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おはよう。
今日のお天気は
まずまずの天気。
曇り空なんだ。
もしかしたら雨になるのかな。
でもそんなに気温も低くないし
庭の雑草取りの続きをするには
ちょうど良いくらいの天候。
ネコ用のトイレも洗って
綺麗になった。
うちはネコが多いし
しかも室内飼いだから
トイレの数も半端じゃないんだ。
以前は結構外に自由に出ていた
ネコたち。
でも、苦い思い出。
クロポチ等の姉妹の
マユが行方不明になってしまった
あまり思い出したくないので
詳しくは書かないが
この別れが
ずっと自分の心の
悲しさをひきずった
何年も
ロッシやマミたちが
亡くなったときも
悲しかったが
最期を看取ったという
気持ちがあるせいか
立ち直りもしっかりと
できた
だが、行方不明というのは
たちが悪い。
待ち続けて
何年も経ち
何よりも
自責の念が
澱のように
残ってしまうことだ
行方不明は
自分の責任だ
外へ自由に
出ていけることは
危険も覚悟しなければならない
それを忘れるほど
安全、平安だったのかもしれない
でもやはり
いやな事態になった
行方不明の先が
わからない
死んだのか
どこかでさまよっているのか
誰かのうちで可愛がられているのか
そんなことをずっとずっと
考えて
自分を責めた
祈るしかない
どこかでうんと
可愛がられてうちに
帰ってきたくないんだ
と祈ってはみても
自分を納得させるには
空しい祈りだった
そんなことがあっても
まだ他のネコたちは
外に出ていた
私が
もう絶対に
外には出さないと
決断させた
事故があった
クロポチだ
外での冒険が大好きな
クロポチは
よく遠くの場所で
見かけた
それでもきちんと
帰ってくるから
半ば安心していたが
ある時
時間になっても帰ってこない
マユのことがトラウマになって
いるはずの自分の
愚かさ
近所中聞こえるように
名前を叫んだ
すると遠い所で
悲痛な声が聞こえる
ビルに反射して
クロポチの声が聞こえてくる
もう夜9時を過ぎていた
自転車で声のする方へ
行ってみたが
暗くて
しかも民家が立て込んでいて
どこであの悲痛な声を
あげているのかわからなかった
マンションの人が
その騒ぎを聞いて
窓から
あそこで鳴いていると
指示してくれた
見れば
知らない家の裏、塀の内側のようだ
塀を乗り越えられない何かが
あったのだ
いつもなら何でもない
塀の乗り越え
その民家に事情を話して
庭、塀の方を探させてもらった
そこはネコ嫌いの人だと
分かった
この世で一番嫌いなのは
ネコだ!と言われて
それが自分の耳に
残っていたが
クロポチの救出が先だった
塀の内側にうずくまって
悲鳴を上げていた
一体何があったのか
他のノラにでも追いかけられて
腰を抜かしたのだろうか
クロポチを抱き上げて
ケージに入れ、謝罪をして
連れて帰ってくる
家の中に入っても
まだ悲鳴を上げる
腰が抜けている
いやそうじゃない
様子がどうもヘンだ
かかりつけの医者に電話をした
ネコが腰を抜かすということは
ありえない
骨折しているかもしれないから
すぐに連れてくるようにと
言われた
骨折・・・
そうかもしれない
家に帰ってきて
少しは落ち着くはずが
腰あたりを触れば
すぐに悲鳴を上げる
足が不自然に曲がっていることに
気づく
確かに骨折していなければ
塀に軽々とのぼりつたい
うちに帰ってこられる距離だ
それができなかったのだから
アクシデントがあったのだろう
すぐに病院に連れていった
うちから遠いため
もう10時を過ぎていた
先生も、病院と自宅が別だったのに
バイクで病院に駆けつけてくれた
先生は一目見て
これは骨折だと診断
即入院
しかし先生は明日から
学会のために出張
帰ってきたらすぐ手術をする
ことになったが
その間
痛みと戦わなければならないんだ
骨折のしたことのない私は
クロポチの痛みをわからない
どれほど痛いか
腰の骨である
人間が腰を骨折したら・・
と最悪なことを考えた
もう歩けないかもしれない
排泄もうまくできないかも
しれない
いろいろと
覚悟を決めなければ
ならないと思った
そして手術
何ヶ月入院しただろうか
日記を見ればわかるが
年内には退院できた
手術は成功した
あとはリハビリ
家に帰ってきたとき
しばらく不在にしていた
クロポチに
他のねこたちが
寄ってきた
病院の匂いが染み付いている
クロポチに
威嚇する皆
歩く時足が内側に曲げてバネのように
はねる
ナックリングだ
だから床に擦って
毛が抜け皮膚が見えてくる
病院から軟膏をもらい
塗ってやる
ナックリングしながら
歩き走ろうとする姿は
痛々しいが
あの時考えた事態にならず
安心した
もちろん
高い所は上れない
排便も上手くいかなかったが
自分で立ち上がって用を足しにいけると
いうのはよかった
もう二度と誰も
外に出さないと決意させた
出来事だった
クロポチの骨折という
犠牲があって
その結果の決意である
痛い目に遭わなければ
私は気づかないのかと
思わせる出来事だった
現在
クロポチは
後遺症は残っていない
元気に走りまわっている
腰をトントンしてくれと
腰をこちらに向けて
高々とあげる
ナックリングも
なくなった
用便はいつものように
硬くてコロンコロンした
ものだけれど
あまり影響はないようだ
いまだに
外に出してくれと
鳴くけれど
それは
もう不可能だよ
さてそのアクシデントの
原因であるが
わかりようがない
ネコの事故は
わかりようがない
ただあの塀づたいに
ハクビシンが通ることが
わかった
都会に住むハクビシン
夜
うちの前の塀を走って
いく姿を何回も見かけた
ネコ同士の喧嘩なら
まず先にワーオ、ギャーオと
いう喧嘩声があるはずだ
一気にハクビシンに
追いかけられて
ドスンと塀から落ちた
のかもしれない
危険がいっぱいだ
冒険好きのクロポチには
窮屈かもしれないが
家の中でせいぜい暴れて
ほしい
写真は
クロポチとミミ
兄弟である
仲が悪い