人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

カンブルラン+読売日響でマーラー「交響曲第9番ニ長調」、アイヴズ「ニューイングランドの3つの場所」を聴く / 「フェスタサマーミューザ2018」のチケットを14枚取る

2018年04月21日 07時48分56秒 | 日記

21日(土)。19日の当ブログでモーツアルトの「ディヴェルティメントK.136」の第1楽章に関して「風」の詩を「うろ覚えですが」としてご紹介しましたが、当ブログの読者みなみさんが「子供の頃、母が歌っていました」として、詩の出典と正しい詩をコメント欄に投稿してくださいました

                 「風」

      クリスティーナ・ロセッティ作詞 西條八十訳 草川信作曲

            誰が風を見たでしょう

            僕もあなたも見やしない

            けれど木の葉をふるわせて

            風は通り抜けていく

 

とても美しい詩ですが、歌われているとは知りませんでした なお、詩を書いたロセッティは1830年にイギリスで生まれ1894年に死去した女性詩人とのことです。みなみさんにあらためてお礼を申し上げます。ありがとうございました

ということで、わが家に来てから今日で1297日目を迎え、米タイム誌が19日、恒例の「世界で最も影響力のある100人」を発表、日本からは安倍晋三首相とソフトバンクグループ会長兼社長の孫正義氏を選出したが、安倍首相はトランプ米政権の離脱後 11か国となったTPP11を日本主導でとりまとめたことなどが評価された というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

      森友問題、加計問題、防衛省問題、財務省問題と影響力抜群の話題も提供したし

 

        

 

昨日、夕食に「牛肉のしぐれ煮」「生野菜とタコのサラダ」「小松菜のお浸し」を作りました 「牛肉~」のゴボウは いつも通り ピーラーで剥いたので 食べやすかったです

 

     

 

        

 

昨日は「フェスタサマーミューザ」のWEB先行発売開始日だったので朝10時にWEBサイトにアクセスして、14公演のチケットを押さえました

参加オーケストラは公演順に 東響、新日本フィル、東京フィル、東京シティ・フィル、読売日響、神奈川フィル、N響、都響、日本フィル、東京ニュー・シティ菅の10団体で、東響がオープニングとフィナーレの2回演奏します このほか、洗足学園音楽大学、昭和音楽大学、鈴木雅明パイプオルガン・リサイタル、サマーナイト・ジャズの4公演があり、全15公演です

7月22日(日)に東響のオペラシティ・シリーズ公演があり、「フェスタ~」の新日本フィルとダブってしまうので、オーケストラ・セット券(11公演)を取るか、新日本フィルを除く10公演を1枚ずつ取るか迷いましたが、セット券(S席)は11公演で38,250円と1枚1枚買うよりも12,750円も安くなるので、取りあえずセット券を買って、22日の公演のどちらを聴くかは後で考えることにしました

 

     

 

上記のほかに取ったのは7月27日(金)の洗足学園音楽大学、8月8日(水)の昭和音楽大学、同11日(土・祝)の鈴木雅明パイプオルガン・リサイタルの3公演です オーケストラは 公演によっては公開リハーサル、プレトーク、ミニコンサート等があるので、それらも聴こうと思っています 「フェスタ~」のお陰で 今年の夏もコンサート三昧になりそうです

 

     

 

        

 

昨夕、サントリーホールで読売日響第577回定期演奏会を聴きました   プログラムは①アイヴズ「ニューイングランドの3つの場所」、②マーラー「交響曲第9番ニ長調」です   指揮は常任指揮者のシルヴァン・カンブルランです

 

     

 

新シーズンを迎え、2階席左ブロックから1階席左ブロックのセンター寄りに移りました カンブルラン常任最終シーズンの第1回目ということでか、マーラーの第9番が演奏されることでか、会場は9割以上埋まっている感じがします。よく入りました

オケのメンバーが配置に着きます。弦楽器は左から第1ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、第2ヴァイオリン、その後ろにコントラバスという対向配置をとります 対向配置はヴィオラとチェロの位置が逆のケースが多いのですが、カンブルラン・シフトとでも言うべき編成です コンマスは小森谷巧、隣には長原幸太が控え、万全の態勢をとります

1曲目はチャールズ・アイヴズ(1860-1954)の「ニューイングランドの3つの場所」です この曲は1908年から1923年までの間に作曲され、1930年2月にニューヨークで初演されました 第1曲「ボストン・コモンのセント=ゴードンズ」、第2曲「コネティカット州レディングのパトナム将軍の兵営」、第3曲「ストックブリッジのフーサトニック川」の3つの曲から成ります

カンブルランが指揮台に上がり第1曲の演奏に入りますが、終始 神秘的な雰囲気を湛えた曲でした 第2曲は一転、賑やかなお祭り騒ぎの曲で、複数の旋律が同時進行する面白い曲でした 第3曲は3曲の中で最もロマンティックな曲想で美しい旋律が心に残りました

 

     

 

休憩後はグスタフ・マーラー(1860-1911)の「交響曲第9番ニ長調」です この曲は1909年から翌10年にかけて作曲され、マーラーの死後1912年6月にウィーンで初演されました 第1楽章「アンダンテ・コモド」、第2楽章「ゆったりとしたレントラー風のテンポで。いくぶん不器用に、かつとても粗野に」、第3楽章「ロンド:ブルレスケ」、第4楽章「アダージョ」の4楽章から成ります 

今回の演奏を聴いて感じたのは、弦楽器、管楽器、打楽器を問わず、カンブルラン最終シーズンを意識したかのような並々ならぬ集中力を見せたということです 特に素晴らしいと思ったのは管楽器ではホルン首席の松坂隼、フルート首席のフリスト・ドブ二ノヴ、そしてオーボエ首席の蠣崎耕三です また、弦楽器群の厚みのある演奏は特筆に値します

第4楽章「アダージョ」冒頭の弦楽器による渾身の演奏を聴いていたら、第1楽章から第3楽章まではこの「アダージョ」を導くまでの前奏に過ぎないのではないか、とさえ思いました 特に終結部の静謐な音楽は、マーラーがこの世に別れを告げているかのようです

カンブルランのタクトが下ろされると、会場いっぱいの拍手とブラボーの嵐が待っていました オケが解散した後も拍手が鳴りやまず、カンブルラン一人がステージに現われ 聴衆の熱狂に応えていました。素晴らしい演奏でした

 

     

 

コンサートに先立って、ロビーの特設デスクで新シーズン会員特典CDをいただきました CDは2種類ありますが、私の場合は定期公演と読響アンサンブルの2つの会員なので引換券が2枚あります。当然のごとく1枚ずついただきました

1枚はカンブルラン指揮による演奏で①ベートーヴェン「交響曲第5番ハ短調”運命”」、②デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」、③オッフェンバック:喜歌劇「天国と地獄」序曲が収録されています ①が2018年1月9日、サントリーホールでのライブ録音、②③が2018年1月7日、東京芸術劇場でのライブ録音です

 

     

 

もう1枚は、コルネリウス・マイスター指揮による演奏で①ベートーヴェン「交響曲第6番ヘ長調”田園”」、②スッペ:喜歌劇「詩人と農夫」序曲が収録されています いずれも2017年9月17日、東京芸術劇場でのライブ録音です

 

     

 

いずれも、折を見てゆっくり聴いてみようと思います   今日は暑くなりそうですが、昨日の振り替えでN響(C定期)を聴きに行きます

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