義母
お風呂に
自分の財産(通帳、お金)の入った袋を持って行く。
お風呂から上がったら
「また、話を聞いて。」と言われた。
「自分が数えたお金がまちがっていたのか、訂正された金額が書かれた
紙が入っていた。全部、覗かれているので、風呂場に持っていった。」
と言われた。
どこに隠しても、見つけられるから持っていったとのこと。
なんか、認知症症状の典型だね。
年金とか通帳とかの言葉が出てきた辺りから
いよいよ、お金が盗まれたに発展していくのでは、と
予測していたが
まさか
風呂場まで持っていっていたとは。
「あちこち隠して、今度はどこに隠したかわからなくなって、
オトコが盗んだ、とならないように。」私。
昨夜
夫が、「明日(つまり今日)、車で買い物に連れていくから。」と誘ったが
(私は今日は仕事)、義母は迷っていた。
「家を空けると泥棒が入るから、行くのを迷っている。」
「泥棒が入ったって、うちには盗まれる財産はないよ。」
結局、出かけたらしい。
おそらく、全財産を持ち歩いているに違いない。
私はそれは危険だ、と言った。
老人がひったくられることが多いこと、どこに置き忘れたかわからなくなるから
家に置いておくように、と言ったが
「外で盗まれたほうがあきらめがつく。」だって。
聞く耳持たず。
ネットで
認知症のあれこれを読んでいると
この「財産が盗まれた、財布が盗まれた、嫁が盗ったに違いない。」というのが
よく出てくる。
お義母さんもその典型になりつつある。
今は
私に話しているけれど、いつそのようになるのか時間の問題。
その良い応対例として
「いっしょに探しましょう。」と言って、嫁が見つけても、有った、と言わずに
その辺りに導いて、本人が見つけるようにしむけるんだって。
大体、義母側の生活範囲に滅多に入ることがないので
どこにどう隠したか絶対、見つからないと思う。本人曰く
「絶対、見つからない所に隠していても、見つけられてしまう。」と言うくらいに
ヘンな所に隠してあるらしい。
まだ、隠し場所を覚えているからいいが。
私は年に数回(1,2回)ほど、彼女の生活範囲に行くが
昨年トイレや風呂場(1階にも風呂場がある。しかし今は2階の風呂に入っている)を
見たが、風呂場が納戸代わりになってしまって、そこに物がぎっしり積み上げられていた。
何が積んであるか、全然思い出せないが、いつのまに積まれていた。
義母が死んだあと、ここを片付けるはいやだなあ、と思ったものだ。
かといって、捨てろ、とまで言えなかった。
私は私で、屋根裏に、どっさりと、古い本とか昔の仕事のものとか、いろいろと
積んである。
そこを整理したいが、うちのネコたちには内緒の部屋なので開けられない。
初代のネコたちがよくそこに入って遊んでいた。
今のネコたちは10数年、その存在を知らない。
開かずの間、ネコたちの知らない箇所、3箇所あり。
私も思い切って、断捨離をしなくては。
金曜日(6日)、元同僚のIさんと会い、歴史散歩。
後ほど。