僕たちの天使

私の愛する天使たち、ネコ、山P、佐藤健君、60~80年代の音楽、バイクなどを徒然に語っていきます。

オトメちゃんが母親になっていました。

zooさん、お元気ですか。 もうご承知かもしれませんが、オトメちゃんが お母さんになっていましたね。市川動植物園のHPに 2013年、オトメちゃんがお母さんになっていたことが載っていました。赤ちゃんを抱いてカメラ目線です、オトメちゃん。こんなに嬉しいことはない。またブログを再開してくださることを願っています。 このブログの2014年8月4日の記事を読んでください。

(8/31)今日で8月も終わり

2012年08月31日 16時40分17秒 | 東日本大震災
毎日暑い日が続いている。
一雨来て欲しいくらいだ。
うちのカエルたちのためにも雨乞いをしたい。

今の時刻、西日が強くて、これから夕食の買い物に行こうと思っているのだが
躊躇。
今日で8月も終わり。
あっという間に終わり。
夏の終わり、区切り、とでも書きたいところだが
この残暑には閉口する。

さて、今日で仙台を離れる人とは最後の挨拶。
東京の方なので、仕事を終えてからそのまま帰京するようだ。
もっと遠い方たちは
すぐに故郷に帰らず、東北や北海道を旅行するために明日仙台を発つ。
簡単な手土産を皆さんに渡す。
あまり公にできない。
長崎の方には、ここのブログを紹介した。
こちらの様子もたまに書くので、見てください、と。



昨日は鳩は一日中、姿を現さず。
その前日の早朝、人のいない通りに
一人の人間が座って寝ていた。
その横に2羽が並んで、まるでオブジェのような三者の姿。
人間が動かないので、鳩も気楽に傍にいられたようだ。
それが最後。
そして午後も、昨日も姿を見せず。

今朝5時半ごろに
職場から通りを見ると、
3羽が歩いていた。
早朝の通りは我が街、というような気分で歩いていた。
午後も姿を見せるので、やっぱり
鳩にとってここは故郷。産まれた街。

まあ、ここ以外で鳩に会っても、
同じ鳩なのかは全く分からない。
識別ができない。


ちょっと夏バテ気味。
食が偏っている。
ヒカル(ネコ)が4日ほど食欲不振だったのだが
私もそうだった。
ただし、冷たいアイスとかは入るのだ。
これじゃ、胃が可哀相だ。
昨日は疲れに疲れて、夕飯支度も大儀だった。
9時前には就寝する。
疲れての仕事はつらいので、眠ることを優先。

一週間に一日だけの休みはつらい。
今度の休みは、月火と2日続けて。
一人で映画に行くことにしたんだ。
楽しみにしている。
「るろうに剣心」
安い日に行けばいいのだが、
パンフレットが売り切れになるようなので、早い時刻、人の少ない日を
敢えて選択しよう。
健君のあのポスターが欲しい。
美少年だ。絵になる。


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(8/28)鳩が巣立った。そして東北を去る人々。

2012年08月28日 21時19分39秒 | 東日本大震災
今日いつものように4時半ごろ出勤。
日課となっている、早朝の鳩への挨拶「おはよう!」は
今日は無し。
姿は見えなかった。

一昨日は
1羽、いつものように独りぼっちでいた。
ずっと一人でいる姿はもどかしい。

昼近くに兄弟や親がやってきて
その後いつのまにか姿が見えなくなっていた。
いっしょに
どこかに行ったのだ。
それ以来、姿を見ていない。
ああ
あの時が、真の巣立ちだったのだ、と理解した。
それまでは
近辺に飛んで羽根を休めていたけれど
基本、ずっと巣のある所にいた。
まだまだ本格的な飛行はできないんだ、と思って。
が、
一昨日の午後には全く姿を見せなかったことが
いよいよ、遠出ができるようになったんだな、と思った。

