2ヵ月半ぶりに
この職場に復帰して
一週間に3回から4回出ている。
何の違和感もなく、今のところ
スムーズにこなしている。
戻ってきた、というのを驚く人がいて
顔を見て数十秒経ってから
「アレ~?」と声を出す人。
そう、「久しぶりです。」というよりも
前からいた感覚で挨拶をしてから
アレ~?が出る。
副社長にすぐに挨拶に行くべきだったが
時間が合わず
つい先日廊下でバッタリ会った。
「副社長からの直接の電話にかなり動揺しました。」と正直な気持ちを言った。
これがなければ
もっともっと逃げていた私だったと思う。
あまり逃げてばかりいるのも得策じゃないと思い直して
引き受けた。
「私(副社長)もね、トモロッシさんが辞めるときの最後の挨拶が
なかったら、あの(復帰の)電話をしなかったと思うの。」
このブログにも以前書いたが
私が6月ごろに辞める決心をしたときに
彼女に相談せずに決めたことにおそらく立腹していたと思う。
その表れが
廊下で会っても、無視される視線を感じていた。
明らかに、避けているというより、怒っているという表れだった。
しかし
けじめとして
私は最後に手土産を持って
「お世話になった。」と家庭の事情を説明しつつ挨拶。
その話の流れで
今後縁があったらまた会いましょう、という
円満退職になった。
Iさんがまさかその直後に辞めるとは想定されていなかったので
社交辞令のような挨拶が
際めて早い段階で現実になってしまった。
傍にいた総務のSさんが
「センセイ、よろしく。」と言った。
彼は震災後の私の面接をしてくれた人。
こんな冗談を言えるほどの距離だったか。
以前の職歴を知っているから言った言葉だ。
やっぱり不満があったにせよ
最後はきちんとした挨拶をして離れたほうが後々にいいね。
以前の仕事のときもそうだ。
元の職場から10年ぶりに「手伝ってくれないか」と言われて復帰したことを思い出す。
今回もそうだ。
「皆、来てくれることを望んでいたのよ。」と言われて悪い気がしない。
人手不足だから来てくれということだが
Eさんが
「トモロッシさんでなくてはダメなんです。」と強く言っていたようだ。
他の方々も、ぜひに、と言ってくれた。
だからその分、一生懸命働くつもりで。
でも
やはり自分のどこかに
「正月もない職場」がある。
辞めたときに
「来年の正月はのんびりと箱根駅伝が観られる。ゴロゴロできる。」なんて
考えていたのに
1年も経たないうちに
また
「正月もない職場」である。
今朝
義母が珍しく二階に上がって私を呼んだ。
いつもなら階段下でドアを開けて呼ぶのだが
奥の私の部屋にいたので聞こえなかった。
「ちょっと気味が悪いの、下に来て。」と言う。
昨夜
母が寝るころ(7時半ごろ)
ベッドのある部屋で電灯を暗くして横になったら
その部屋の窓の外で
カチカチと何かをつける音(義母は懐中電灯のようだと言う)と
パッパッと灯りがつく、窓の向こう側に人影のようなものが見える、
以前もそんなことがあって、隣の奥さんに相談した、
警察に言おうかと思う、とのことだった。
義母の部屋は西側。
西側は隣のマンションの駐車場がある。
マンションが建ったときに
目隠し、防犯を兼ねて
2メートル強の塀をつけた。
隣とうちの地面の高さは段差があり、こちらからは更に高さが増す。
義母の窓の内側の半分は
義父の仏壇(あ、今日命日だ!)があり
片側から光が入るようにしている。
窓ガラスは二重、障子の三重になっている。
外側の雨戸を閉めれば四重である。
しかし雨戸を閉めずに
義父のかつて作った防犯用の金網を固定してつけている。
金網や簾(これも固定)などをはずすのに容易でない。
その他にレースのカーテン等を取り付けて
光は入るけれど、中は覗かれないような状況。
駐車場の灯りをバックに人影が見える、ということで
以前は
おそらく駐車した人がちょっと覗いたのだろう、という見解で収まった。
しかし
今回は
塀の内側に来て、窓のすぐ傍で覗きをしている、ということだった。
で、それは大変だ、警察だ、というふうになるか。
まず検証。
塀を乗り越えて、音も立てずに
こちらの敷地に入るということが可能かどうか。
塀の高さは
こちらからすると3メートル近い。
背伸びして手を伸ばしても塀の上に届かない。
私は自転車に乗って
隣のマンションに行き
実際に塀を手をかけてみた。
こんなことしていたら通報されそうだが
近所の人や隣のマンションのオーナーは知っている人たちなので
何かうちとトラブルがあったに違いないと見るくらいだ。
仮に塀を乗り越えたとして
この塀を乗り越えるには
白い壁に靴跡が残っていなければならない。
簡単によじ登れる塀じゃない。
うちの壁側にも靴跡がない。
それでも靴跡を残さず乗り越えようとするなら
何か踏み台のなるもの(それもかなり高いもの)が必要となる。
しかし場所を見ると
そんなものを用意して塀をまたがっていれば
駐車場なので
誰かに見られる可能性あり。
人に見られないように侵入するなら
マンションの陰になるようなところを選ばなければならない。
そこから入ったとすると
うちの方は樹木があり
ガサッガサッ、バリッバリッと音がするはず。
駐車場を眺めると
義母の部屋に向けた車が止まっている。
塀の隙間がないので(昔の塀と二重になっているので)灯りが入ることはない。
ただし、横の方には古い塀がなく今の2メートル強の塀の下は隙間がある。
その辺りにバイクが止まっている。
カチッカチッという音はバイクの灯りの消したりつけたりの音か。
それがパッパッと灯りが見えたということか。
しかし
もう一つの
人影が見えた、というのは解決になっていない。
よって
今夜
私が検証することにした。
そして
私は言った。
「お義母さん、私、時々夜に
懐中電灯を持って、このカエルの寝床を見に来ているの知っている?」と。
あの傷カエルのことは義母にも話していたし
冬眠に向けて北西側のカエルの寝床の補強をしていたのも知っている。
そしてよく夜に
義母の部屋の外側を通って懐中電灯を持って見に行っていた。
夜といっても
8時前だから、義母が寝付くころ。
義母は
「知らない。」と答える。
「私、しょっちゅう見に行っているのよ。でも昨日の夜は見ていないけれど。
それにその時刻、私まだ下にいたでしょ。不審者が高い塀の危険を冒して
その時刻に来るかどうかを考えてみて。」と言った。
カチッカチッ
パッパッ
人影
この3つが義母のキーワード。
何回も言っていた。
義母はまもなく84歳になる。
不審者の心理になってみること、忖度してみること。
結構、こういうの、好きな私である。
雨戸を閉めなさい、と言っても
防犯の金網のほうがいいから、と言う。
ところで
あの傷カエル
姿を消していました。
いったんは冬眠に入ったのですが
あのあと
暖かい夜に雨が降り
これはうちのカエルたち起きるな、と思っていたら
あの傷カエルも移動したのでしょう。
数日前に見たらいませんでした。
元気になったようです。
移動できるということはそういうことね。