25日(土).最近,1週間があっという間に過ぎてしまいます.もう土曜日かという感じです 昨日は昼間からお呼ばれして日本酒や焼酎を呑んでいたので 夜はヘロヘロでした
昼間のお酒は効きますね
ということで,わが家に来てから今日で1151日目を迎え,23日午後11時半頃 秋田県の船舶係留施設周辺で国籍不明の男性8人が発見され「北朝鮮から漁のために来たが,船が故障して漂着した.北朝鮮に帰りたい」と話しているというニュースを見て感想を述べるモコタロです
せっかく日本に漂着したのに 亡命しないで北朝鮮に帰りたいなんて・・ 工作員?
昼間からお酒を飲み過ぎた,とは言え,夕食を作ることをサケることはできません.サー モン題だ!と悩んだ末に思い付いたのがサケのバター焼きでした
ということで,昨日は夕食に「鮭のバター焼き」「生野菜と生ハムのサラダ」「マグロの山掛け」「豚汁」を作りました 「鮭~」は息子にとっては1切れでは足りないので2切れです
来年3月21日(水・祝)午後2時から東京藝大奏楽堂で「東京藝大音楽学部教授・山本正治 退任記念演奏会」が開かれます 出演者の顔ぶれを見ると錚々たるメンバーです
入場無料ですが,事前に「往復はがき」か「メール」での申し込みが必要です
申し込み方法は下のチラシの通りです
私は「東京・春・音楽祭」のコンサートとダブるため行けませんが,当日は祝日なので時間がある方はお出かけになってみてはいかがでしょうか
柚月裕子著「孤狼の血」(角川文庫)を読み終わりました 柚月裕子は1968年岩手県生まれ.2008年「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞してデビュー
13年に「検事の本懐」で第15回大藪春彦賞を,16年にこの「孤狼の血」で第69回日本推理作家協会賞を受賞しています
舞台は昭和63年の広島.所轄の呉原東署の捜査二課に配属された新人の日岡秀一は,やくざとの癒着を噂される刑事・大上章吾とコンビを組むことになった 違法行為とも思われる強引な捜査手法を繰り返す一匹狼のような大上に戸惑いを感じながらも,日岡は何とか食いついていく
やがて金融会社社員失踪事件を皮切りに,暴力団同士の抗争が勃発する
双方の衝突を食い止めるため大上は大胆な秘策を打ち出すが,事は大上の思い通りには進まず,彼は事件に巻き込まれ行方不明になり,その後 死体が発見される
身の危険を感じていた大上は,前もって日岡にあてた ある物を大上の懇意の女性に預けていた
それは警察内部の”裏事情”を綴ったノートだった
ここから大上の一匹狼の血を受け継いだ日岡の戦いが始まる
文中の刑事・大上章吾には「しょうご」とフリガナが振ってあるのに大上には振っていません つまりこの本のタイトル「孤狼の血」の狼(おおかみ)に掛けて大上(おおかみ)と読ませようというわけです
柚木裕子の作品は「臨床真理」「最後の証人」「検事の本懐」「検事の死命」「蟻の菜園~アントガーデン」と一通り読んできましたが,この作品はやくざの抗争がらみという設定からか,リアリティがあり,面白くてページをめくる手が止まりませんでした 柚月氏は,この作品は深作欣二監督の「仁義なき戦い」なくしてはあり得なかった,と語っているそうですが,ビデオでの作品の鑑賞のほか,様々な資料で警察とやくざの世界を良く調べていると感じます
さらに,柚木裕子は新作を発表するたびに”読ませる力”が進化していると思います