昨日は私の休みだったので
行動はわからず。

そして今朝の静けさ。
嬉しい巣立ちだ。
あとは
親や兄弟とともにどこかで
餌をついばみ、自由に飛行しているのだろう。
これを待っていたんだ。
姿を見られない寂しさ以上に
巣立ちの喜びの方が大きい。
無事に巣立ちできるように、と祈っていた日々。
これで私の気持ちも完結する。

一時は
ダンボールを持って保護しようなんて
過保護的な考え方に駆られた。
でもそれをしないでよかった。
兄弟や親の助け、自力で巣に戻っていったっけ。
あの時、保護できなくて結果的によかったのだ。
保護が間違いだったのだ。


今日は姿を見られない、と思っての仕事。
しかし、
一度だけ、わずか1分ほどだったが
2羽戻ってきた。
その姿を見られただけで満足した。
こうして自由に
自分の巣のあったところに気まぐれに戻ってきたり
あとは広い世界の面白さを味わってみたり
これが鳩の道だ。

ということで
鳩は無事巣立ちました。
まさか
自分のブログに
鳩のことを延々と載せるなんて
思ってもみなかったこと。
鳥については全くの無知な自分。

親鳩が卵を温めているということに気づいての
数ヶ月。
2羽の雛の顔が見えてからの一連の出来事。
毎日の観察。
2羽で、羽根をフワリと広げてピョンピョンしていたカワイイ姿。
巣から降りて、巣に戻れなかったときの私の気持ち。
少し飛べるようになってからの
人間がにぎやかに通る前に、2羽で走っていた姿。
私の周囲の人々まで巻き込むほどに
ワアワアやっていた日々。
鳩、無事巣立ちおめでとう。


そして
この8月で
長期滞在を終えて、故郷に戻っていくことになった人々。
大阪の人、九州の人、東京の人。
あと3日でこの仙台を発ちます。
なんとも寂しい気持ち。
彼らは
復興の仕事で仙台にやってきた。
昨年の地震のすぐ後に仙台入り。
1年半の仕事を終えて
それぞれの故郷に帰ります。
それぞれどんな気持ちでしょう。
やっと故郷に帰れる、とうとうこの仙台を離れる、
複雑な気持ちが織り交ざっていることでしょう。
あの窓辺から
鳩の成長をずっと見守っていた人たちでもあります。
鳩の巣立ちとタイミングが合ってしまい
私の元から去っていく人々。
長い間、ごくろうさまでした。
ありがとうございました。
彼らは
すぐに地元に戻らずに、
自分へのご褒美に、東北旅行、北海道へと寄り道を
するようです。
本来の仕事に戻るわけですから
これからは、東北と縁が無くなる訳で
その閉めとして、旅行気分で
東北北海道を回ってくるようです。
東北のためにありがとう。
仕事等で出会った、これら東北の人間のことを
人生の思い出の片隅に置いてくださいませ。




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(8/25)鳩は少し自由に飛べるようになった

2012年08月25日 23時17分24秒 | 東日本大震災
もう11時か。
とっくに寝ている時刻だね。
明日も早いというのに。
昨日まで連続して多忙だったのだが(チーフの休みに伴ってその代行)、
今日彼女が出勤しても、忙しさは変わらない。
細かいことの不満があるのだが
ここにいちいち書いても意味がない。
しかし
今日は今日で、なぜだか彼女の不機嫌と、やつ当たりで、物を投げつけられた。
瞬間、この一件で私もカーッとなったが、
それ以降、急に自分が冷静になったというか、冷めてしまった。
一応記録しておこう、ここに。
怒りよりも、冷めた気持ちになる、というのも自分の道の進歩か。
もっと、彼女の挑発に乗ってやればよかったのかもしれないね、逆に。
冷静すぎて、その後の自分はいつもと変わらない表情。
いつも、穏やかです、表面上は。
その怒りをまともに受け止めてやるほうが自然の場面かもしれない。
寧ろ、いつもの自分で対応する方が、彼女にとって不気味であったり、訳がわからなかったりしているのかもしれない。



