28日(土)。わが家に来てから今日で1304日目を迎え、韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩委員長が27日、軍事境界線のある板門店で会談し、核のない朝鮮半島の実現を共通目標とすることなどを内容とする共同宣言を発表した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
金正恩は これをもって 異母兄や多くの側近たちの暗殺や粛清をチャラにするのか
昨日、夕食に「牛肉と大根の煮物」「生野菜とサーモンのサラダ」「トマトとエリンギと玉ねぎのスープ」を作りました 「牛肉~」はあらかじめ大根を煮ておき、後で牛肉と一緒に煮込んだので味がしっかり沁み込んで美味しく出来ました
昨日から4日間、池袋の新文芸坐で「魅惑のシネマ・クラシックスVol.28」の第1部としてポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ監督特集を上映中です
昨日、1960年製作ポーランド映画「夜の終わりに」(87分・モノクロ)を観ました
ワルシャワの粗末なアパートに住む若い医師アンジェイは、昼はボクシング・ジムの医務室で働き、それが終わると素人バンドのドラマーをやっている ある夜、ナイトクラブでマグダと名乗る美しい娘に出逢う。彼女は郊外の家へ帰るところだったが終電車は出た後で、アンジェイは自分のアパートへ連れていくことにした 二人は夜通し遊ぼうと約束し、マッチ箱のゲームをすることになった。マッチ箱をはじき、それが立てば点数が入って勝つというゲームで、負けた方が着ているものを1枚ずつ脱いでいくという野球拳のようなゲームだ 最初はアンジェイが負けていたが、後半に盛り返しマグダが脱ぐ番になる。下着だけになったマグダが「どっちを脱ぐの・・・上?下?」と訊くと、アンジェイは「僕は紳士だぜ。脱ぐ気があるのが判ったからもういいよ」と答え、マグダはホッとするのだった 朝になると夜通し遊び疲れた仲間たちがアンジェイを迎えに来るが、外に出て追い払った。部屋に戻るとマグダの姿がないので、アンジェイはスクーターに飛び乗って探し回る。どこにもいないので部屋に戻ると、マグダが紅茶を飲んで彼の帰りを待っていた 睡魔が襲ったアンジェイがベッドに横になり眼を閉じると、マグダはそっと部屋を出る。しかし、再びアンジェイの部屋に戻るのだった
アンジェイ・ワイダ監督というと「地下水道」、「大理石の男」、「鉄の男」、「ワレサ 連帯の男」など政治色の強い作品を思い浮かべますが、この作品は一切政治の匂いがありません まさに1960年当時のポーランドの若者たちの青春群像を描いた異色作です
アンジェイとマグダの会話の中で、理屈っぽいやり取りが出てきた時はワイダ監督らしいな、と思ったりしました マッチ箱を使ったゲームは着眼点が面白いと思いました 喫煙が当たり前でマッチが主流だった世の中だったからこそ可能だったゲームです 当時は、日本でも 喫茶店に行くと灰皿と共に小さなマッチ箱が出てくるという社会状況にありましたが、禁煙が当たり前になった昨今ではマッチ箱を探すのが困難になってしまいました 喫煙者にとってはミス・マッチな世の中になってしまいましたね 下手なシャレでした。謝ります。吸いませんでした