11日(木)。昨日午後、3月中旬に右脚膝の手術をして入院中のUさんのお見舞いに行きました Uさんは私が働いていた内幸町のNPCの元専務で、在職中はいろいろとお世話になった方です。事前に元監査役S氏と元総務部長E氏と北浦和駅で待ち合わせをして、徒歩2分のSメディカルセンターに向かいました
例によって私のスマホ上の地図の見方が間違っていて遠回りしてしまいました
なんでこうなんだろうと、そのつど反省していますが改善の兆候は見られません
8階の4人部屋を訪ねると、Uさんは手術から3週間近く経ったせいか、思ったよりもずっと元気そうで安心しました
休憩コーナーのような所に移ってそれぞれの近況報告をしましたが、埼玉県在住のUさんは、千葉県在住のE氏、田無(現・西東京市)在住のS氏、埼玉県出身の私に、今話題の映画「翔んで埼玉」は面白いから絶対観るべきだ、と強く推薦していました
個人的にはどこかの名画座で上映してくれれば観に行くのに、と微かな希望を抱いています
体力が回復したら快気祝いをやりましょう、ということで病院を後にしました
ということで、わが家に来てから今日で1651日目を迎え、欧州連合(EU)のトゥスク大統領は9日、英国のEU離脱を1年を超えない範囲で長期延期する案を加盟国に示した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
拙速は避けるべきだとは思うけど 結論を先送りするだけで何の解決にもならない
昨日、夕食に「アボカドと鶏モモ肉の塩だれバター炒め」を作りました COOKPADのレシピですが、片栗粉をまぶして焼くと どんな料理でもフライパンにくっついてしまい、いつも困っています
昨夕、東京文化会館小ホールで「東京・春・音楽祭2019」の「郷古廉&加藤洋之 ベートーヴェン『ヴァイオリン・ソナタ』全曲演奏会Ⅲ」を聴きました プログラムはベートーヴェン①ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調作品47”クロイツェル”、②同:第10番ト長調作品96です
演奏はヴァイオリン=郷古廉、ピアノ=加藤洋之です
これをもって、このコンビにより2017年から3年連続で続けてきた全曲演奏会は幕を閉じます
郷古廉(ごうこ すなお)は宮城県出身。2013年ティボール・ヴァルガ シオン国際ヴァイオリン・コンクールで優勝、2016年に第11回ユーディ・メニューイン青少年国際ヴァイオリン・コンクール・ジュニア部門で史上最年少優勝を飾っています 現在ウィーン私立音楽大学で研鑽を積みながら、ヨーロッパと日本で活動しています
加藤洋之は東京藝大大学院修了。1990年にジュネーヴ国際音楽コンクール第3位入賞。ハンガリー国立リスト音楽院に留学し、その後ドイツ・ケルンで研鑽を積んでいます 1999年からウィーン・フィルのコンマス、ライナー・キュッヒル氏と数多くの共演を重ね、2010年にはベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会がウィーン楽友協会で開かれ、絶賛を博しています
1曲目は「ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調作品47”クロイツェル”」です この曲はルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770‐1827)が1803年に作曲した作品です
作曲者は「ほとんど協奏曲のような、十分 コチェルタンテのスタイルで書かれた」と表現しています
G.ブリッジタワーに捧げる予定で作曲しましたが、クロイツェルに献呈したためこの通称で呼ばれています。第1楽章「アダージョ・ソステヌート~プレスト~アダージョ~テンポ1」、第2楽章「アンダンテ・コン・バリアツィオー二1~Ⅳ」、第3楽章「フィナーレ:プレスト」の3楽章から成ります
二人の演奏者が登場、さっそく第1楽章に入ります 冒頭から堂々たる演奏ですが、その後の展開は二人ともやや力みがあるように感じました
でも、ベートーヴェンはそれくらいがちょうどいいと思います
第2楽章はベートーヴェン得意の変奏曲です
そして第3楽章「プレスト」は推進力に満ちた勢いのある演奏で、「これぞベートーヴェン
」と言いたくなるような胸のすく演奏でした
プログラム後半は「ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調作品96」です この曲はベートーヴェンが1812年に作曲、同年ウィーンのロブコヴィツ侯爵邸で初演されました
第1楽章「アレグロ・モデラート」、第2楽章「アダージョ・エスプレッシーヴォ」、第3楽章「スケルツォ:アレグロ」、第4楽章「ポコ・アレグレット~アダージョ~テンポ1~アレグロ~ポコ・アダージョ~プレスト」の4楽章から成ります
第1楽章の冒頭はヴァイオリンとピアノの対話を聴いているようです この曲の魅力は、変奏曲が展開する第4楽章です
二人の丁々発止のやり取りが思う存分楽しめました
この曲が終わったのが8時35分です。7時開演で途中20分の休憩があったので正味75分しか演奏していません これでアンコールがなかったら、怒る人が出てくるかもしれません
しかし、彼らはその辺は心得ています。アンコールに22分位かかるシューベルト「幻想曲ハ長調D934」を演奏し拍手喝さいを浴びました
ペラ1枚のプログラムに「郷古廉&加藤洋之は、東京・春・音楽祭2020から新企画を始める予定です。2020年10月下旬詳細発表予定」と書かれていました この日のアンコールは新企画でシューベルトの作品を取り上げる先駆けだったのか、あるいは モーツアルトのヴァイオリン・ソナタ全集でもやるのか、もしくはブラームスを始めとするロマン派のヴァイオリン・ソナタを取り上げるのか、予想がつきませんが、来年が楽しみです