あれから一週間。
小鳩が飛べずに、巣の下のビルの端っこに蹲っていたね。
そして心配した私が、公衆の面前で飛ばしてやった日。

その小鳩は、日に日に少しずつ成長して、飛べるようになった。
まだ自由に、自分だけで飛んでいくことはないけれど
先に成長した兄弟が、親とともにやってくると
喜んで自分もいっしょに高いところまで飛べるようになった。


一昨日あたりは
早朝の通り、まだ人影がないころに
小鳩2羽は
通りの地面を自在に、ツツツツーと揃って走っていた。
飛ばずに、歩くというよりも、滑るように走っていた。
人のいない道を我が物顔に走っている姿は
一週間前の
通りで蹲って不安げな姿とは対照的。
いざとなれば、人に危害を加えられそうになっても
自分たちはすぐに飛んで回避できるよ、というような走りであった。
心が成長したんだね。

今でも
あの小鳩は一人で、巣のところにいます。
居心地がいいのか、あるいは
まだ自由に大空を飛ぶことの不安があるのか
それはわからないけれど、
飛べる力と、羽根を休める安楽の場所があることと
この2つさえあれば、
いつだって自由に出かけられるね。

Eさんは
「この職場で、唯一の癒しが、向かいの鳩だなんて、皮肉ね。」と言う。


でも、ほんの一部分。
これから鳩の人生、何があるのかわからない。
ずっと、この状態が続くわけでもない。
私はその鳩の人生をずっと見守るわけにいかないけれど
神様、いじわるしないで、どうか
小さな生命、思う存分生かさせてください。
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(8/22)鳩のその後

2012年08月22日 20時34分52秒 | 東日本大震災
明朝3時起きのために
まもなく就寝する。

毎日暑い。
しかし、早朝の風のひんやり感は、秋の気配。
それに4時過ぎの出勤時の外の暗さが段々と冬に向かっている、ということに
気づく。

早朝、出社前に向かいのビルの鳩の場所を見るのが日課。
頭がピョコンと見えれば安心。
そして自社の2階に上がって、真向かいの小鳩たちに大きく手を振るのも日課。
帰宅時にも、「また、明日。」とさよならするのも。

鳩のブログじゃないが
今、心配の種が消えるまで
鳩観察記になっているね。


1羽だけいたり(飛べない方)
2羽でいたり、と段々と鳩たちの日常にも変化あり。
それは個体の体格の差でもあった。
先に飛べた鳩は、飛べない鳩よりも少し大きい。
親について、遠出をしているようだ。
その鳩の心を想像するのも楽しい。
観たことのない世界が眼下に広がっているんだろうね。

もう1羽の鳩は少し飛べるようになった。
たまに、2羽ともいないときがあるから。
で、窓からよく観察してみると

自分たちの巣よりも高いところにいっしょにいることがわかった。
そうか、そこまで行けるようになったんだね。
巣の近くだけれど、高い場所。
そこまで飛べるようになったんだね。

飛べない方の鳩は、そこまでが今のところの範囲かな。
ずっと見ているわけじゃないので、よくわからないが
1羽で戻ってきて巣にいることが多い。
そして
親といっしょに戻ってきたもう1羽の兄弟(姉妹)の姿を見て
キャッキャッはしゃぐように、傍に寄って行く。


私が帰宅するときは1羽だけだったなあ。
まもなく、きっと自由に飛べるようになるね。
それまで、危険なことにさらされないように、自重してほしいね。
この間のようなことはごめんだ。

ショップの中に入っていった、とこの間書いたが
そのショップの人と話した。
あれ以来、鳩のことが気になって、よく観るようになった、と言っていた。
2羽並んで頭が見えると、従業員同士で「カワイイね」と言っているとのこと。
皆、見守っているんだな。
監視カメラの前に巣を作っているのだが、
もしかしたら、それを見ている人も、卵を抱いた親鳥のときからずっと観察しているに違いない、などと考えたりもした。

