13日(土)。わが家に来てから今日で1653日目を迎え、独り言をつぶやくモコタロです
今日は特にコメントはないよ 長い人生こういう時もあるよ ネタ切れじゃないぜ
昨日、夕食に「鶏のみぞれ煮」と「モヤシ豚汁」を作りました みぞれ煮はCOOKPAD、豚汁は笠原将弘先生のレシピですが、美味しくできました
昨夕、上野の東京文化会館大ホールで「東京・春・音楽祭 ガラ・コンサート」を聴きました 出演は、ソプラノ=ミーガン・ミラー、メゾ・ソプラノ=エリーザベト・クールマン、テノール=ペーター・ザイフェルト、バリトン=ジョン・ルンドグレン、バス=イエンス・エリック・オースボー(アイン・アンガーの代演)、管弦楽=読売日本交響楽団、指揮=フィリップ・オーギャンです
プログラム前半は①チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」第3幕より「ポロネーズ」、②同:同第3幕よりグレーミンのアリア「恋は年齢を問わぬもの」、③ハイドン:オラトリオ「天地創造」より「今や天はこの上なき輝き」、④リヒャルト・シュトラウス:歌劇「エレクトラ」より「ひとりだ!なんと悲しいこと」、⑤ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」第1幕より「私の言うことをよく聞いてください」、⑥ヴェルディ:歌劇「オテロ」第2幕よりオテロとイアーゴの二重唱「神にかけて誓う」です
自席は1階10列24番、センターブロック右通路側です。会場はほぼ満席と言ってよいでしょう ステージ手前には、ウィーン・フィル・ニューイヤーコンサートのように色とりどりの生花が飾られています
ガラ・コンサートらしくてとても良いと思います
読響の面々が配置に着きます。オケはいつもの読響の並びで 左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスという編成。コンマスは長原幸太氏、その隣は小森谷巧氏です
フランスのニース生まれのフィリップ・オーギャンの指揮で1曲目、チャイコフスキーの歌劇「エフゲニー・オネーギン」第3幕より「ポロネーズ」が華麗にそして堂々と演奏されます ガラ・コンサートの幕開けにはもってこいの選曲です
読響の面々も最初からのっています
次いでバスのイエンス=エリック・オースボーが登場し、同曲の第3幕よりグレーミンのアリア「恋は年齢を問わぬもの」を、高音も低音も無理なく歌いあげます 次にジョン・ルンドグレンが登場しハイドン:オラトリオ「天地創造」より「今や天はこの上なき輝き」を深みのあるバリトンの魅力で歌い上げました
次にソプラノのミーガン・ミラーが登場、リヒャルト・シュトラウスの歌劇「エレクトラ」より「ひとりだ!なんと悲しいこと」を、オケを突き抜けてドラマティックに歌いました 彼女は新国立オペラではコルンゴルト「死の都」マリエッタやワーグナー「タンホイザー」エリーザベトなどを歌っていますが、美形で歌も上手いので人気があります
そして、私が待っていたメゾ・ソプラノのエリーザベト・クールマンが登場、ワーグナーの楽劇「神々の黄昏」第1幕より「私の言うことをよく聞いてください」を感情表現豊かに歌い上げました
プログラム前半の最後はテノールのペーター・ザイフェルトとバリトンのジョン・ルンドグレンが登場し、ヴェルディの歌劇「オテロ」第2幕よりオテロとイアーゴの二重唱「神にかけて誓う」を圧倒的な表現力で歌い上げました
プログラム後半は①ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲、②同:歌劇「さまよえるオランダ人」第2幕よりダーラントのアリア「わが子よ、いらっしゃいをお言い」、③同:歌劇「タンホイザー」第2幕より歌の殿堂のアリア「おごそかなこの広間よ」、④同:歌劇「ローエングリン」第3幕よりグラール語り「はるかな国に」、⑤同:舞台神聖祝祭劇「パルジファル」第3幕より「その通り!ああ!哀しくもつらいこの身」、⑥同:楽劇「ワルキューレ」第2幕より「それならば、永遠の神々はもうお仕舞なのですか」、⑦同:楽劇「ワルキューレ」第1幕より「寝ているのですか?客人よ」~「ジークムント、ヴェルゼの子よ!」です
最初にオケによりワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲が堂々たる輝きのもとに演奏されました
次にイエンス=エリック・オースボーが登場し、ワーグナーの歌劇「さまよえるオランダ人」第2幕よりダーラントのアリア「わが子よ、いらっしゃいをお言い」を魅力のあるバスで歌い上げました ダーラント役は4日の「東京・春・音楽祭ワーグナー・シリーズ『さまよえるオランダ人』」でアイン・アンガーの代演で歌い好評を博したのが記憶に新しいところです
次にソプラノのミーガン・ミラーが登場し、ワーグナーの歌劇「タンホイザー」第2幕より歌の殿堂のアリア「おごそかなこの広間よ」を良くコントロールされた高音で歌い上げました
次いで、テノールのペーター・ザイフェルトが登場し、ワーグナーの歌劇「ローエングリン」第3幕よりグラール語り「はるかな国に」を抒情豊かに歌いました この時の読響の弦楽器による伴奏は神秘に満ち素晴らしいものがありました
次いでバリトンのジョン・ルンドグレンが登場し、ワーグナーの舞台神聖祝祭劇「パルジファル」第3幕より「その通り!ああ!哀しくもつらいこの身」を説得力を持って歌いました
そしてエリーザベト・クールマンが登場し、ワーグナーの楽劇「ワルキューレ」第2幕より「それならば、永遠の神々はもうお仕舞なのですか」を感動的に歌い上げました 9日の「クールマン、愛を歌う」ではクラシックからミュージカルまでジャンルを超えた音楽を取り上げて いずれも唖然とする上手さで歌い上げたかと思えば、この日はワーグナーの楽劇のアリアをドラマティックに歌いあげるなど、エリーザベト・クールマンはエリート・クールウーマンではないか、と思うほどでした
プログラムの最後はワーグナーの楽劇「ワルキューレ」第1幕より「寝ているのですか?客人よ」~「ジークムント、ヴェルゼの子よ!」をテノールのペーター・ザイフェルトとソプラノのミーガン・ミラーが歌いました 長丁場の歌のやり取りは 時にオケを突き抜け、聴衆を感動の渦に巻き込みました
何度もカーテンコールが繰り返されましたが、最後に特筆すべきは、歌手に寄り添いつつ自らメロディーを歌い上げたフィリップ・オーギャン指揮読売日響の卓越した演奏です この日のコンサートは後々まで記憶に残る公演になりそうな気がします