27日(金)。昨日、うっかりジーンズのポケットに万歩計を入れたまま洗ってしまいました 洗濯前は6000歩を少し上回った数字でしたが、洗濯機から取り出してみると7249歩になっていました 万歩計は私に代わって洗濯機の中で1200歩以上も”歩いていた”ことになります 奇しくも、洗濯機の中で回転していてもしっかり働くことが証明されました 万歩計にしてみれば、相手が人間だろうが洗濯機だろうが数字を増やすしか選択の余地がないわけですね
ということで、わが家に来てから今日で1303日目を迎え、野党6党が欠席する中 衆院の予算委員会の集中審議が26日午前行われたが、国会が空転している状況について安倍晋三首相は「国会審議が政策論争意外に集中してしまう状況を招いたことは率直に反省しなければならない」と語った というニュースを見て感想を述べるモコタロです
反省するだけならサルでも出来る ウミを出し切ると言うが ウミの親は誰なのか?
昨日、夕食に「鶏肉とキノコの赤ワイン煮込み」「生野菜とアボカドのサラダ」「ホウレン草のお浸し」を作りました 「鶏肉~」は初挑戦ですが、美味しく出来ました
昨日、上野の東京藝大奏楽堂で第1回藝大モーニングコンサートを聴きました プログラムは①リヒャルト・シュトラウス「オーボエ協奏曲」、②ラロ「スペイン交響曲」です ①のオーボエ独奏は山田涼子、②のヴァイオリン独奏は弓塲友美子、管弦楽は藝大フィルハーモニア管弦楽団、指揮は東京シティ・フィル常任指揮者の高関健です
今回は新年度第1回目のコンサートです。全自由席ですが入場整理番号は35番なのでかなり良い席が取れます 今回は1階12列13番、センターブロック左通路側を取りました。会場は9割近い入りでしょうか。よく入りました
オケのメンバーが配置に着きます。指揮者が高関健氏なので、弦は左奥にコントラバス、前に左から第1ヴァイオリン、チェロ、ヴォイラ、第2ヴァイオリンという対向配置をとります
1曲目はリヒャルト・シュトラウス「オーボエ協奏曲」です オーボエ協奏曲と言えば、モーツアルトの作品K.314とこのR.シュトラウスの曲を思い浮かべるほど代名詞的な作品です この曲は1945年、R.シュトラウス(1864-1949)が80歳の時に作曲され、終戦後の1946年2月26日にスイスで初演されました 第1楽章「アレグロ・モデラート」、第2楽章「アンダンテ」、第3楽章「ヴィヴァーチェ~アレグロ」の3楽章から成りますが、切れ目なく演奏されます
純白の晴れやかなドレスを身にまとった藝大4年在学中の山田涼子さんが、高関氏とともに登場し舞台中央に進みます 高関氏のタクトで第1楽章が開始されます。冒頭から独奏オーボエが長いフレーズを歌い上げますが、リヒャルト・シュトラウスらしい歌劇のアリアのような滑らかで心地よい旋律です 第2楽章はゆったりしたテンポで美しい旋律が奏でられます。そして第3楽章では生き生きとしたテンポによりオーボエの音色を生かした演奏が続き、華麗なフィナーレを迎えます
山田さんの演奏は鮮やかでした 高関氏+藝大フィルハーモニアのしっかりとしたバックに支えられながら、リヒャルト・シュトラウス特有の息の長い旋律も無理なく流れるように演奏し、聴衆を魅了しました
2曲目はラロ「スペイン交響曲」です ラロ(1823-1892)はヴァイオリン独奏とオーケストラのための曲として「ヴァイオリン協奏曲」「ノルウェー幻想曲」「ロシア協奏曲」「スペイン交響曲」の4つの作品を書きましたが、「スペイン交響曲」は実質的に「ヴァイオリン協奏曲第2番」に当たるものです ラロの祖父はスペイン人でしたが、この曲にはスペインの魅力的なメロディーやリズムが豊富に使われています。この作品は1874年に完成し、スペインの大ヴァイオリニスト、サラサーテに捧げられ、1875年2月7日にサラサーテの独奏で初演されました
第1楽章「アレグロ・ノン・トロッポ」、第2楽章「スケルツァンド:アレグロ・モルト」、第3楽章「間奏曲:アレグレット・ノン・トロッポ」、第4楽章「アンダンテ」、第5楽章「ロンド:アレグロ」の5楽章から成ります
赤い薔薇の髪飾りに真っ赤なドレスといった情熱的な衣装の藝大4年在学中の弓塲友美子さんが高関氏とともに登場しステージ中央でスタンバイします
高関氏の指揮で第1楽章が力強く開始されると、迫力ある演奏に会場の空気が引き締まります すぐに独奏ヴァイオリンが受け継ぎますが、弓塲さんのヴァイオリンは底力のある芯の強い演奏でスペイン情緒を醸し出します 第2楽章は一番好きな楽章ですが、スペインのアンダルシア地方の明るい情景が思い浮かぶような(行ったことはありませんが)鮮やかな演奏です 第3楽章ではハバネラのリズムが奏でられますが、赤の衣装に薔薇の髪飾りで演奏する弓塲さんの姿はまるでハバネラを歌うカルメンのようでした 第4楽章は一転、抒情的な演奏で、第5楽章はヴァイオリンとオケとの丁々発止のやり取りが楽しく、華やかなフィナーレを迎えました
高関氏は独奏ヴァイオリンが演奏するところはしっかりとソリストを引き立て、管弦楽だけによる部分では迫力ある音を引き出していました こういうところは流石だと思います
この日演奏した二人の女子学生は、さすがに学内選考を通って出場を果たしただけあって訴えるものがありました これからの活躍が楽しみです