どうか、無事に2羽とも自由に飛べるようになるように。

さて、仕事が忙しくて、左手が何度も攣っていた。
Iさんが居ない分、頑張らなければ。
Eさんに迷惑をかけているから、明日はそうならないように
時間配分をしっかりしよう。
おやすみなさい。

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(8/20)鳩の顛末記2

2012年08月20日 21時54分57秒 | 東日本大震災
先日は
取り乱した日記でごめんなさい。

あの日(土曜日)
まだ飛べない方の鳩が、親が餌を運んできたときに
思わず飛んでみたが、下に落ちてしまったのを目撃。
しかも向かいの開いているショップに入ってしまったのです。
土曜日の昼前はもう、通りは人の波。
それを目撃していた人たちがびっくりしてショップを覗いていました。
私は
すぐに下に行って、ショップの人(知っている人)に説明。
小鳩は、自分の巣の下にある店(土日休み)のシャッターの前に移動。
ずっとそこにいます。
その前は行商人が店を開いていて、鳩がチョロチョロしているのを訝しげに見ています。
その人たちにも
まだ小鳩で、巣から落ちて、飛べないことを説明。
女の人たちだったので、「邪魔になる」ということを言わずに、心配してくれました。
通行人はどんどん増えて
動かない鳩に気づく人もあり。

この間のように、落ちたとはいえ、あとで飛ぶことに成功したもう1羽の鳩のように
うまくいくとは限らない。

鳩を、幼少時代に飼っていたEさんが私に
「こうやって鳩を空中に飛ばすと、飛べるかもしれない。」とヒントをくれる。
それをやることに躊躇するような人通り。
だが、やらないで後悔するよりも、やってみよう、と決意。
Eさんが傍にいてくれて、仕事着のまま私は鳩をつかむ。
すぐに通行人は気づいて私を不審そうに見る人もあり。
鳩を気づかって、声をかけてくれるおじさんあり。
あの上に巣があるから何とかして戻したい、と説明。
そしてやってみる。
でも、失敗。
鳩は低空飛行でまた下に落ちる。
もう一回。
すると飛んだけれど、力を振り絞ってたどり着いたところは、電灯の上。
なかなか巣の方までは行けない。
しかし、その上なら、通行人の邪魔にならずに大丈夫か、と思った。
が、
鳩は飛ぼうとして、また下へ。うまくいかない。
そのうち、ビルの端っこに行ってしまった。
もう鳩は今日は飛べないだろう。
あまりに人が多すぎるのだ。
鳩自身、通行人の多いところにいること自体、初めてだから
内心パニック状態だろう。
夜になっても、きっと人通りは切れないから、そこにたたずむしかないだろう。
あるいは、酔っ払いがいたずらするかもしれない、なんて考えたりする。

結局、小鳩、おまえが無理に飛んだから悪い、と
連続のハプニングにもやもやして帰宅した。

日、月と私は休み。

今頃どうしているだろうか、と考えつつ日曜日を迎える。
Eさんには、どうなったかを様子を見ていて、と伝えておく。
そして
日曜の3時ごろ、Eさんに電話をする。
Eさんは
「朗報。
私が帰るときには、巣に戻っていたよ。親、2羽も来ていたよ。4羽でいたよ。
早朝から昼にかけて、ずっと下にいて、もう1羽の小鳩が心配して、下に降りていき
いっしょにいたよ。ずっと。そして気づいたときには
巣に戻っていたし、きっと親が導いたんだね。鳩に感情なんてない、と思っていたけれど、小鳩が下に2羽でいたとき、心配して下に降りたんだ、と感動したよ。」
と言ってくれた。

