かあったようだ。
出かけるときに
今日は、空き缶とかペットボトルの回収日なので
うちのネコ缶を一週間分、出しに行った。
きちんと水洗いをして出す。
ビニール袋から、カラカラと回収箱に入れる。
ちょうどそのとき
近所の人(とは言っても、面識なし。おそらく近所の人だと思う)が
通り過ぎながら
私に話しかけた。
「きちんと、仕分けする人は仕分けするのよね。」とちょっと冷たい言い方。
私は
「エ?」と言った。
よく意味がわからなかったし、知らない人に突然ボソッと声をかけられたので。
すると
強い口調で、
「分けないで入れる人がいるんだよ!」と吐き捨てるように言って去っていった。
まるで、私が分けないでドサッと入れているかのように。
オイオイ、ちがうよ、と言いたくても私は突っ立っているだけ。
若いときは、そういう誤解のされ方にカーッとなったりしたけれど
今は
しばし考えて、人間としてその言い方はないだろう、なぜ、あの年齢の人たちは
正義を前面に出して、ああいう言い方しかしないのだろうか、と思っていた。
そうはいっても
自分も年を経た人間だから
それほど年齢的に違わないと思うのだけれど
私は、服装とかで若く見られることが多いので(自慢じゃないよ)、
ついそういう口調で言われることがあるんだ。
そして
自分はそういう中年にはなりたくない(いや十分中年)、と思うし
その境目はどこだろう、何だろうと考える。
中年の女性が、皆そうなるとは限らない。
自分の尺度で、自分が正しいという観点からしか見えない人なんだ。
そういう人は往々にして、言い方がきついし、曲げないし、根が曲がっているのが多い。
これこれこうだから、こうなんだ、という言い方ができない。
あるいは、疑問符をつけるということをしない。
私なら、とてもそんな強い口調、断言するかのごとく言えないなあ。
「きちんと分けて、入れましたか?」なら、相手の返事を与える余裕がある。
それをせずに、しかも通りすがりにいきなり言う、というのは
言われているほうが、キョトンとしてしまう。
あの女性の後を追いかけて、
なぜ、そんな言い方をするのか、なぜ、根拠なしに仕分けしていないで入れていると言うのか、などとやればよかったか。
町内会の集まりでもそういう発言をする人がいる。
「あそこのゴミ出しはいつも汚い。」と、いつもというのはどのくらい根拠が
あるのだろうか、と黙って聞いていて思ったことがあった。
たまたま、見たときが汚かったのかもしれない。
それを「いつも」と形容してしまうと、誤解が定着して、論争になる。
そのゴミ置き場の人たちの反論が始まる。
言い方で誤解をまねくというのはよくあることだ。
久しぶりに、あのようなものの言い方をする人間に直面した。
しかし、また別の角度から考えてみる。
その人とは全く面識のない人で、瞬間的に、うっ、こういう人いやだ、と
思わせたのだが
普段は普通に近所付き合いをして和やかにしているのかもしれない。
その人の周囲では普通に人間関係を保っているのかもしれない。
特別いやな粘着型の人じゃないかもしれない。
さっきのマンションのオーナーとのやりとりのことを思い出した。
あのころ、建設反対していた私たちは
市役所などに行ったり、とにかく建設を阻止したかった。
いわば、相手にしてみれば、私たちは敵のような存在だった。
集会などでずいぶんと私もきついことを言った。
そのときの印象はどうだろう。
そんなことも今考えてみた。
今は、もうそういう傷あともない。
話すのもいやだ、という感情はない。
さっきのように、非常ベルがけたたましく鳴っていれば
住民がまた騒ぎ出すかもしれない、火事になったら大変だ、
オーナーはいちはやくこれを知るべきだ、と思って電話した。
オーナーはぐるりとうちの路地のほうに回って、うちに挨拶に来た。
もう、互いのあのときの感情は取れている。
人間、一瞬の印象でかなり誤解が定着するが、それもまた真実じゃない。
ということで
さきほどの通りすがりのおばさんのことは、もう一度様子を見ることにしよう。
騒ぎたてるようであれば、私もきっちりと対処しよう。
それにしても
言葉遣いだけは気をつけなければ。
年上の人、年下の人、上司、後輩、面識のない人、いろいろとあるので
その都度自分自身、注意しなければ。
さて、UPした曲は
70年代末の
トムペティの曲。
若いころ夫に教えられた曲です。
これもカッコいいけれど、他にもある。
久々に懐かしい曲を聴いている。
ミミ、昨日退院。
ゴッソリと歯石がとれ、歯も抜いた。
記念にもらってきた。
こんなにひどかったんだね、ごめんね、と言っていた私です。