1日(水)。全国的に今日から9月です。先月、ツキがなかった人も月が変わったのでツキが回ってくるかもしれません 希望を持ちましょう
例によって先月(8月)1か月間の3つの目標の達成状況をご報告します クラシック・コンサート=12回、映画鑑賞=16本、読書=5冊でした
12+16+5=33ということで、ならすと1か月間 コンサート、映画、読書のどれかをこなしていたことになります
ということで、わが家に来てから今日で2426日目を迎え、中国の国家新聞出版署は30日、オンラインゲームの運営会社側に、未成年者へのサービス提供を金曜〜日曜と祝日の夜8時から9時の1時間しかプレーできないように規制する方針を明らかにした というニュースを見て感想を述べるモコタロです
さすがは個人より国家が第一の中国だ 保護者は大歓迎 子どもはブーイングだろう
昨日、夕食に「茄子と鶏肉の炒めもの」「冷奴」「生野菜とツナのサラダ」「ジャガイモの味噌汁」を作りました 「茄子と〜」の材料は 鶏もも肉、茄子、オクラ、ミョウガ、パプリカ、生姜です
調味料は黒コショウ、醤油、酒、砂糖、豆板醤を使っています。前回、油を引き上げるタイミングを間違えて油を無駄にしてしまったので、今回は気を付けました
それもあってか、とても美味しく出来ました
デザートにいただきものの「水わらび餅」を食べました もちろんデザートは別腹です
昨日の日経朝刊 経済・政策面のコラム「経済観測」にベルリン・フィルの運営財団インテンダント(総裁)、アンドレア・ツィーツシュマン氏のインタビュー記事が載っていました 同氏はマーラー室内管弦楽団を立ち上げるなどオーケストラ運営のプロとして知られています
インタビューを超訳すると
「6月のコンサートは観客定員を半分にした。8月末から室内楽ホールは再び全席、大ホールは2400席のうち2000席を使えるようになるが、不確実要素が多い チケットの前売りも例年より低調だ。人々は行き先を慎重に吟味し、行くとしても決めるのは開催直前。2021-22年は平時とは言えないだろう
ワクチン普及で22-23年は通常モードに戻ることを願っている
コロナ禍で、聴衆の前で演じられなくなり職を奪われた。ベルリン・フィルの場合、オンライン演奏会で比較的早く活動再開できたことが心の支えになった
とはいえソーシャル・ディスタンスを保つ必要から演目は頻繁に見直した。連邦政府と州政府がベルリン・フィルの赤字補填の意向を示したが、芸術分野では支援枠の奪い合いが起きている
状況が厳しいフリー演奏家には以前にも増して手厚い支援がいる。芸術がいかに重要か、音楽が社会にとってどんなに大切かを、人々や政治家、地域社会に説いていく
コロナ対策では、これまでは徹底検査で乗り切った。全員が週2~3回の頻度でPCR検査をした。今後はワクチンを2回接種すれば検査が不要になる
ただ国外公演では全員の陰性証明が必要になる。日本公演は23年を予定している。日本の観客は常に意識しており、早く再訪日したい
ライブ映像配信サービス、デジタル・コンサートは約80万件の登録があった。しかし、なお生演奏が音楽の中心を担うと思う
音響機器もいいが、ライブの代わりにはならない
優れた指揮者やソリストを起用した魅力的なプログラムがあれば先行きに心配はいらない
(平均年齢の高さが難点の)観客層がコロナ禍で変わるか注視している。足元では感染を心配する年配者が減る一方、若年層が増えた
」
発言の中に「日本公演は23年を予定している」とありますが、これに関連して、昨日 ミューザ川崎シンフォニーホール友の会から「11月26日に開催を予定していたキリル・ぺトレンコ指揮ベルリン・フィルのコンサートは、日本における新型コロナウイルス感染症が再拡大している現状において、予定していた来日が不可能という結論になった」という通知が届きました もともと私は、まるでオペラ公演のような高額なチケット代を取るベルリン・フィルやウィーン・フィルのコンサートを聴きに行く予定はありませんが、楽しみにしていた人は数多くいると思います
残念ですがコロナには勝てません
”その時”を待つしかないようです
昨日、早稲田松竹でクリスティアン・ペッツォルト監督による2018年製作ドイツ・フランス合作映画「未来を乗り換えた男」(102分)を観ました
ドイツで吹き荒れるファシズムから逃れてフランスにやってきた青年ゲオルク(フランツ・ロゴフスキ)は、パリからマルセイユへと流れ着く 偶然の成り行きから、パリのホテルで自殺した亡命作家ヴァイデルに成りすますことになったゲオルクは、そのまま船に乗ってメキシコに亡命することを思い立つ
そんな時、必死に人探しをしている黒いコート姿の女性マリー(パウラ・べーア)と出会ったゲオルクは、ミステリアスな雰囲気を漂わせる彼女に心を奪われる
ゲオルクは不法移民を診てくれるドイツ人医師リヒャルト(ゴーデハート・ギーズ)と出会うが、彼の愛人がマリーだった
夫を探しているというマリーだったが、その夫こそゲオルクが成りすましているヴァイデルのことだった
マリーと愛し合うようになったゲオルクは、彼女の夫は死んだのだと説得するが、自身がヴァイデルを名乗って生活していることを告白するまでの決心がつかない
ゲオルクはアメリカの通過ビザを手に入れると、真実を告げないまま、マリーとともに船に乗ることする
しかし、同じ船に夫が乗ると信じ切っているマリーを見て、ゲオルクは港に向かう途中で忘れ物をしたとしてマリーに先に行かせる。そしてリヒャルトの元へ行き、ビザと乗船券を売りつけて彼をマリーの乗った船に送り出す
ゲオルクはマリーが船に乗ったことを確認するが、同時にマリーとリヒャルトが乗った船が機雷で撃沈し、乗客全員が死亡したことを知らされる
ゲオルクは街に戻り、警察による不法滞在者の掃討作戦が行われていることも気にせず,なじみの店でマリーを待つのだった
原作は、1930~40年代にナチス政権下のドイツから亡命した小説家アンナ・セーガースによる「トランジット」です
原題の「Transit」は亡命に必要な「通過ビザ」の意味合いで使われているようですが、原題に照らしてよく考えると、この映画の主人公はゲオルクではなくマリーではないか、と思えてきます マリーは夫から離れて医師の愛人となっていますが、今では”よりを戻したい”として夫を探しています
そして、その過程でゲオルクと出会い愛し合うようになります
つまりマリーは3人の男性を通過(Transit)していることになります
その意味では、この映画の邦題は「未来を乗り換えた男」ではなく「3人の男を乗り換えた女」となるのかもしれません
本作は、物語の舞台をドイツ占領下のフランスに据え置く一方で、その時代を架空の現代に移し替え、祖国を追われた亡命者たちの期待と不安を、今日の難民の姿に重ね合わせながら描いているので、時代設定の上で 観ていて混乱することがあります 事前にストーリーを頭に入れてから観ることをお勧めします