そして今日も連絡あり。
「今日は2羽で巣にいたよ。二人でまたピョンピョン跳ねて飛ぶ練習していたよ。
と言われた。

よかった・・・・
まずは、巣に戻れてよかった。

「トモロッシさん、こんなに鳩ごときに一生懸命になるなんて」とも言われた。

そうなんです、
鳩ごとき、カエルごとき、ネコごとき、なんです、私は。
通行人の前であんなことをする恥ずかしさはあるけれど
せっかくここまで育ったのだから
人間とのアクシデントで命を落とされたくないのです。

明日はどうなるのでしょう。
明日から
私は仕事面で大忙しの一週間になります。
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(8/18)鳩のバカ

2012年08月18日 20時36分12秒 | 東日本大震災
無事じゃない。
全然無事じゃない。
鳩。
おかげで食欲なし。
甘いものは食べるが、主食が全然おいしいと感じない。

もう、いい。
しょうがない。
それが鳩の運命。
バカ。
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(8/16)鳩の顛末記

2012年08月16日 22時06分45秒 | 東日本大震災
昨日は涼しい日だったが
今日は起きたときから暑かった。
あまりエアコンをつけない自分が
今、つけている。

今日の出来事を書こう。

秘かな癒しというのが
小鳩の旅立ちはいつか、ということだったが

昨日の様子を見ていると
2羽のうち
1羽が、羽根をしょっちゅうフワ~ンとさせて今にも飛んでいきそうな感じだった。
歩く場所も、一歩間違えば、ツルンと落ちそうな端の所をツンツン歩いている。
そのままツルッと滑っても、フワリと本能的に飛んで落ちることを回避しそうだった。
だが現実に飛び立つところにはまだなっていない。

そして今朝。

早朝5時前。
こちらの職場から見ると
小鳩は1羽しかいなかった。
1羽は不安そうにひとりぼっちでいた。
そうか、やはりあの活発な歩き方をしていたほうは先に
飛び立ったのか、と思った。
残った1羽のために、親が餌を運んでくれるのか心配だった。
同じように産まれ育っても、飛び立ちの遅速はあるのだな、と思った。
それからたびたび、
親が来るのかどうかを仕事をしつつ見ていた。

6時過ぎ。
窓辺に近寄ってふと下を見ると。

なんと
もう1羽が下に落ちていた。
巣の真下の
営業前の閉めたドアの前に座っていた。

青ざめた。
昨日の予想が当たったような、そうでないような。
フワリと飛んではみたが、そのままストンと落ちたような様子だった。
まだ、飛ぶには早かったのか。
ずっと動かない。
動いたかと思っても、3,4歩歩いてはドアの前に座ってじっとしている。
上には
飛べない1羽が、あのまま不安そうに佇むようにしている。
いつもと違う空気を察している。
いつもなら2羽いっしょに寛ぎ、羽根をついばみ、フワリとさせ、
親の餌を待っていたのに、
いっしょの姉妹がいないわけだ。

その時刻はまだ早朝だから
人が通るのも少ない。
地上に降りている鳩の存在に気づかない人たち。
ただ休んでいるだけにしか見えない。
だが
これからどんどん通勤客がごった返す。
そのうちそのドアも開けられる。
開けたとたん、追い払われるに違いない。
親ならすぐに飛んで逃げるのだが
小鳩は飛べないから、どうなるのか。

それを考えていたら
仕事どころではなかった。
しかし
早朝の仕事も分刻みで忙しい。
窓の外を気にする私に
チーフだって不審に思うだろう。
そのうち、何やってるんだ!と言われるに違いない。
私の心は葛藤した。

どうする?どうする?トモロッシ。
あのままずっとあの場所に居るのなら
私はあの鳩を保護すべきではないか、と思った。
巣に返したいけれど
何しろ、高すぎる。
下を通っている人たちには見えないところだ。
私の職場からちょうど少し上に見えるだけだ。
2階から見えるとは言っても、普通の家屋の2階とは違う高さ。
だから巣に簡単に戻せない。
親が来ても
本人が飛べなければ、巣に戻れない。
今私が自由の身だったら
すぐに保護することができるのに。
しかし
仕事中だ。

