人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

新国立オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」ゲネプロ見学 当選! / 大島渚監督「御法度」&「戦場のメリークリスマス」を観る 〜 新文芸坐

2021年09月21日 07時14分44秒 | 日記

21日(火)。寝室で使用する小型据え置型CDプレーヤー、TEAC  PD301B が届きました 1年間に5回も故障した DENON のプレーヤーと同じ値段ですが、FMチューナーも付いているし、USB端子も付いています もっともFM放送は写真下の QUAD のチューナーを使用しているので必要ありませんが TEAC は DENON と比べ ディスクの出し入れが速く スムーズです これなら故障はないでしょう。さっそくディスクを入れて聴いてみましたが、何の不足もありません    しかし、機械には「当たり 外れ 大外れ」があるので油断できません    しばらく様子を見たいと思います

 

     

 

ということで、わが家に来てから今日で2446日目を迎え、韓国の文在寅政権を支える進歩系の与党「共に民主党」が国会に提出した「言論仲裁法」改正案が、メディアに懲罰的な賠償責任を負わせる内容で「言論統制だ」と反発を受ける中で、与党は来年3月の大統領選を見据えて突き進む構えを崩していない  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     覇権主義的な中国の傀儡政権・香港政府と全然変わらない姿勢だ! 長くは続かない

 

         

 

昨日、夕食に「豚肉のシソ巻き焼き」「生野菜サラダ」「冷奴」「大根の味噌汁」を作りました 「豚肉~」はシソがマッチしてとても美味しいです

 

     

 

         

 

新国立劇場の会員制度「クラブ・ジ・アトレ」から「2021-2022シーズン   ポイントアップサービス」の抽選アイテムの当選通知が届きました 抽選アイテムは①オペラ、②バレエ、③ダンス、④演劇の4種類あり、そのうち①オペラは同シーズン中の10作品(6公演:各4名と4ゲネプロ:各20名)が対象となっています 私は当選確率の高い「オルフェオとエウリディーチェ」のゲネプロを選びました こういうのは、あまりポピュラーでない演目で、当選者数が多いアイテムを選ぶのがコツです。これまでも何度か当選してゲネプロを見学してきました

 

     

 

         

 

昨日、新文芸坐で大島渚監督「御法度」と「戦場のメリークリスマス」の2本立てを観ました

「御法度」は大島渚監督による1999年製作映画(100分)です

物語の舞台は幕末の京都。時代の流れに逆行し、幕府の非常警察として抗争に明け暮れる新選組に、加納惣三郎(松田龍平)という新人が入隊する 彼は同期入隊の田代(浅野忠信)に衆道(男色)の世界へ引き込まれ、最初は拒んでいたが、やがてその道にのめり込んでいく 妖しい魅力を放つ美少年・惣三郎に、田代の他にも血気盛んな剣士たちが心惑わされていき、隊内は嫉妬を交えた不穏な空気に包まれる 事態を重く見た隊長の近藤は、惣三郎に田代を斬るように命令する

 

     

 

本作は司馬遼太郎の小説を原作として大島渚監督が映画化した作品です 架空の物語ですが、近藤勇の書簡(1864年)に隊内で男色が流行したと記されているそうです

素晴らしいと思ったのは土方歳三を演じたビートたけしです これまでにないニヒルで強い土方歳三を演じています 本作がデビュー作となった松田龍平はまさに妖艶な美少年で、大島監督は彼の美しさを映像に残したいがためにこの映画を撮ったのではないか、と思えるほどの存在感があります この作品における演技が評価され、この年の新人賞を総なめし、それ以後、映画やテレビドラマでの露出が多くなったのは周知のとおりです

 

         

 

「戦場のメリークリスマス」は大島渚監督による1983年製作映画(123分・4K修復版)です

舞台は1942年戦時中のジャワ島山中の日本俘虜収容所。収容所で起こった事件をきっかけに単純で粗暴な軍曹ハラ(ビートたけし)と温厚で日本語が流暢な英国人俘虜ロレンス(トム・コンティ)が事件処理に奔走する 一方、ハラの上司で規律を厳格に守る収容所長で陸軍大尉のヨノイ大尉(坂本龍一)はある日、収容所に連行されてきた反抗的で美しい英国軍少佐セリアズ(デヴィッド・ボウイ)に心を奪われてしまう クリスマスの日にハラは酒に酔って「ファーゼル・クリスマス」と叫びヨノイ大尉に無断でロレンスとセリアズを釈放してしまう それに激怒したヨノイは病人を含めた俘虜全員を集合させるよう命じるが、周囲からの孤立を深める結果となり、葛藤に苦しむことになる やがて終戦を迎え、ヨノイは処刑され、ハラも収容所で処刑を待つ身になっていた

 

     

 

本作は、坂本龍一、デヴィッド・ボウイ、ビートたけし、内田裕也といった本業が俳優でない人たちを起用して戦中・戦後の俘虜収容所における日本軍人と外国人俘虜の交流を描いた異色の映画です この映画の大きな特徴は戦争を扱った映画なのに戦闘シーンが全くないことです

この映画を観て驚いたのはデヴィッド・ボウイの自然な演技力です 「一芸に通ずるものは何とか」と言われますが、まさにその格言どおりの演技力です 同じように素晴らしいのはハラ軍曹を演じたビートたけしです 単純で怒りっぽい男だけれど、なかなか機転の利く男を見事に演じています

映画のラスト、収容所で処刑を待つ身になっているハラをロレンスが訪ねるシーンで、ハラが「ほかの連中だって俺と同じことをやってきたのに、俺だけが処刑される」と愚痴を言うと、ロレンスは「あなたは、そういう人たちの代わりに犠牲になったのです。あなたは運が悪かったのです。戦争に良いも悪いもありません」と言って慰めます これが本作で大島監督の言わんとするテーマだと思います

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