一人で悩まないで

2019年10月17日 23時04分00秒 | 社会・文化・政治・経済

松本俊彦 国立精神・神経医療研究センター部長

子どもは人生経験の乏しさから、多様な選択肢があることを知らない。
家庭や学校で「出口なし」の状況に追い詰められれば、容易に「世界の終わり」と思い込んでしまいやすい。
心は揺れやすく、死への進行が早い傾向にある。
決意から実行までの時間が短く、介入のチャンスがほとんど見当たらないことを意味する。
言語能力が未熟な子どもは自身の心理的苦痛を言葉で表現できず、行動で表現する。
また、伝染性がある。
子どもは周囲の人の自殺、あるいは自分との共通点の多い子どもの自殺報道に影響されやすく、自殺が群発する傾向がある。
自殺を考える子どもの親自身もまた、精神疾患を抱えていたり、経済的に困窮していたり、家庭内の人間関係に悩んでいることが少なくないと言われている。
その意味で、家族全体を視野に入れた支援が求められる。

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自殺リスクが高い大人の背後には自殺リスクの高い子どもがいる

2019年10月17日 22時43分41秒 | 社会・文化・政治・経済

文部科学省

子どもの自殺は、他の世代に比べて遺書が残されていないことが多いために、文部科学省や警察庁の発表をみても、原因が特定されない場合が少なくありません。また、大人には信じられないような些細なきっかけで自ら命を絶つこともあります。

自殺の引き金となる「直接のきっかけ」が原因としてとらえられがちですが、自殺を理解するためには複雑な要因がさまざまに重なった「準備状態」に目を向けることが大切です。

自殺の準備状態が長期にわたり、要因が複雑であればあるほど、一見ごく些細なきっかけで、自殺が突然起こったように思えるときがあります。

 子どもの身近にいる教師は、子どもが生きるエネルギーを失い、死を思うほど苦悩するとき、どう向き合い、どう支えていったらいいのでしょうか。自殺の危険が高まった子どもへの具体的な関わり方について考えていきましょう。

自殺の心理:自殺に追いつめられる子どもの心理はどのようなものなのでしょうか?
 自殺はある日突然、何の前触れもなく起こるというよりも、長い時間かかって徐々に危険な心理状態に陥っていくのが一般的です。

自殺にまで追いつめられる子どもの心理とはどのようなものなのでしょうか。

次のような共通点を挙げることができます。
1) ひどい孤立感:「誰も自分のことを助けてくれるはずがない」「居場所がない」「皆に迷惑をかけるだけだ」としか思えない心理に陥っています。

現実には多くの救いの手が差し伸べられているにもかかわらず、そのような考えにとらわれてしまうと、頑なに自分の殻に閉じこもってしまいます。
2) 無価値感:「私なんかいない方がいい」「生きていても仕方がない」といった考えがぬぐいされなくなります。

その典型的な例が、幼い頃から虐待を受けてきた子どもたちです。
愛される存在としての自分を認められた経験がないため、生きている意味など何もないという感覚にとらわれてしまいます。
3) 強い怒り:自分の置かれているつらい状況をうまく受け入れることができず、やり場のない気持ちを他者への怒りとして表す場合も少なくありません。何らかのきっかけで、その怒りが自分自身に向けられたとき、自殺の危険は高まります。
4) 苦しみが永遠に続くという思いこみ:自分が今抱えている苦しみはどんなに努力しても解決せず、永遠に続くという思いこみにとらわれて絶望的な感情に陥ります。
5) 心理的視野狭窄:自殺以外の解決方法が全く思い浮かばなくなる心理状態です。
1) 自殺未遂
 高い所から飛び降りたけれども一命をとりとめたというような未遂の場合には、その深刻さを疑う人はほとんどいません。

しかし、薬を少し余分に服用したり手首自傷(リストカット)をしたりと、死に直結しない自傷行為の場合であっても、その後、適切なケアを受けられないと、長期的には自殺によって生命を失う危険が高まります。
2) 心の病
 うつ病、統合失調症、パーソナリティ障害、薬物乱用、摂食障害などが自殺の危険の背後に潜んでいることがあります。
 これまでは、子どもの自殺が起きても心の病との関連についてはあまり触れられることがありませんでした。