もしも仕事が終わって、
人に追われながらも、その近辺にいたら
即保護しよう、とダンボールも用意した。
それでいなかったら、もうどうしようもない、その鳩の運命だと思うしかない
と自分に言い聞かせた。

飛べるはずだ、いや、飛べないからじっとしているんだ、と
心の中で繰り返す。

そして
7時45分。
窓辺に近寄る機会ができたので
さりげなく見ると
そこに鳩はいなかった。
辺りを目で追ったが、見える範囲にはいなかった。
こちら側に歩み寄ってきたなら、死角となって見えない。
どこに行ったのか、飛んだのか。
飛んだことに賭けよう。
いないから飛んだのだ。そう思うことにした。
屋根のついている場所なので
大空に飛び立つにはちょっとテクニックがいる。
親が誘導しなければ、なかなかその屋根部分から空に抜け出せない。

仕事に集中しなければと思いつつ
鳩のことばかり気にしていた。

親の姿が一度も見えない。
残された1羽が可哀相だった。
つい昨日までは
この時刻は
目覚めた2羽が親の餌を待っているところだ。

それから1時間後、8時40分ごろ
親がようやく来た。
飛んできたのが見えたので
注視。
端っこに寄って不安そうにしていた小鳩が
足取り軽く、親にすばやく寄っていった。
喜びの羽根の動き。
親が残っている1羽のために餌を与えようとした。
すると。

もう1羽がすぐに飛んできた。
親鳥が夫婦揃って餌を運びに来たことはない。
たいていは
夫婦交替で1羽ずつ餌を運んでいた。
するとこれはもしかして
小鳩か。
小鳩のようだ。
小鳩は監視カメラの上に止まった。
親鳥は監視カメラの上に止まったこともない。

下にうずくまっていた小鳩は
私の見ない間に
親と合流したのか
偶然、飛び立つことができたのか
わからないが
ともかく
今、親といっしょに巣に戻ってきたのだ。

そして
親はすぐに飛び去った。
小鳩は
2羽、いっしょに並んだ。
親の後を追わなかった。

ようやくいつもの姿に戻った。
残された方は
姉妹が戻ってきたことによって
動きが活発になり、安心したかに見えた。
1羽でいたときは
本当に
端っこに居て不安そうに動かないのだ。
心が読み取れるようだった。
おとなしく待っている、というよりは
不安でしかたない、というふうに。

そのあと
10時前に、親がまた餌を運んでくる。
2羽とも喜んで、餌を口に入れてもらう。
もう、冒険はしないで
じっとして、機を待とうと思ったに違いない。
あの
地上のドアの前で、人が傍で行き交う恐怖体験はコリゴリだと
思ってほしい。

明日はどうなっているのか。
飛べる、ということはわかったが
まだまだ自在に飛べるわけじゃない。
どうか
じっと待っていてほしい。

賑わう街の中。
ドアの前を、掃除の人が一生懸命モップで拭いていた。
おそらく糞をしたにちがいない。
人間にしたら
糞で汚す憎たらしい鳩、なのだ。
都会で暮らすなよ、鳩。
都会に巣を作るなよ、鳩。
でも雨風しのげる所だから、もってこいなのかね。
そのうち
この小鳩たちが親になれば
ここに戻ってきて
巣を作るのだろうか。


私がたまに行く公園には鳩がいっぱいいる。
小さな別の公園さえ鳩は寄ってくる。
あの中に
あの親がいるのかもしれない。
だが紛れたら、識別不可能。
大勢の鳩の中に埋もれているが
鳩1羽1羽に
物語があるんだね。

七夕の飾りの件で心配をし、
それを乗り越えて
あとは巣立ちを待つばかりかと思っていたが
今日のようなハプニングはごめんだ。
明日以降もどうか
巣立ちまで平安であるように。
あ、
明日は私は休みなんだ。
観察ができない。
そして
1日置いて、日、月と続けて休みなので
小鳩の巣立ちには立ち会えないかもしれない。
それでもいい。
どうか無事に巣立ちできるように。
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(8/13)鳩が大きくなりました。

