ここ数日
東北
37℃近い猛暑になり
さすがにマイッタ。
私たち人間よりもネコのことが心配で
仕事を終えてすぐに帰宅。
2階にいるネコたちはぐったりしている。
2階のエアコンは古くて効かないので
1階の食堂に連れていく。
サンルームのエアコンをつけてそこで涼ませる。
ここに来て涼しいとわかったネコたちは
次の日も積極的に1階に下りてきて
サンルーム、食堂にと散らばって寝ている。
私も
食堂にマットレスを持ってきて夜はそこで皆と寝た。
ようやく
気温が落ち着いた昨夜から
2階の自分の部屋に移る。
義母にも
口酸っぱく言い聞かせた。
「全国的に、老人がエアコンや扇風機を使わずに
熱中症にかかって死亡しているニュースが流れているので
お義母さんもその典型なので、気をつけてね。」と
扇風機をタイマーにしてつけてやる。
ホント
義母はその典型。
まず、暑いという感覚がない。
我慢できる。
布団をかける(布団をいつのまにか剥いで、オンナに剥がされた、と立腹している)。
無礼者が入ってくるので、夜は全部の窓など閉めきる。
扇風機は電気なので、使いたくない(電気関係、皆嫌い)。
こんな状態で、いつ熱中症になってもおかしくない。
私も1階に寝ているので、安心して扇風機をつけて、そこは開けて、と
言ったが、しぶしぶ従う。
職場でも節電ということで
私はエアコンを消された所での仕事を強いられる。
熱中症で倒れても、何の保障もされない。
8月6日から昨日まで
仙台は七夕祭り。
暑い中、たくさんの人、人、人。
そういうお祭り気分は好きなので
自分も旅行客のようにして
写真を撮りに、仕事を終えてから街の中を歩く。

この写真を撮りたかった。
毎年、仙台の老舗デパート前は、他のところの飾りとは違った大きな飾りが掲げられる。
宮城の各小学校で作ったものだ。
見事な飾りに人の山。

これは、確か老舗御茶屋さんの飾り。伝統の七夕作りを再現したようだ。

こんなのもあった。吹流しだけでなく、こういう着物の飾りも目を引く。

妖怪ウォッチ。子供たちに人気。
各アーケードごとに、金賞、銀賞、銅賞など順位が付けられるのだが
たいていは
老舗のお茶屋さん、蒲鉾屋さんなど、吹流しの伝統、飾りや色の豪華さを競って
お祭りを盛り立てている。
郵便局が出向して、仙台にまつわる切手を販売しているのだが
かつて切手マニアだった私は、伊達政宗等に関する切手を見て
思わず買ってしまった。
「切手って、キリがないんですよね。どれもこれも欲しくなる。」と言うと
「わかります!その気持ち!」と売り子さんが答える。
そして無料で配っている絵葉書や手作り箸置きなどどっさりおみやげにもらう。
旅行客と思ったのかな。
「たくさん、おみやげありがとう!」と手を振る。
絵葉書大好きな私は、これでまた皆に葉書出そう、と思っている。
祭りが終わったとたん、
立秋とともに気温が下がり、2日前までの暑さは幻に思えた。
仕事について
胸に痞えるものがあって、ここ一週間あまり笑顔のない私である。
先日の職場での出来事を書いたが
あのあと、2日休みが続いて冷却された。
Eさんに「この間は迷惑をかけた」と謝り、彼女自身の口からも
「いや、私もすっかり忘れていてごめんなさい。」という言葉を聞けたが
自分の根本のところで、失ったものがあるな、と思っている。
それが度々出るのだが、しょうがない、そこは飲み込むしかないか、と
自分に言い聞かせている。
納得のいかないことをとことん突き詰めようとする自分の性格にも難がある。
世の中、そんなものだ、と言い聞かせている。
だから、時々、閉じこもりたい、と思ってしまう。
それができない現実だから、飲み込むことも処世だ、と思わねばならない。
昨日
義母が夫と買い物に出かけて
ずんだ団子を買って来た。
「トモロッシちゃんも好きでしょ。」と1本賞味。
しばらくして
食堂に行くと
義母が怒っていた。
「トモロッシちゃんに、ずんだもち、やったでしょ。そのあと残りを食べようとしたら
あのオンナに食べられてしまっていたのよ!なんということ!?」と本気で怒っていた。
食べ物の恨みは恐ろしい、という表情で。
「お義母さんが食べたんでしょ。」
「ちょっと見て!」と自分の部屋から持ってきたのは
ずんだの餡(あん)が綺麗になめられて、団子だけが串に刺さった状態のものだった。
お義母さん、団子を1個だけ食べて、あとは餡をペロペロなめたんだ。
それを忘れて、オンナが食べた、と本気で怒っている。
「なんとも言えないねえ・・」と私。
いつもなら
きちんと団子まで食べるのだが、なぜそんなことになったのか
後で考えてみた。
そうだ、お義母さんが団子を食べる前に私は言ったのだ。
「お義母さん、団子を食べるときは注意してね。喉に詰まらせるから。若い女の子で
ずんだ団子をおしゃべりしながら食べて、喉に詰まらせて救急車呼んだことがあるからね。若い子でも油断していたらそんなことが起きるから、年寄りは特に餅なんか注意して食べてね。」と。
それが頭にあったかどうかわからないけれど、団子は残してずんだ餡だけをなめたのだ。
そのことを忘れて、オンナに食べられた、と本気で怒っているのが
なぜか、あきれるというより、職場でのくすんだ空気より
ずっと平和な気がした。