しかし、子どもでも、ひどく落ちこんだり、好きだったものにも興味がわかなくなったり、眠れない・食欲がわかないなどの症状が長期間続く場合には、うつ病の可能性があります。

子どもであってもうつ病になる率は決して低くありません。
次のような点に気づいたら、うつ病の可能性を考えましょう。
・学校へ行き渋る ・自分を責めたり、イライラしたりする
・眠れない、食べられない ・リラックスして好きなことを楽しめない
・身体の不調を訴えても検査では異常がない
 高校生の年代になると、大人と同じように心の病が自殺の危険と密接に関連するようにな
ります。

この年代は統合失調症などの心の病の好発年齢にもなるので、早期に発見して、適切な治療に結びつけることが重要です。

摂食障害も思春期に多く発症します。摂食行動をコントロールできないために抑うつ症状が重なってくると、自殺の危険は高まる場合があります。
発症が疑われる場合には専門家の助言を求めることが大切です。


 

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就職氷河期世代社会全体で問題を共有すべきだ

2019年10月17日 22時32分48秒 | 社会・文化・政治・経済

2004年には政府が製造業への派遣労働を解禁し、非正規雇用が一気に拡大した。
氷河期が政策や経済界の対応によって生み出された社会構造の問題であることは明らかだ。
明かに待遇面でも他世代との「格差」は歴然としている。
手取り月給は12~13万円の人も。
「雇用の調整弁」にされた被害者たちといえるのだ。
「搾取された若者たち」の著者の社会学者の甲南大学教授阿部真大 (あべ まさひろ42歳)は、「苦しい状況下で新しい働き方を模索したエネルギーがあり、社会を良くしていける可能性がある」とプラス面も指摘する。

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搾取される若者たち ―バイク便ライダーは見た!

2019年10月17日 22時21分18秒 | 社会・文化・政治・経済
 
阿部 真大  (著)

内容紹介

「好きな仕事に」の落とし穴!東京大学の若き社会学者が、1年間にわたりバイク便ライダーの世界に飛び込んだーー。
大学を休学した「僕」は、一年間にわたりバイク便ライダーの仕事に従事する。

そこで出会ったのは、不安定雇用の立場に甘んじながら、危険労働の現場に積極的に飛び込む、同僚ライダーたちの姿だった。広く他業種を見渡しても、ニート問題や引きこもりでやり玉にあがることの多い若者たちは、むしろ、自ら進んでワーカホリック状態に陥っている。

それは一体なぜなのか? 東京大学大学院に在籍中の著者が、自らの体験をもとに、同世代の団塊ジュニアが直面する労働・雇用問題を分析した、衝撃の論考!

[著者情報]
阿部真大 (あべ まさひろ)
一九七六年生まれ。岐阜県岐阜市出身。東京大学大学院後期博士課程在籍。専攻は労働社会学・家族社会学・社会調査論。大学休学中のバイク便ライダー体験をもとに、団塊ジュニア世代が直面する労働・雇用問題を、社会学的な知見を駆使して考察した本書がデビュー作となる。本書執筆後、ケアワーカーの労働実態を調査。


者が、本書を通して伝えたかったことは、タイトルに書いたことであろう。そのメッセージそのものは重要な指摘であると思う。ただし、それを伝えることに成功している、とは言い難い。
本書は、1年間、バイク便ライダーの世界に飛び込んだ参与観察に基づいて記されている。
…のであるが、仲間のライダーとの会話が中心で、具体的な労働体系、雇用システム、日常の仕事の様子…そういったものがアッサリと流されてしまっている。正直、折角1年間もその世界にいたのに勿体無い、と言う感じがする。また、ここが薄いことで、他の部分の説得力も弱くなってしまっている。
また、後半の恐らくメインにしたい「不安定雇用での自己実現の危険性」の段に関しては、もう少しデータなどの裏づけが欲しい。全体的に、著者が「こう思った」だけでは弱い。例えば、「身体を壊した者が退場するため、一見、健康的な職場のように見える」などと言う部分であれば、著者のいた1年間でどの程度の人間が入れ替わったのか、くらいは欲しい。
そういった描写不足、データ不足のため、全体を通しての説得力があまり感じられなかった。説得力を持たせるためにも、もう少し様々なものを加えて欲しいと感じる。
あと、妙に気取った文章は読みづらい。

