ネット依存の現状と対策
各種プラットフォームは、追体験を求めるように設計されている。
体内に物質を取り込むわけではないが、薬物同様に依存性を生む-現代人の多くが、思い当たるだろう。
ここに戦慄すら覚える報告もある。
「ネット依存の後遺症から完全に逃れることは不可能」と指摘する。
人は人と向き合って話す力が衰えるのだ。
対面の場での言外の「間」すら、分からなくなる。
内容紹介
ダニエル・ピンク、マルコム・グラッドウェル、
アダム・グラント、アリアナ・ハフィントン、
チャールズ・デュヒッグ、スーザン・ケイン……
僕らをのめり込ませる手口とその仕組みの全貌を暴き、
世界中が絶賛(+警告)した
「悪用厳禁」の話題の書、ついに上陸!
スマホ、インスタ、ネットフリックス、
スマートウォッチ、ゲーム、メールチェック……
新時代の依存症「行動嗜癖」のメカニズムと、
この「厄介な隣人」とうまく付き合っていく方法を
心理学界の次世代を担う俊英が解き明かす。
‖錚々たる識者が「必読書」認定
‖"6大書評"、解禁
▼マルコム・グラッドウェル<世界累計発行部数200万部超のベストセラー作家>
「現代の深刻な病である依存症。著者はその広がりについて、読む者を虜にする深い考察を提示している」
▼アリアナ・ハフィントン<『ハフィントンポスト(現ハフポスト)』創設者>
「メールチェック、ウェブサーフィン、『いいね』のタップがやめられないあなたは、ぜひデバイスからいったん手を放して、この本を読んでください。現代人がテクノロジーに依存する理由、そうなった経緯、そしてこれからとるべき対策について語った大切で画期的な1冊です」
▼アダム・グラント<『GIVE & TAKE』著者、ペンシルベニア大学ウォートン校終身教授>
「ここ最近読んだ中で最も魅力的かつ重要な本。著者は生活を支配する新しい依存症をはっきり明るみに出すとともに、ビジネスと家族と私たち自身の精神を救う手立ても提供している」
▼ダニエル・ピンク<『ハイ・コンセプト』『フリーエージェント社会の到来』著者>
「明晰で鋭い主張。著者は現代の生活に潜む危険、すなわち『行動嗜癖』を白日のもとにさらしている。ソーシャルメディアの『いいね』を追いかけるのも、歩数をカウントするのも、自分自身の意思はさほど関係がない。私たちの行動は私たちが使っているテクノロジーの構造に引っ張られている。本書を夢中で読み進めるうちに、あなたもきっと目からうろこが落ちるだろう――そして危機感を抱くに違いない」
▼スーザン・ケイン<『内向型人間の時代』著者>
「ソーシャルメディアは理想的な自己表現の場にもなるが、しだいにそれなしではいられなくなってくる。アダム・オルターがはっきり描き出すように、行動嗜癖となって私たちの精神的健康と人間関係を危うくしかねない。現代人がどれほどデジタルデバイスに縛られているか、本書を読んで理解してほしい。
テクノロジーが主導する時代にゆたかで充実した健全な生き方をしていくために、ぜひ知っておきたい解決策がここにある」
▼チャールズ・デュヒッグ<『習慣の力』著者>
「重要で、洞察力にあふれ、そして読んでいて楽しい。その三種の神器をアダム・オルターはそろえてみせた。テクノロジーに執着する現代を鋭く掘り下げながら、SNS、スマホ、ゲーム、活動量計、その他のデバイスへの固執を断ち切る斬新なソリューションを提示している。
本書が指摘しているとおり、こうしたテクノロジーに縛られている限り、私たちはしっかりした人間関係も築けず、共感力をもつ子どもを育てられず、仕事と睡眠や遊びを区別することもできないのだ。やめたほうがいいとわかっている行動をやめられず、時間やお金や人間関係を犠牲にした経験があるなら、この本が必読である」
内容(「BOOK」データベースより)
世界中が絶賛した話題の書、ついに上陸!スマホ、フェイスブック、インスタ、ネットフリックス、ゲーム、メール…。新時代の依存症「行動嗜癖」の衝撃。悪用厳禁!のめりこませる手口とその仕組みの全貌を暴く!!
著者について
アダム・オルター(Adam Alter)
ニューヨーク大学スターン・スクール・オブ・ビジネスのマーケティング学科准教授。
専門は行動経済学、マーケティング、判断と意思決定の心理学。
『ニューヨークタイムズ』『ニューヨーカー』『WIRED』『ハフポスト』など、多数の出版物やウェブサイトで精力的に寄稿するほか、カンヌ国際広告祭やTEDにも登壇。
2013年の著書『Drunk Tank Pink: And Other Unexpected Forces That Shape How We Think, Feel, and Behave』(邦訳『心理学が教える人生のヒント』林田陽子訳、日経BP社、2013年)は、ニューヨークタイムズのベストセラーとなり、マルコム・グラッドウェルやダン・アリエリーから絶賛されている。
上原裕美子(うえはら・ゆみこ)
翻訳者。
訳書は『世界の一流企業は「ゲーム理論」で決めている』『すべては「先送り」でうまくいく』(ともにダイヤモンド社)、『♯HOOKED』(TAC出版)、『壊れた世界で“グッドライフ"を探して』(NHK出版)、『日本経済のマーケットデザイン』(日本経済新聞出版社)など。