27日(月)。わが家に来てから今日で2452日目を迎え、天安門事件の追悼集会を開いてきた香港の民主派団体が、当局の圧力で解散を決めた というニュースを見て感想を述べるモコタロです
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中国のタブーが香港のタブーになってしまった 習近平政権の思い通りになっている
昨日、東京オペラシティコンサートホールでバッハ・コレギウム・ジャパンの第144回定期演奏会を聴きました プログラムは①ベートーヴェン「静かな海と楽しい航海 作品112」、②同「交響曲第2番ニ長調作品36」、③同:オラトリオ「オリーヴ山のキリスト 作品85」です 演奏は③のソプラノ独唱=中江早希(キャロリン・サンプソンの代演)、テノール独唱=鈴木准、バス独唱=加来徹、管弦楽・合唱=バッハ・コレギウム・ジャパン、指揮=鈴木雅明です
バッハのカンタータの時とは違い、オケは他のオケと同じように弦楽器の後方に管楽器が、その後方にコーラス陣が配置されます。コンマスは寺神戸亮です
1曲目はベートーヴェン「静かな海と楽しい航海 作品112」です この曲はルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770‐1827)が1814年から翌15年にかけて作曲したカンタータで、ゲーテに献呈されました
鈴木雅明の指揮で演奏に入りますが、前半の「静」と後半の「動」との対比が鮮やかで、透明感のある合唱が際立っていました
2曲目はベートーヴェン「交響曲第2番ニ長調作品36」です この曲は1801年から翌02年にかけて作曲され1803年にアン・デア・ウィーン劇場で初演されました 第1楽章「アダージョ・モルト ~ アレグロ・コン・ブリオ」、第2楽章「ラルゲット」、第3楽章「スケルツォ:アレグロ」、第4楽章「アレグロ・モルト」の4楽章から成ります
鈴木雅明の指揮で第1楽章に入ります。三宮正満のオーボエが冴え渡りました 硬いマレットで打ち込まれるバロックティンパニが心地よいリズムを刻みます 弦楽器はノンビブラートによる古楽器奏法によりメリハリのある演奏を展開します 第2楽章では今春N響を辞めてフリーとなった福川伸陽のナチュラルホルンが素晴らしい演奏を展開しました 私はこの楽章はとても好きです。速いテンポの第3楽章を経て、第4楽章が軽快に演奏され 華やかなフィナーレを迎えました
プログラム後半はベートーヴェン:オラトリオ「オリーヴ山のキリスト 作品85」です この曲は1803年に作曲(翌04年改訂)され、1803年にアン・デア・ウィーン劇場で初演されました
ここ数年、1500円也のコンサート・プログラムを買わないので、この作品の内容がほとんど不明なのですが、全曲を通して聴いた限りでは、ところどころでベートーヴェンらしい激しい音楽が聴かれ、テノールやソプラノの独唱はオペラのアリアのように聴こえました それは鈴木准も中江早希もオペラ公演を中心に活躍しているせいかもしれません。バスの加来徹はすっかりBCJファミリーの一員になった感じで、安定感抜群です
初めて聴くベートーヴェンのオラトリオでしたが、メリハリの効いた音楽作りにより最後まで聴くことが出来ました