宮台真司の影響をモロに受けたような文体ははっきり言ってふざけているが、同世代として共感できる部分も少なくなかった。出版社は違うが本書の続編にあたる「働きすぎる若者たち」と合わせて読むと、著者の主張が理解できる。
 不安定な生き方を余儀なくされた団塊ジュニア世代。「ロストジェネレーション」と呼ばれる彼らが仕事にしか自己表現の場を見出せなくなったとしたら、そこにはどのような結末が待っているのか。それが著者のいう「ワーカーホリック」である。それは単なる「働きすぎ」というのではない。「仕事による趣味の更新」という形で公私の境界を無くしていき、しかも不安定雇用のもとで十分な社会保障も受けられず、明日をも知れぬ危険に身をさらし続ける。いくら「やりたいこと」とは言っても、それはたしかに問題の多い状態といえよう。
 私自身も「ロストジェネレーション」にあたり、「やりたいこと志向」の信奉者でもあった。運よく就職できたとはいえ、サラリーマンになる気がなかった私にとっては会社に入ってからの年月のほうが「失われた10年」だった。その経験をふまえて言えば、「好きを仕事にする」というようなことは、ある程度の社会経験と経済的余裕を前提にしてはじめて言える事なのだ。そういうことを社会の大人たちは若者に教える義務がある。それが著者が必要性を訴える「教育」のあり方であろう。
 たたき台として問題性を見出しにくい「バイク便」を題材にした点(実際、本書の中でもどこが問題なのかがわかりずらくなっている)、結論の詰めの甘さなど、理論として不十分な点は多い。しかし、このような眼差しを持つことは格差問題の解決に新しい可能性を切り開くことになるのではないだろうか。今後に期待したい。

いまをときめく気鋭の社会学者、阿部真大氏のデビュー作。自身の1年のバイク便での勤務経験から体験した、バイク便という
特殊な職業の描写はなかなかに面白く、私自身がバイク好きということも含めて、知る事の多い読書体験となった。

バイク便の世界には、バイクという趣味を仕事にしようと気軽に入ってきた若者が、徐々にバイク便をすること自体に至上の価値を
見いだし、ワーカーホリック状態となる(趣味の書き換えと表現される)無意識的のベクトルがあるとし、さらにそれは続けるうちに
健康を害して去って行ったり、もしくは最悪の場合は交通事故の死が待ち受けることもある、リスクと表裏一体の構造であるとしている。
バイクに対する美意識が、一般の美意識と乖離し、路上のすり抜け至上主義になっていくあたりや、それを具体的な車種名まであげて
説明しているところは、バイク乗りである私はなるほどと思わされ、街でみかけるバイク便のライダーの内面が少し理解できた気がして、
その過酷な境遇には心を寄せざるを得なかった。

誰に強制される訳でもなく、華やかな世間に対するちょっと拗ねた反発心から、自発的に特異な職業倫理を作り出し働くうちに、
いつか後戻りのできない自分に気づくあたりは、社会学の名著ハマータウンの野郎ども (ちくま学芸文庫)で、イギリスの労働者階級が
自発的に底辺労働に組み込まれて行く行程を思わせた。またこれが資本家からの意図的な搾取ではなく、バイク便ライダー自身の
内面的な規範や同調圧力に基づくものであることが、問題を見えにくく根深いものとしている。そもそも仕事に過度にやりがいや
自己実現を求める事に危険性がつきまとうことはよく分かるし、特にバイク便ライダーのような不安定雇用ではなおさらなのだろう。
ジャンルは違えど、次々と新しい若者の夢ややりがいを食い物にして、ポイしていく業種というのは私も嫌という程見てきたし、
また昨今居酒屋や介護業界に蔓延していると聞く、自己を過剰に正当化させ過酷な労働を甘受させるポエム文化とも同質の、
若者が陥りやすい罠なのだな、と改めて理解する。むしろこういう危険性を無意識的にあらかじめ回避しているのが、筆者が属する
団塊ジュニア世代のあとに来た、いわゆる”さとり世代”などであるのかもしれない。

