人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ガーシュインの337曲、著作権復活 〜 朝日新聞の記事から / イ・へジュン & キム・ビョンソ監督「白頭山大噴火」を観る 〜 TOHOシネマズ新宿

2021年09月11日 07時09分29秒 | 日記

11日(土)。昨日の朝日夕刊社会面に「作曲家ガーシュインの337曲 一度は消えた著作権 異例の存続判断」という見出しの記事が載っていました 超訳すると、

「米国の作曲家ジョージ・ガーシュインの337曲は、1937年の死去後、1998年に著作権は消滅したが、兄アイラ・ガーシュインも作曲を担ったと米国の著作権管理団体ASCAPが主張、昨年、兄の関与を証明する秘書らの宣誓供述書や、契約書が日本音楽著作権協会(JASRAC)に提出された その結果、兄弟の『共同著作物』と確認できた 共同著作物は最後に亡くなった人の保護期間が適用される。兄は1983年に死去。改正著作権法で保護期間は死後70年に延長され、337曲は兄の保護期間が切れる2053年まで著作権が存続する 337曲が来年1月以降にコンサートなどで演奏されれば、著作権料の徴収の対象となり、JASRACにとっては徴収額や手数料収入が増加する可能性がある。なお、『サマータイム』は含まれるが、人気曲『ラプソディー・イン・ブルー』は含まれない

記事中の「サマータイム」はガーシュインのオペラ「ポーギーとべス」の中で歌われるアリアです したがって、オペラを上演する際も、リサイタルで「サマータイム」を歌う際も著作権料は払わなければならなくなるということでしょうね

今からン十年前、渋谷「ライオン」,中野「クラシック」、新宿「らんぶる」などのいわゆる「クラシック喫茶」によく通ったものですが、リクエストでかかるのはモーツアルト、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、シューマン、ショパン、チャイコフスキー、ドヴォルザークなどが中心で、新しくてマーラーやブルックナーがかかっていました それ以後の作曲家のレコードやCDはほとんどかかりませんでした 「まあ、クラシックを聴く人間は保守的な人が多いからなぁ」と思っていると、ある時、ある曲のリクエストを受けたお店の人が「その曲は著作権の関係でレコードがかけられないんですよ」と話すのを小耳にはさみました その時「なるほど、そういう理由だったのか」と納得しました   保守化するわけです

ということで、わが家に来てから今日で2436日目を迎え、映画「レッドクリフ」などに出演した俳優・逍薇さんの作品が動画配信サービスから一斉に削除されるなど、中国で芸能人や関連事務所に対する取り締まりが相次いでいる  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     教育の周近平イズムの徹底の次は芸能界への締め付けか 第二の文化大革命みたいだ

 

         

 

昨日、夕食に2週間に一度のローテ入りした「鶏の唐揚げ」を作りました もう慣れたのでとても美味しく出来ました 唐揚げにはやっぱりビールですね

 

     

 

         

 

昨日、TOHOシネマズ新宿でイ・へジュン & キム・ビョンソ共同監督による2019年製作韓国映画「白頭山大噴火」(128分)を観ました

北朝鮮と中国の国境付近に位置する火山・白頭山で観測史上最大の噴火が発生した    大地震によりソウルでもビルが倒壊し、漢江は荒れ陸橋が崩壊する パニックに陥る中、政府は白頭山の地質分野の権威であるカン教授(マ・ドンソク)に協力を依頼する カン教授は朝鮮半島を崩壊させるほどのさらなる大噴火が75時間後に起こると予測し、白頭山の地底に存在するマグマの圧力を人為的な爆発で下げる作戦を立てるが、成功率は4%以内、タイムリミットは75時間と設定する 韓国軍爆発物処理班のチョ・インチャン大尉(ハ・ジュンウ)率いる部隊が落下傘で北朝鮮へ侵入し、北朝鮮のICBMを奪い 火山の鎮静化を図る極秘作戦に乗り出す インチャン大尉は作戦成功の鍵を握る北朝鮮人民武力部の工作員リ・ジュンピョン(イ・ビョンホン)を北の牢獄から救出し、対立しながらも信頼関係を深めていく そして2人は、ICBMミサイルからウラニウムを小型起爆装置に移して火山の地下の深い坑道に運び込む

 

     

 

「爆発物を使って火山のマグマの流れを変えて大噴火から人類を守る」というストーリーの日本の小説を読んだことがあります しかし、タイトルと著者名が思い出せません 本作は、間接的にその小説を参考にしているのかもしれません この映画で面白いのは、韓国の大尉がどことなく頼りない人間として描かれているのに対し、北朝鮮の工作員が頭が良く機敏な人間に描かれていることです しかし、最後に生き残るのは韓国のインチャン大尉です。この辺がやっぱり韓国映画です

本作はスペクタクル・サスペンス・アクション映画とでも言いたくなるようなド派手な作品ですが、南の大尉と北の工作員それぞれの「父親物語」でもあります ヒヤヒヤ・ドキドキの中に、ホロリとさせるシーンが待っています

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