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時の移り変わり



       屋根裏を出て細い回廊を渡り別棟へ続いていたのか・・




       このあたりになると迷路!どこへ・・




       次の部屋へたどり着く




       後になって思うと年代順になっているのだろうか




       だんだんと優美になっていく・・が




       バロック・・ロココ・・と言っても




       華やかさの違いくらいしかわからず




       不勉強者はどこかもったいなさを感じているが




       ひとつの城の中に時代の変遷がわかることに感動




       物の知らなさに情けなくもあったけど




       不思議と新鮮さも感じていた




       下調べをしていくと意外とその枠を出ないことがあり




       こうして突然の案内で深く心に残ることもあると・・感謝を







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中世の間へ



       中世14世紀からの城の中へ・・




       二つの大広間・・そして王の寝室




       今まで見てきたような内装の派手さはなく
       それでもどこか誇りと威厳を感じ




       このくらい簡素なほうがお城らしいと
       遠い昔・・飽きずに眺めた絵本のお城を思い出していた




       そう・・「昔々はあるところに」・・は
       想像を超えるほどのもではないほうがいいのかもしれない




       王の居城と言えども不便そうな部屋を見渡しながら
       王より便利そうな今の庶民の生活を思っていた




       部屋を出て塔の階段は屋根裏へと続く
       尖頭ヴォールトと呼ばれるの屋根の様式




       目の前で見る巨大で美しい骨組み
       こうしたものがそのまま残っている・・




       中央の建築模型は・・どういったことなのか・・
       エレヌが横に来て説明してくれる




       修復時どのようになっているか作ったものだとか




       いくつものお城を回るうち・・
       これだけのものを残すための
       経済的負担は並のことではないだろうと
       フランスの人々の文化的水準と言うものを考えていた






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ロワール渓谷 世界遺産



       「ロワール渓谷 世界遺産」




       ロワール川流域の200キロの間世界遺産に登録されている




       その東の端の始まりがこのシュリー・シュル・ロワール城




       ここは11世紀にはすでにこの地を支配するために
       要塞が築かれたと書いてある




       1218年には塔の本丸が築かれたとの資料があるそうだ




       気の遠くなるような昔のこと・・
       アンリ4世の大臣代々シュリー公の居城となったとのこと




       時代時代で築き広げていった・・




       時代によって内装・調度品ががらりと違っていく
       城を一巡りしながら短時間で歴史をたどるような・・




       1962年まで一族のものだったことも知り
       この国の人々は歴史の重さを軽々と抜けていくのだな・・と




       また同じように城も・・城とともに残っている町の昔の家々も・・




       自然に・・そのまま今に行き続けている

       吹き抜ける風が遠い昔の気配を簡単に運んできたような・・

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オルレアンの大聖堂へ



       この日はオルレアンの大聖堂へ・・が目的




       妹紅蓮は初めてなので一度はということで




       度来ても大聖堂前の広場とそこまでの大通り




       真っ直ぐな大通りと大聖堂の眺めは荘厳な雰囲気




       大聖堂にはジャンヌ・ダルクを描いたステンドグラスが




       広場にはジャンヌ・ダルクの銅像があり




       近くには住んでいた家がある




       オルレアンの人々は誇りに思っているよう




       と言って思い入れが強すぎると言うわけでもなく
       そんなところはフランスっぽいな・・などと思うのである



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ケーキは見た目



       ケーキはなんてったって見た目
       と言っても・・眺めている時に限る!の注釈付




       ガラスの向こうのケーキの姿は夢が詰まっている




       美しければ美しいほど・・これって・・どんな夢?




       ところがその夢を箱に入れ持ち帰り・・一口!




       見た目ほどではない・・と思うことも




       フランスではスーパーの地味なケーキ美味しくて・・




       ケーキを食べようと言うときはこちらに手が伸びる




       アプリコットやポムのタルトは最高・・食べ過ぎ注意!




       それでも見かけは別・・眺めるときはケーキ面食い♪



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オルレアン街歩き



        昨日は怪しい記憶と言いながらやはり間違え・・
        後はお城ではなくショッピングセンターへ




        国土が広いと言うことは(オーバー)
        ものも回りきれないほど大きい




        そして翌日・・午前中はオルレアン街歩き
        に近くのお城と言うことに




        街の中心まではちょっと距離がある
        最終日も遠出は無理なのでまた来るということで




        この日は中心にあるジャンヌダルクで有名な大聖堂へ
        大聖堂へたどり着くまでの道・・地方都市なりの楽しさ




        大小の違いはあるけれどそこここにある回転木馬
        ここのものは大きくて・・かなりのお気に入り




        木組みの家並みを抜け・・


>

        この風景が好き・・な・・真っ直ぐに走るトラム




        そして・・いつ見ても威厳のある大聖堂




        初めて出会ったような気がする観光用トラム
        一度は乗ってみたいと・・思っているのだけど・・




        軽く一回りして・・家のほうへ



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姫たちのご馳走



       オルレアンの数日は日常的なことが数々あり
       記憶が定かではなくなっているのだけど・・




       この日の午前中はレンタカーを返しに行く
       その話はまた別の機会と言うことで・・




       昼食の後近くのお城に行くと言うことになった
       お城は地元の人も回りきれないほどあるようだ




       近いと言うことでのんびりと昼食を・・
       定かでない記憶を呼び起こして・・




       牛肉の煮込みだったか・・野菜添え




       そして珍しいから食べてみてと
       エレヌのおすすめは・・牛の髄!




       と言っても・・エレヌは口にせず・・
       う~ん・・どうしよう・・




       こんなチャンスは二度と・・選びはしないだろう
       ・・と言うことでバケットにつけて・・




       お味は何の抵抗もない・・良いお味ともいう
       ・・が・・どうも髄と言うのに抵抗が・・




       さぁ・・デザートに切り替えて




       チョコとクッキーとゼリーで・・
       さぁ!お腹いっぱいの姫たちはお城へと・・










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息つく間もなく



       今朝おきてテレビをつけてみると北海道の地図が





       あぁ・・台風の被害がと・・よく見てみるとそうではない




       息つく間もなく襲う災害に以前ほどの驚きがなく




       関東だって東南海だって遠いことではない・・と




       すべき準備の数々・・あれやこれやが浮かんできた




       海に浮かぶ木の葉のように揺れ続ける日本に住む




       想定外などという言葉はもう使わないでほしい




       素人の年寄りの私ですら覚悟のようなものをしているのだkら




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帰りは植物園で



         スーパーで調達してきた昼食はロワール川原で




         どこへ行っても悠々と流れるロワールを眺めることができる




         昼食を終えると途中植物園に寄ってくれることに




         何があると言うわけでもない広い公園




         こうした・・のんびりできる公園があちこちにあるようで




         暑さを除けば心地よい時間を持てるのだろう




         涼しいはずのフランスの夏・・暑い・・暑い




         たとえばこんな公園雪でも降ったら最高・・なんて夢を見た




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ジアン焼きのミュージアム再び



         サンジェルマン・デュプレデジアン焼きを見ていらい




         すっかり魅せられ・・再び!




         繊細な日本のものと違ってダイナミックさを感じる




         今のジアンの製品デザインの
         斬新な自由さ大胆さの元を見るようで




         作り手が変わっても脈々と流れるものは・・




         守り続けていくと言うことではないのかもしれない




         眺めていると・・




         何かが一つ一つはがれていくような気がして





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