この構造を見つけ出したところまでは面白い。ただ結論は俗流世代論とあまり実用性のあると思えない提言がペラッとついているだけで
学生のレポートの延長のような締めくくりにあまりにお粗末だ。むしろこの構造を明らかにしたところで終わった方がスッキリしたのではないか。
またインタビューが、個別のライダーの内面に踏み込んでおらず、日常会話の断片の寄せ集めでしかなく、具体的なライダーの生き方が
見えてこないのは残念だ。特定のライダーをピックアップし職業意識や不安などに踏み込んだインタビューがあれば、よりよかったと思う。
本書は著者の処女作という事もあり、無理やり提言までてんこもりに含めた本に仕立てた、という性急な印象は拭えなかった。
ライダーの内面に踏み込めれば、潜入ルポの名作自動車絶望工場 (講談社文庫)の特殊業界編にもなりえたかと思うのに、ちと残念である。

東大社会学の大学院生の処女作。職場体験記としてはそれなりに楽しめた。バイク便ライダー独特の言葉やの文化というか世間というものについての知見を得られる。バイク便ライダーがどのようにしてこの業界に入り、深みにはまり、退出させられるのか、ライダーへの短いインタビューをつなぎ合わせ、描き出していく。本を通し、ちょっと悲しいバイク便ライダーの過酷な労働実態とライフサイクルが見えた。特に、事故と隣り合わせで完全に労働者にもかかわらず、労災や休業補償が一切ない請負契約で仕事をしているという実態には驚いた。

ただ、フィールドワークの記録としては、短いインタビューがほとんどで、「薄い」という感は否めない。やはり、調査への了解を得ることが難しい時代とはいえ、調査を前提として対象者に接しないと、生活実態や心性など深い中身は得られないのではないか(著者は自身について、ライター志望と対象者に説明している)。本書では、バイク好きのみしか取材していないが、そのほかの「夢見る若者たち」も多いはずで、そうした人たちの取材が全くなく、どうなんだろうと思った。また、実質140ページの本に注が41もあって(しかも大半がバイクの車種や文中で補足できるものだ)、数ページに1回章末の補注を見返すことを求められ実にうっとうしい。論文ではないのだから、読者へのわかりやすさを重視してほしかった。

著者の言いたいことは最終章にあるのだが、その最終章だけを書くためにそれまでの章がある感じである。職場での生のやり取りは面白いのだが、バイク云々のことが全くわからない私としては注釈を見ながら読むのはちょっと大変だった。最終章が本章だとすると本題に行くまでのイントロが少々長く感じたのでこれがマイナス1点。これは著者自身も言っていることではあるが。

 ただ、ベンチャー企業を支える「負け組」や、「13歳へのハローワーク」への厳しい意見などはナルホドと思わせるものがある。好きなことを仕事にすることが経済力云々より立派だと思っているうちに、ずいぶん差をつけられてしまった、という団塊ジュニアは少なくないと思うし、偉くなることや責任を負う仕事よりも拘束の少ない仕事をしたいと思う若者は団塊ジュニア以上に多いのではないか。気がついたら「使い捨て」の便利屋になりかねない。問題提起の視点は見るべきものがあり、一読する価値はある。

 
 
 
 
 
 
 

 
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何事も続けることが大切だ

2019年10月17日 22時08分37秒 | 社会・文化・政治・経済

▽人生の苦悩に対して、如何に挑み、克服していくのか。
▽人に直接会い、誠実に言葉を交わすことから、信頼と友情のドラマの幕を開ける。
▽まず、自分の可能性を信じること!
▽ともあれ、マイナス思考にならないことだ。
▽何事も続けることが大切だ。
▽まずは自分が先頭に立つことだ。
▽可能性の扉を開く鍵は自分の心の中にある。
壁にぶつかった時こそ<負けじ魂>を燃やし勇敢に挑み抜こう。
▽「就職氷河期世代」
「現役世代がへ減り続ける中で、彼らの能力を社会に活かせないままなのだ」
▽未来を握るのは若者だ。
いつの時代も、若者が社会を動かす起点となることが多いからだ。

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阪神 53年ぶり上位5選手が高校生

2019年10月17日 21時54分31秒 | 野球

 「プロ野球ドラフト会議」(17日、グランドプリンスホテル新高輪)

 阪神が球団史上53年ぶりに、1位から5位まで高校生を指名した。しかも、甲子園で活躍したスターを続々と獲得に動いた。阪神が上位5選手を高校生で指名したのは1位・江夏らの66年以来となった。

