10月1日(日).早いもので今日から10月です.今年も残すところあと91日となりました
ということで,わが家に来てから今日で1096日目を迎え,自民党が使途目的を変えて消費税を予定通り上げるとする一方,希望の党(代表・小池百合子 東京都知事)が衆院選で掲げる公約の素案に,消費税増税の凍結が盛り込まれていることがわかった というニュースを見て感想を述べるモコタロです
どの党が財政再建を真面目に考えているんだ?! 君たちみたいに共倒れは嫌だな
読売日響から2018/2019シーズンへの会員継続案内が届きました 来年4月から再来年3月までの1年間の「定期演奏会」他のプログラムが紹介されています
現在私はサントリーホールでの「定期演奏会」の会員ですが,「名曲シリーズ」「土曜/日曜マチネーシリーズ」のラインアップも含めて総合的に比較検討した上で継続の有無を決めたいと思います
案内状によると,次シーズンから山田和樹氏が首席客演指揮者に就任し,コルネリウス・マイスター氏と二人体制となるとのことです
それにしても,「何とかしてほしい」と思うのは,申込書提出の締め切りが10月20日必着となっていることです というのは,今期のシーズンはサントリーホールの改修工事に伴って,9月までの「定期演奏会」は池袋の東京芸術劇場で開催され,10月が無くて,11月の公演からサントリーホールで聴くのですが,今期から席替えしたため,私は一度もサントリーホールでの新しい自席で聴いたことがないのです それでも,来年4月からその席を継続するかどうかを返事しなければならないのです 残念ながら今後,10月20日までの間にサントリーホール(大ホール)でコンサートを聴く予定はないので,自席を下見することも出来ません どうにかならないのでしょうかねえ
現在,池袋の新文芸坐では「ヴィスコンティとイタリア映画の傑作たち」を上映中です 昨日,フェデリコ・フェリーニ監督映画「甘い生活」を観ました これは1960年イタリア・フランス合作映画(モノクロ・173分)です
もともと作家志望だったが夢が破れて今はしがないゴシップ記者をしているマルチェロ(マルチェロ・マストロヤンニ)は,豪華なナイトクラブで富豪の娘と出会い安ホテルで一夜を明かす ハリウッドのグラマー女優シルヴィア(アニタ・エクバーグ)を取材すれば,野外で大騒ぎし,トレビの泉で戯れる 乱痴気騒ぎに明け暮れ退廃的なローマでの生活に,同棲中のエンマ(イボンヌ・フルノー)はマルチェロの言動を嘆く 二人で訪れたブルジョワの友人スタイナー一家の知的で落ち着いた生活ぶりを羨むマルチェロだったが,スタイナーは理由が分からないまま子連れの無理心中を図り突然死んでしまう 後には絶望しか残らないのだった
この映画は,退廃したローマの上流社会が青年マルチェロの言動を通して描かれています 一番印象的なのは,映画の冒頭 ヘリコプターがキリストの像を運ぶシーンです それを見上げる若い女性たちが喝さいを送りますが,フェリーニはキリスト教というタブーにも矛先を向けているように思います これに対しては,カトリック教会から抗議が寄せられたようです
音楽を担当しているニーノ・ロータがこの映画で使っている唯一のクラシック音楽はJ.S.バッハの「トッカータとフーガ ニ短調BWV565」です 映画ではかなり速いテンポで演奏されていました
この映画はモノクロで3時間弱かかります 上のポスターのようにカラーだったら より魅力的だったかも知れないと思うと同時に,モノクロだからこそ良いのだとも思います