1日(木).早いもので今日から10月です.風邪を引きました 昨日クリニックに行ったら咽喉が赤いと言われました.にも関わらず,昨日帝国ホテル「孔雀の間」で通信社系シンクタンクの懇談会があり,出席しました 日本経済団体連合会の榊原定征会長から「2030年のあるべき日本の姿と経団連のアクション」というテーマで話を聞きました 講演に先立って、BGMにバッハの「2つのヴァイオリンのための協奏曲」や「管弦楽組曲」が流れる中、食事をとりましたが、1,000人を軽く超える参加者が一堂に会して食事をする風景は、いつ見ても壮観です
榊原氏は経団連ビジョン=①豊かで活力ある国民生活を実現する②人口1億人を維持し、魅力ある都市・地域を形成する③成長国家としての強い基盤を確立する④地球規模の課題を解決し世界の繁栄に貢献する=を中心に約30分話しました 現在の日本を取り巻く状況については、中国の経済減速により株式が乱高下しているが、①企業収益が回復している、②設備投資も盛んである、③雇用状況も改善している、④失業率も低下している、⑤賃金も上昇しているなどから、悲観視する必要がないとの見解を示しました その一方で、この20年間のGDPを見ると、アメリカが7倍、韓国が10倍、中国が17倍に拡大している中で、日本は横ばい状態が続いていると指摘、アベノミクスはこの状態を改善する絶好のチャンスだ、と話しました 憲法違反も何のその、安全保障関連法案を強硬に通した安倍内閣ですから、きっとやってくれることでしょう。何もかも蹴散らして
全然関係ない話ですが,先週から今週にかけてほとんど毎日、朝と夜にモーツアルトの弦楽四重奏曲第17番から第23番までを聴いています 明日と明後日の2日間、トッパンホールでハーゲン・クァルテットのコンサートがあり、第20番を除く6曲を聴くので、その予習です 演奏は大好きなイタリア弦楽四重奏団のCDです。いいですね、明るく伸びやかな演奏です
ということで、いろいろありますが,わが家に来てから369日目を迎えたモコタロです
閑話休題
先日,飯田橋のギンレイホールで北野武監督「龍三と七人の子分たち」と原田眞人監督「駆込み女と駆出し男」の2本立てを観ました 一昨日「龍三と~」について書いたので,今日は「駆込み女と駆出し男」について書きます
時は江戸時代.幕府公認の縁切寺である鎌倉の東慶寺には離縁を求める女たちが駆け込んでくる 離縁の調査を行う御用宿に居候する信次郎は,戯作者志望の医者見習いとして活躍する一方で,駆け込んでくるワケあり女たちを巡る数々のトラブルに巻き込まれながら,彼女たちの再出発の手助けをする 江戸人情話と言ってもよいでしょう
この映画は,何と言っても信次郎を演じた大泉洋の話術が光ります そして寺に駆け込んできたお銀を演じた満島ひかりが存在感のある演技を見せています 満島ひかりと言えば園子音監督「愛のむきだし」における迫真の演技が忘れられません また,同じく駆込み女の一人"鉄練りのじょご"を演じた戸田恵梨香のキリッとした演技が素晴らしかったです