【写真】1位は高校BIG4 胴上げされる創志学園・西

 まず、星稜・奥川恭伸投手は抽選で外したが、外れ1位で高校ビッグ4のひとり創志学園・西純矢投手の交渉権を獲得。矢野監督は西について「タイガースファンの大好きそうな選手が取れた」と満足げ。その後も2位では、夏の甲子園で優勝した履正社の4番・井上広大外野手を指名。3位ではまたも高校ビッグ4と呼ばれていた速球派左腕の横浜・及川雅貴投手を指名した。4位では東海大相模の遠藤成内野手、5位では中京学院大中京の藤田健斗捕手を指名した。

 西は2年夏の甲子園で奪三振ショーを演じ、及川も2年、3年に甲子園に出場。遠藤も3年夏の甲子園で活躍し、U18W杯にも出場した逸材だ。藤田は夏の甲子園で4強にけん引。6位では初めて高校生以外となる東海大九州の小川一平投手を指名したが、将来性を重視した楽しみな上位指名となった。

 



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秋の新聞週間 新聞と私 時代読み解くヒント

2019年10月17日 21時12分10秒 | 社会・文化・政治・経済

毎日新聞2019年10月16日 東京朝刊

15日から始まった「新聞週間」に合わせ、日本新聞協会と毎日新聞社など全国の加盟会員新聞・通信・放送社は、各界で活躍する3人に、活字に触れることの重要性や日ごろの情報収集方法、新聞に対する思いを聞いた。

語彙力鍛えられた 
将棋を始めたのは小学1年生だった。時を同じくして新聞を読むようになった。新聞には「将棋欄」があり、プロが指した次の一手を考えることが日々の楽しみだった。
小中学生は、自身が興味を持っている分野の記事から新聞に触れることで、まとまった文書を読む力がつくのではないか。
語彙力鍛えられた 将棋棋士・羽生善治さん

人間は情報をとり続ける生き物だ。
ニュースを伝える新聞を伝える機能がいらなくなることはありえない。
新聞は文章の磨き方もすごいと感じている。
明かに時間をかけて練り上げた文章が多い。
そうした文章力は失ってほしくない。
日本の企業は実力は高いのに、その伝え方がうまくないというギャップがある。
新聞社も例外ではない。
コピーライター佐々木圭一さん

時代はものすごいスピードで変化している。
何となくでいいから、時代の流れを知るためにも、読んでほしい。
新聞は多様な人に出会える場でもある。
自分の生き方を微調整できるのも魅力だ。
教育アドバイザー佐藤亮子さん

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「新聞科学研究所」開設を発表

2019年10月17日 18時51分57秒 | 社会・文化・政治・経済

「NEWSPAPER CAMPUS 2018」 

日本新聞協会は、春の新聞週間に合わせ4月6~8日の3日間、新聞PRイベント「NEWSPAPER CAMPUS 2018」を東京・世田谷区の商業施設「二子玉川ライズ」で開催した。

同イベントは、小中高生とその親をターゲットに、新聞が学習に役立つことを訴求するもの。

会場では、全国の協会加盟全紙の1面を一堂に展示した他、試読紙を配布。新聞の豆知識を学ぶクイズラリーやスクラップ作り、巨大パズルで紙面構成を学ぶコーナーなど体験型コーナーも設置。また、10代のアスリートによるトークショーや、保護者向けのミニステージなども行われ、家族連れなどでにぎわった。

初日のオープニングで、新聞PR部会の林田一祐部会長(朝日新聞社)は「会場にはさまざまなコンテンツを用意した。楽しみながら新聞に触れてもらい、その本質を実感してほしい」とあいさつ。続いて「HAPPY NEWS 2017」および「新聞科学研究所」の発表イベントが開かれた。

協会では、地域のホッとする話題や、身近な人の活躍を伝える記事とそれに対するコメントを募集する「HAPPY NEWS キャンペーン」を実施。2017年度の受賞作を、「新聞をヨム日」(4月6日)の当日に発表した。
 
ステージには、ゲスト審査員を務めた、アイドルグループ・SKE48の須田亜香里さんが登場。須田さんは、朝の新聞チェックを日課にしていると話し、自ら選んだ「須田亜香里賞」を紹介した。受賞したのは、作家の谷冶宇氏のエッセー(中日新聞掲載)を取り上げて、その感想を寄せた滋賀県の女性。