2012年08月13日 20時35分28秒 | 東日本大震災
お盆休み。
私は昨日、一昨日と2日続けて休みが取れて
それがお盆休み。
お墓参り等であっと言う間の2日でした。
仕事と休みのメリハリがない状態というのは
頭のカレンダーも狂い勝ちです。

今日は暑い。
湿気が多くてじっとしていても汗が出る。

オリンピックが終わりました。
そこそこ観ることができました。
早朝の試合は生で幾らか観ることができ、式典セレモニーは
全く観られなかったのが残念。
華やかな(よく取り上げられる選手)人たちとは違い
あまり話題にならなかった競技とかの日本人選手の活躍は良かった。



さて職場の雛鳩。
休みの2日間で、もしかしたら飛んでいったかな、と
思ったけれど
今日見てみたら
まだいました。
2羽とも大分大きくなっていて、親鳥が居ない時は
2羽だけだと、若い夫婦かな、と思ってしまうほど。
親が来て初めて、大きさの違いで、小鳩というのがわかる。
羽根をよく羽ばたかせて、いつ飛んでもおかしくないくらい。
あと数日で
親について、飛び方の練習、餌摂りの練習に入るのかな。
いろいろといやなことが連続するなかで
職場にての、たった1つの癒しです。





論理的な解説のできない人間は
大きな声で威嚇し、押さえつけるだけの技しか持っていない。
それに納得できないときは
私は返事を保留にする。
いや、これはマネージャーなんですけれどね。
同じ年なんですよ。


友人にまだ返事を書いていない。
時間がゆったりと取れず。



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(8/7)祭り、そして鳩・・・

2012年08月07日 11時02分31秒 | 東日本大震災




祭りが始まった。
仙台は昨日から七夕祭り。
今日は2日目。
私は一週間ぶりの休み。
とにかく疲れに疲れた一週間。
昨日の夜は、休みの前日の夜ということで夜更かししようかと
思ったが
9時に就寝。夫も早くに寝ていた。
今朝は4時半起床。
それから洗濯3回。
ちょっと一段落してブログ。


今月初めに三夜連続して、夜も仕事が入った。
早朝から仕事をして午後に一時帰宅し、再び職場へ。
夜10時ごろに帰宅就寝、早朝出勤の繰り返し。
おかげで
食事がまともに摂れていず、ますます痩せていく。
ズボンがずり下がる。
夫への食事の準備も儘ならず、ただ肉を焼いていて、の指示。
夫も疲れているから、自分で何かを調理するというのが面倒なので
肉を焼くとか魚を焼くということぐらい。
何かを作り置くということもほとんどできずに
一時帰宅のときは、身体を横にするのが精一杯。
洗濯物も溜まる。
何より、その夜の仕事は賃金無し。
時間調整という言葉であやふやなもの。
いいのかね、これで。
働いた分、どこかで早く帰宅できるとはいうが
せいぜい30分ほどの調整の日々。
仕事の量は決まっているのだから
お互い協力しあわなければ、2時間早く帰宅なんてそうそうできない。
チーフはやっているけれど。

生活犠牲の仕事だなあ、と考えつつこうして一週間経った。


普段は
午後2時ごろに職場を去るのだが
その夜の仕事のときに

夜は
鳩たちはどうしているのだろう、と観察することができた。

雛たちは日に日に大きくなって
よく羽ばたきをしている。
そして親はどうしているのかな、と見ていたら
雛たちと7,8メートル離れたところでじっとしている。
雛たちといっしょにいない、ということがわかった。
餌を運ぶときだけいっしょにいる、ということだ。
それでも着かず離れずの距離のところに夜はいる、ということがわかった。
そこがねぐらなんだね。

