人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

園子音監督「ラブ&ピース」を観る~第9もスケーターズ・ワルツも流れる

2015年10月12日 08時10分59秒 | 日記

12日(月・祝).わが家に来てから380日目を迎え,小さな箱に入りたがっているモコとタロです

 

          

                ぼくは 狭くて暗いところが 好きなんだよ

 

  閑話休題  

 

昨日,早稲田松竹で園子音監督映画「ラブ&ピース」を観ました 園子音監督と言えば「冷たい熱帯魚」「ヒミズ」「愛のむきだし」など話題作を次々と発表,海外の映画祭でも高い評価を受けている監督です

 

          

 

時は2015年の夏の東京.仕事ではドジでパッとしないサラリーマン・鈴木良一(長谷川博己)は,ある日デパートの屋上で一匹のミドリガメと出会い,運命的なものを感じて飼うことにする 愛を告白できない同僚の寺島裕子(麻生久美子)への想いや,ロック歌手として大成するという夢を獲得するために必要な最後の欠片『ピース』がミドリガメだった.良一はミドリガメに「ピカドン」と名付け,夢を語る.すると,ひょんなことからレコード会社にスカウトされ,とんとん拍子にスターへの階段を登って行くことになる.それは「ピカドン」の祈りの力によるものだった

約半年後,ロックスターとして日本中を席巻した良一と相変わらず地味なOLをしている裕子の前に,愛を背負った巨大な怪獣『ラブ』(ピカドン)が現われる そして,地下の下水管のスペースで,『ピカドン』を救い,捨てられた動物やオモチャを生き返らせるべく一緒に生活している老人(西田敏行)が地下から地上に現われる頃,地上では愛と希望に満ちた奇跡が起こる

 

          

 

会社では同僚から「廃棄」のレッテルを貼られるほどのダメ人間の良一が,ロックスターに変身していく様を,主役の長谷川博己が見事に演じています 相手役の寺島裕子を演じた麻生久美子は,残念ながら最後まで地味な格好のまま終わってしまいましたが,ラストシーンを見ると,これからシンデレラに変身すると思われます

さて,私が映画を観る時にいつも気にかけているのは,どんな音楽が使われているか,です とくに園子音という監督は必ずクラシック音楽を使うので,いつも楽しみにしています

この映画で使われているクラシックは2曲です.1曲目は良一がエレベーターに乗りそこなって手元の書類が拡散するシーンで流れていたワルトトイフェルの「スケーターズ・ワルツ」です この曲は「冷たい熱帯魚」でも使われていたし,「ヒミズ」でも使われていたので,園監督はよほどこの曲がお気に入りなのでしょう

もう1曲はベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」の第4楽章です 第4楽章中盤の行進曲調のメロディーが何か所かで流れます.巨大化した『ラブ』が都心を横断するシーンでは”合唱”のメロディーが高らかに流れていました

園子音監督は映画でも音楽でも裏切りませんね

 

 も一度,閑話休題  

 

映画が終わって外に出ると,早稲田通りでミ二機関車トーマスの試乗会が開かれていました

 

          

 

巣鴨に戻ると,駅前広場で”よさこい”祭りが賑やかに催されていました

 

          

 

この日は3連休の真ん中の日,今日が「体育の日」なので,この3連休は各地でいろいろなイベントが開かれていることでしょう

コメント
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