須田さんは、認知症の母親が、今の自分の年齢を一番幸せだったであろう若いころと認識しているというエッセーについて、「読みながら親の姿を重ねていた。誰しも、幸せな思い出をいつまでも心にしまっておけたら素晴らしい」とコメントした。
大賞には、桜の古木の伐採について、小学生の児童と市職員の間で交わされた心温まる手紙のやりとりを伝える記事(朝日新聞掲載)に思いを寄せた大阪府の女性が選ばれた。
須田さんは「今回、たくさんの幸せなニュースに出合えた。新聞が多くの人にとって、身近で元気をもらえる存在になればうれしい」と締めの言葉を述べた。

「新聞科学研究所」(http://np-labo.com/)開設の発表には、白衣とメガネを着用した須田さんが、特別研究員として再登場した。

林田部会長は同研究所について、HAPPY NEWSキャンペーンは今回で最後とし、それに代わるコンテンツとして立ち上げたと説明。「あしたも、読む理由がある」をキャッチコピーに、今後さまざまな独自調査を通じて、新聞を読んで得られるメリットを研究する。すでに、新聞を購読している家庭の子どもの集中力が高いなどの調査結果を発表している。
林田部会長は「今後、加盟新聞社の紙上でも、結果報告などを掲載し、新聞への理解・気付きを、ユーモアを交えて促進したい」と抱負を述べた。

最後に須田さんは「新聞を読むようになって本当によかったと思う。記事は人が書いているんだ、と思うことで、一層温かい気持ちになれることを皆さんに知ってほしい」と話した。
協会公式サイト:
http://www.pressnet.or.jp/

 

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阪神 ドラフトに「風評被害」直撃

2019年10月17日 18時41分14秒 | 野球

 心配なのはクジ運ばかりでもないようだ。阪神は16日、東京都内でドラフト会議に向けた最後のスカウト会議を行い、矢野監督も出席した。昨年ドラフトでクジ引き2連敗を喫した指揮官は「赤いパンツを履いていく。スーツケースに入れてきたんだ。(頭の中で)矢野ガッツしているよ」。口も滑らかだったが、今ドラフトを巡っては外野から“いわれなき批判”にさらされている。

 阪神は長年にわたって先発ローテーションを担ってきたメッセンジャーの引退などのチーム事情から星稜・奥川や大船渡・佐々木ら高校生投手を1位指名候補に挙げてきた。しかし、6年前に4球団競合の末に鳴り物入りで入団した藤浪晋太郎投手(25)が今季0勝に終わるなど伸び悩んでいる状況から、ネット上では「高卒投手は育てられないから指名しないで」「阪神に行ったら潰される」などの声が上がっている。

 そんななか、球団関係者は「確かに藤浪はここ数年結果を出せていない。それはうちが抱える大きな課題。しかし、もともと若い投手の育成が下手なわけではない。高卒ではないが、今年も青柳や高橋遥など若い投手はしっかり出てきている」と猛反論する。藤浪の不振で育成力が批判の的となりがちだが、今季守護神として復活した藤川や、かつてのエース左腕・井川など高卒投手をメジャーに送り出した実績もある。育成下手はあくまで“風評被害”というわけだが果たして…。

 



 

 

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IOC会長、マラソンの札幌開催「決めた」

2019年10月17日 18時34分25秒 | 社会・文化・政治・経済

10/17(木) 共同通信

【ドーハ共同】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は17日、ドーハで東京五輪のマラソンと競歩の会場について「IOC理事会と大会組織委員会は札幌市に移すことに決めた」と、二者間では合意に達したとの認識を示した。



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浸水被害3万3616棟 決壊64河川111カ所 台風19号

2019年10月17日 18時25分49秒 | 社会・文化・政治・経済

 記録的な大雨となった台風19号による深刻な住宅被害が明らかになってきた。総務省消防庁が発表した17日午前5時時点の集計では、床上と床下を合わせた浸水被害に遭った住宅は東北や関東を中心に20都県の計3万3616棟に達し、河川の堤防の決壊や氾濫の影響が広範囲に及んだ実態が浮かんだ。週末には低気圧や前線の影響で再び大雨になる恐れもあり、気象庁は河川氾濫や土砂災害への警戒を呼びかけている。

