13日(金)。わが家に来てから今日で1290日目を迎え、静岡県駿河区で8日に開かれた大相撲の春巡業「富士山静岡場所」で、力士が土俵で子どもに稽古をつける「ちびっこ相撲」に参加予定だった小学生の女の子が、日本相撲協会からの要請で土俵に上がれなかったことが分かった というニュースを見て感想を述べるモコタロです
外国人力士の優勝が当たり前の時代に いつまで時代錯誤なことを言ってんだか
昨日、夕食に「豚としめじの味噌チーズ炒め」と「生野菜サラダ」を作りました 「豚と~」は初挑戦ですが、味噌とチーズって合いますね
昨日、神楽坂のギンレイホールで「エタニティ 永遠の花たちへ」と「婚約者の友人」の2本立てを観ました
「エタニティ 永遠の花たちへ」は、トラン・アン・ユン監督による2016年フランス・ベルギー合作映画(115分)です
舞台は19世紀末のフランス。婚約を破棄したにも関わらず、諦めきれないジュールに心を動かされたヴァランティーヌ(オドレイ・トトゥ)は、やがてジュールと結婚し、年月とともに夫婦の絆を深めていく 戦争や病気で子供たちを失うという悲しみを乗り越え、無事に成長した息子のアンリ(ジェレミー・レニエ)が幼なじみのマチルド(メラニー・ロラン)と結婚したことに喜ぶ
マチルドの従姉妹のガブリエル(ペレニス・ペジョ)も幸せな結婚をしてヴァランティーヌを訪れるようになり、子供たちや孫たちに囲まれて幸せな日々を過ごすようになるが、やがて運命の時を迎え、静かに息を引き取る
私がこの映画を観ようと思ったのは、あの不朽の名作「アメリ」でヒロインを演じたオドレイ・トトゥが出演するからです
とても静かな映画です。映し出される映像は、まるでルノワールの世界を再現したかのようで、どこを切り取っても絵になります 終始バックに流れるのはバッハ(コラールBWV639?)、ショパン(ノクターン、ピアノ協奏曲第2番第2楽章 他)、ラヴェル(ピアノ協奏曲第2楽章)、ドビュッシー(月の光 他)、フォーレ(レクイエム)などピアノによる演奏が中心で、ヘンデルとリストも流れていたような気がします
いずれにしても、美しい映像と静かな音楽がマッチした素晴らしい作品で、クラシック好きにはたまらない映画です
「婚約者の友人」は、フランソワ・オゾン監督による2016年フランス・ドイツ合作映画(113分)です
舞台は1919年のドイツ。婚約者フランツをフランスとの戦いで亡くしたアンナ(パウラ・べーア)は、フランツの両親とともに悲嘆に明け暮れる毎日を送っていた ある日、アンナは見知らぬ男がフランツの墓に花を手向けて泣いているところを目撃する。アドリアンと名乗るその男(ピエール・二ネ)は、戦前のパリでフランツと知り合ったと話し、彼が語るフランツとの友情にアンナもフランツの両親も癒されていく
アンナはしだいにアドリアンに惹かれていくが、アドリアンはある秘密を抱えていた
彼は良心の呵責から 意を決してフランツとの間に何があったのかをアンナに伝えるが、アンナには耐えがたいことだった
この映画はモノクロ映像で始まり、途中でカラーになったかと思うとまたモノクロに戻ります 現実と過去を区分けするためかと言えばそうでもないようですが、最後にカラーで終わるところは効果的です
この映画では、アドリアンがパリ管弦楽団のヴァイオリン奏者という設定になっていて、彼がフランツの両親のリクエストでヴァイオリンを弾くシーンがありますが、彼が弾いたのはショパンの「ノクターン第20番嬰ハ短調”遺作”」でした ピアノの曲をヴァイオリンで弾いたことになります。また、アンナが フランスに戻ったアドリアンを探すためにパリ・オペラ座にコンサートを聴きに行きオペラグラスでアドリアンを探し求めるシーンがありますが、ステージで演奏されていたのはリムスキー・コルサコフの「シェラザード」のコンマスによるヴァイオリン・ソロの部分でした
このほか、チャイコフスキー「弦楽四重奏曲第1番」の第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」も流れました
映画を観る時、ストーリーよりもどんな音楽(特にクラシック)が使われているかが気になる私にとって、この日の2本は収穫大でした
本日 toraブログのトータル閲覧数が350万 P V を超えました これもひとえに 普段からご覧いただいている読者の皆さまのお陰と 感謝申し上げます
これからも 何があっても毎日休まず書き続けて参りますので、モコタロともども よろしくお願いいたします