16日(木).わが家に来てから今日で1142日目を迎え,15日午前5時35分ごろ,世田谷区の東急田園都市線で架線トラブルが発生し,渋谷ー二子玉川駅間の上下線が約4時間半にわたり運転を見合わせた というニュースを見て感想を述べるモコタロです
そもそも「田園」と「都市」が混在した名前だからトラブルが絶えないんだな
昨日,夕食に「大根とひき肉の煮物」「生野菜サラダ」「イワシ団子,エノキダケ,チンゲン菜のスープ」を作りました 「大根~」はヘルシーメニューです
昨日,神楽坂のギンレイホールで「ショパン 愛と哀しみの旋律」を観ました これはイェジ・アントチャク監督による2002年ポーランド映画(126分)です
帝政ロシアの専制支配下にあった19世紀のポーランドで,後にピアノの詩人と呼ばれるフレデリック・ショパンは,ロシアの圧政に苦しむ母国の姿に心を痛めながら,自由な芸術活動をするため祖国を離れる パリでは作品が認められず失意のどん底にいたが,人気作曲家・ピアニストのリストの計らいで念願のサロン・デビューを飾り,たちまちサロン界の寵児となる
そのサロンで人気女流作家ジョルジュ・サンドと出会い,彼女の情熱を受け入れるようになる
ショパンは肺炎を患いながらも サンドと彼女の二人の子供とともに暮らした10年間に数々の名曲を作曲していく
彼は39歳の若さで亡くなり,彼の心臓は遺言により祖国ポーランドのワルシャワの聖十字架教会に収められることになった
この作品では,「ピアノ協奏曲第1番」,「同第2番」,「エチュード作品10-12”革命”」,「エチュード作品25-11”木枯らし”」,「幻想即興曲」,「英雄ポロネーズ」,「ノクターン第21番ハ短調”遺作”」,「ワルツ第19番イ短調”遺作”」,「チェロ・ソナタ」をはじめ数々のショパンの名曲が流れます このうち何曲かは横山幸雄の演奏が採用されていて,チェロはヨーヨー・マが弾いています
この映画を観ていて感じるのは,内容的にはショパンよりもジョルジュ・サンドが主人公で,ショパンとサンドの2人の子どもたちの間に挟まれて,双方から「いったい,どっちを愛しているのか」と迫られる一人の女性・母親の苦悩を描いているのではないかということです
そのサンドをダヌタ・ステンカという女優が演じていますが,気の強そうな男勝りの風貌がサンド役にピッタリです
ストーリーはともかく,ショパンの音楽が最初から最後まで流れるので,ショパン好きにはたまらない映画です