【動画】「これ、死ぬわ」車、流され転落 脱出までをドラレコ記録

 浸水した住宅は、都道府県別で栃木の1万8082棟が最多。長野3761棟▽埼玉2591棟▽静岡2457棟▽宮城1908棟▽茨城1696棟▽福島1546棟――と続く。一部損壊を含めた住宅の損壊被害は計1765棟。ただ、各県の担当者らによると、実地調査は追いついておらず、数字は膨らむ可能性が高い。

 栃木県では、国や県が管理する河川が多数集まり、永野川などが氾濫した栃木市に被害が集中している。市危機管理課の担当者は「未曽有の災害だった(2015年の)関東・東北豪雨の約2600棟よりもはるかに大きい。ゴミの回収や消毒作業が追いつかない」と話す。

 近年の主な豪雨災害の住宅被害は損壊と浸水を合わせると、西日本豪雨(18年)5万1110棟▽九州北部豪雨(17年)3864棟▽関東・東北豪雨(15年)2万3337棟――だった。

 国土交通省によると、台風19号で堤防が決壊したのは、宮城、福島、長野など7県で64河川111カ所(17日午前5時時点)になった。毎日新聞の集計では、全国で77人が死亡し、16人が行方不明となっている。内閣府によると、16日時点で13都県の4252人が避難所に身を寄せている。

 気象庁によると、関東甲信越と東北の各地方では、発達した低気圧や前線の影響で18日からまとまった雨が降る見込みだ。19日まで降り続く見通しで、一部地域で大雨も予想される。

 関東甲信で18日午後6時までの24時間で予想される雨量は、多い所で関東南部・甲信50~100ミリ、関東北部50ミリ。台風19号で堤防が決壊した被災地では洪水の危険性が高まるほか、地盤の緩んだ場所では土砂災害の恐れもある。【二村祐士朗、鈴木理之、大久保昂】

 



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浸水被害3万3616棟 決壊64河川111カ所 台風19号

2019年10月17日 18時13分10秒 | 社会・文化・政治・経済

 記録的な大雨となった台風19号による深刻な住宅被害が明らかになってきた。総務省消防庁が発表した17日午前5時時点の集計では、床上と床下を合わせた浸水被害に遭った住宅は東北や関東を中心に20都県の計3万3616棟に達し、河川の堤防の決壊や氾濫の影響が広範囲に及んだ実態が浮かんだ。週末には低気圧や前線の影響で再び大雨になる恐れもあり、気象庁は河川氾濫や土砂災害への警戒を呼びかけている。

【動画】「これ、死ぬわ」車、流され転落 脱出までをドラレコ記録

 浸水した住宅は、都道府県別で栃木の1万8082棟が最多。長野3761棟▽埼玉2591棟▽静岡2457棟▽宮城1908棟▽茨城1696棟▽福島1546棟――と続く。一部損壊を含めた住宅の損壊被害は計1765棟。ただ、各県の担当者らによると、実地調査は追いついておらず、数字は膨らむ可能性が高い。

 栃木県では、国や県が管理する河川が多数集まり、永野川などが氾濫した栃木市に被害が集中している。市危機管理課の担当者は「未曽有の災害だった(2015年の)関東・東北豪雨の約2600棟よりもはるかに大きい。ゴミの回収や消毒作業が追いつかない」と話す。

 近年の主な豪雨災害の住宅被害は損壊と浸水を合わせると、西日本豪雨(18年)5万1110棟▽九州北部豪雨(17年)3864棟▽関東・東北豪雨(15年)2万3337棟――だった。

 国土交通省によると、台風19号で堤防が決壊したのは、宮城、福島、長野など7県で64河川111カ所(17日午前5時時点)になった。毎日新聞の集計では、全国で77人が死亡し、16人が行方不明となっている。内閣府によると、16日時点で13都県の4252人が避難所に身を寄せている。

 気象庁によると、関東甲信越と東北の各地方では、発達した低気圧や前線の影響で18日からまとまった雨が降る見込みだ。19日まで降り続く見通しで、一部地域で大雨も予想される。

 関東甲信で18日午後6時までの24時間で予想される雨量は、多い所で関東南部・甲信50~100ミリ、関東北部50ミリ。台風19号で堤防が決壊した被災地では洪水の危険性が高まるほか、地盤の緩んだ場所では土砂災害の恐れもある。【二村祐士朗、鈴木理之、大久保昂】

 



 

 