そして心配していた、
祭りの準備のときに
雛の巣はどうなるのか、ということ。

一昨日(5日)の朝から大きな竹が設置されていく。
それを観るのも初めて。
大掛かりなので、通行人を大声で誘導しながらの作業。
作業の男の人が2人、アーケードの両側の上に上って
綱を渡していく。
それを、通行人は祭りの準備の一環として眺めている。
さて、鳩。
親二羽、いた。
いつもなら餌を取りにどこかに遠征しているはずだが
なぜか二羽ともいた。
ただならぬ雰囲気を感じたのだろうか。
そして徐々に自分たちの寝床に近づく作業。
鳩は逃げない。
近づくにつれて、
二羽はチョンチョンチョンと横に移動していく。
ネコならパニックね。
すぐに逃げ出すね。
でも親鳩は作業に合わせて横移動。
堂々としているというか、度胸があるというか、
安心した。


そして雛の巣は
竹のセットの下に位置していたので
作業の人は全く
この巣に気づいていなかった(竹の撤去のときは、どうかはわからない)。
それに人々の喧騒、いろいろな音楽の音に雛の声は消されて
誰一人、雛の巣に気づいていなかったと思う。
雛たちも頭を下げていたのかな。

ということで
作業のときに
巣は撤去されるのか、という心配は消された。
後は
竹の撤去のときにそれに気づくかどうか。
それは明日の夜中か、翌早朝の作業だから見ることはできない。

1つ心配な点は
あのたくさんの大きな飾りや竹が邪魔になって
親鳩が飛べない、という点。
しかし
昨日朝観たところ、
親は雛のところに餌を運んでいたような気がする。
何しろ、竹や綱の陰になってよく見えなかったのだが
餌をやっていた、とは思っているんだ。

あとは今日と明日を凌ぐだけ。
鳩、賢い、強い。
頑張れ、鳩親子。




パイプ椅子に涼を求めるシンノスケ


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(8/1)突然帰ってきた。

2012年08月01日 21時44分12秒 | 東日本大震災
7月中旬のブログで
九州の人たちが突然帰省して
九州の大雨被災の仕事に切り替わったことを書いた。
こちらの仕事に戻ってくるのかどうかもわからず
本来なら
地元での仕事が主であるから
そのまま帰省という形になるのだろう、と思っていたら
3日前
突然、こちらに戻ってきた。
つい、
「お帰りなさい。」と言ってしまった。
驚いた。
もう会えないかもしれない、復興のお仕事ごくろうさま、と
挨拶をした数週間前。
七夕になったら、こちらの様子をメールでも送ってやろうと思っていた。

彼らはあくまで
復興の仕事は臨時なのである。本来の仕事があるのだ。
にも拘らず、再びこちらの仕事がまだまだ残っていて
依頼されて来たのだ。

こちらの暑さと向こうの暑さは全く違うようだ。
「暑いですね。」と言っても
「いやいや、こちらの暑さはまだまだですよ。」と
快適らしい。
すっかりこちらの人間になっている。
このまま東北に移住してきたら?と思うが
家族がいるものね、九州に。
しばらくはこちらの仕事に専念。


まもなくこちらも大きな祭りがある。
心配事は
あの鳩の雛である。
今日も親子の仲のよさを見ていた。
この平穏な生活が続くのかどうか。
よりによってあんな所に巣を作るなんて。
時期的に一番都合が悪い。
この時期をはずしていたなら
無事巣立ちまで大丈夫だと思うのだが
祭りの準備のときに巣を撤去されたら
雛はどうなるのか、親はそのときいないのかもしれない、などと
私の想像がどんどん大きくなる。

東京の友人から手紙が来た。
明日から私は夜も仕事が入って(非常に憂鬱)
返事を書く時間が取れない。
できるだけ早く返事を書くので
待っていて欲しい。
暑さに負けず、水分を摂って健康に気づかっていてほしい。
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