人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

井上道義 ✕ 読売日響によるマーラー「大地の歌」、シベリウス「交響曲第7番」他のチケットを取る / 石川梵監督「くじらびと」を観る 〜 インドネシアの小島で捕鯨に生きる人々の記録

2021年09月14日 07時10分07秒 | 日記

14日(火)。わが家に来てから今日で2439日目を迎え、北朝鮮の朝鮮中央通信は13日、北朝鮮が11,12日の両日に新型長距離巡航ミサイルの試射に成功したと報じた  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     いつも言ってるけど ミサイルに金を使う前に 国民の生活向上に使うべきじゃね?

 

         

 

昨日、夕食に「茄子のしょうが焼き」「生野菜サラダ」「冷奴」「豚汁」を作りました 秋はナス料理が美味しいですね

 

     

 

         

 

来年1月28日(金)午後7時から東京芸術劇場コンサートホールで開かれる「東京芸術劇場主催公演」のチケットを取りました プログラムは①マーラー「大地の歌」、②シベリウス「交響曲第7番」、③藤倉大「Entwine」で、演奏は①のアルト独唱=池田香織、テノール独唱=宮里直樹、管弦楽=読売日本交響楽団、指揮=井上道義です

 

     

 

          

 

昨日、新宿ピカデリーで写真家の石川梵監督による2021年製作映画「くじらびと」(113分)を観ました

インドネシアにある小さな島にある人口1500人のラマレラ村。作物が育たない土地で、住民たちはお互いの和を何よりも大切にし、海からの恵みに感謝の祈りを捧げ、400年もの間変わらぬ伝統の鯨漁を続けながら生きている 「ラマファ」と呼ばれるクジラの銛打ち漁師たちは最も尊敬される存在だ。彼らは手造りの小さな舟と銛1本で命をかけて巨大なマッコウクジラに挑む 2018年にラマファの一人であるベンジャミンがマンタ漁で命を落とす 人々は深い悲しみに暮れる中、舟造りの名人である父イグナシウスは家族の結束の象徴として、伝統の舟を造り直すことを決意する 1年後、彼らの舟はまだ見ぬクジラを目指して大海へと漕ぎ出す   そしてマッコウクジラを射止める

 

     

 

本作は、ライフワークとして30年間ラマレラ村の人々を追い続けてきた写真家・映像作家の石川梵監督が、2017年から2019年までに撮影した映像をもとに制作、自然とともに生きるラマレラ村の人々の日常を、繊細かつ臨場感に溢れる映像で描き出したドキュメンタリーです

ドローンを使って空撮した捕鯨漁の迫力に圧倒されます 銛を撃ち込まれたクジラは巨大な尾びれを舟に打ち付け、漁師たちは海に投げ出されますが 必至にロープを手繰り寄せクジラを繋ぎ止めようとします   まさに生活をかけた人間と生き延びようとするクジラとの壮絶な闘いが記録されています

また、銛を撃たれて赤い血を吐き出しながらのたうちまわるクジラを海中から撮影した映像には、「いったいどうやって撮ったのか?」と驚きを隠せません

漁に出る時の浅瀬の海は底が見えるほど透明で感嘆するほど美しい しかし、クジラがいる沖合に出るとどこまでも紺青の深い海で、怖ささえ感じます

村人のほとんどがカトリック信者であるということで、彼らは教会に通います。したがって彼らの日常には祈りがあります 「我々はクジラを殺すが、クジラには感謝している」という長老の言葉が、すべての村人の気持ちを代弁しています 捕獲したクジラは、捨てる部分が全くなく、食糧として、灯火の油として有効に活用されますが、どの部分をだれが取るかという「分配方法」が昔から決まっているといいます    これも「和」を大切にする村人の心を反映しています

本作が撮影できたのは、石川梵監督が30年という長い時間をかけて築き上げた村人たちとの信頼関係があってこそです    これは言葉では言い尽くせないほど凄いことです

今年に入ってから140本以上の映画を観てきましたが、本作は間違いなく「ベストスリー」に入る映画です     是非、大画面で観たい作品として強くお薦めします

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