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利根川河口の神栖市 浸水続く

2019年10月17日 13時42分41秒 | 社会・文化・政治・経済

利根川河口の神栖市 浸水続く

利根川が太平洋に注ぐ河口沿いの茨城県神栖市では、住宅地が広い範囲で水につかっています。

神栖市によりますと、13日の午後から堤防のないところを中心に利根川の水が住宅地の手前の道路まであふれ出し、市は午後5時に波崎地区などの8267世帯、2万1400人を対象に「避難勧告」を出しました。
市によりますと、この波崎地区を中心に住宅地が広い範囲で水につかって道路も冠水していて、一夜明けた14日も水が引いていません。
利根川の下流は、茨城県稲敷市の観測所で14日未明に氾濫危険水位を下回り、市は午前11時半に避難勧告を解除しました。
市内の清掃会社を経営する70代の男性は「きのうから利根川から水が出てさらに道路にある下水からも水が噴き出し、事務所の中もひざの上あたりまで水が上がってしまいました。このあとも満潮になったら、心配です」と話していました。
また、80代の女性は「長く住んでいますが、今までこんなに水が上がったことはなかったので怖いです」と話していました。

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10月15日と10月16日の茨城県取手の利根川の光景

 

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ブログ開設1551日目(2019年10月16日)

2019年10月17日 13時26分55秒 | 日記・断片

トータルアクセス数

トータル閲覧数181万4996PV
トータル訪問数50万0749UU

過去に開設したことがある「友人の企業経営をサポートするブログ」。
1回だけであるが、1日2万人余が訪問したことがある。
その記事は、ヤフーニュースにも取りげられた内容だった。
また、個人的なブログは、一日訪問数が6000人を超えていた。
何故だろうと、原因を探ってみた。
ところが、外国のポルノ動画映像にリンクされていたので、愕然とした。
結果的に閉鎖を余議なくされのだ。

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山本昌臨時コーチが再生に意欲も…阪神藤浪に「聞く耳持たず」の“前科”

2019年10月17日 13時16分13秒 | 野球

 プロ野球史上最年長の50歳登板の記録を持つ中日OBの山本昌氏(54)が、11月に予定されている阪神の秋季キャンプに臨時コーチとして参加することになった。

 中日時代にバッテリーを組んだ矢野燿大監督(50)からの要請を受諾した通算219勝のレジェンド左腕は、「話す機会があれば僕の考えを伝えたい」と藤浪晋太郎(25)の再生にも意欲を見せ、今季の一軍登板が1試合に終わった藤浪も担当記者の取材に「すごい方なのでいろいろ話を聞けたらと思います」と答えたそうだが、「彼が山本昌のアドバイスに真摯に耳を傾けるかどうか……。正直、疑問だね」と阪神OBのひとりは首をかしげている。

 実際、藤浪には“前科”がある。2015年の阪神春季キャンプに、通算206勝193セーブのOB左腕・江夏豊氏(71)が臨時コーチとして参加。投手陣にまずキャッチボールの大切さを説いた。みなが真剣なまなざしでレジェンドOBの言葉に耳を傾ける中、藤浪だけは違ったという。

 キャンプ後、江夏氏は日刊ゲンダイのインタビューにこう言っていた。

「僕が一番大事にしてきたものをわかってもらいたいと考えた。それがキャッチボール。ボールを正しく握って正しい回転で投げる。キャッチボールの延長にブルペン、マウンドがある。せめて阪神の投手だけは大事にしようぜと。一軍投手の18人中、17人はわかってくれたと思う。1人だけわからなかった投手がいたかな。それは誰か? 藤浪。あの子はいい意味で自分を持っている。ただ、聞く耳を持たない。キャッチボールはやるけど、あくまで自己流。いずれわかってくれると思っているから必要以上に言わず、好きなようにやらせました」

■誰もが復活を望むが…

 藤浪は高卒3年目だったその15年に14勝7敗とキャリアハイとなる成績を挙げて以降、勝ち星は7勝、3勝、5勝と下降線をたどり、今季はついに一軍未勝利に終わった。死球を連発する深刻な制球難もあるいは、雑なキャッチボールに起因するのかもしれない。阪神の一軍のコーチも二軍のコーチも手を焼いている状態だというから、山本昌臨時コーチの指導が藤浪の耳に届くかどうか。

 



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