宗教家は、科学を軽視すべきではない。
科学万能主義に立って宗教を無視することが問題でもある。
既成宗教の迷信的要素は否定すべきであるが、宗教によって幸福を期待して、祈るのである。
人を救い、世を救うことを除いて、宗教の社会的の意義があるのだろうか?
社会を良くする役割を担う科学と宗教が、互いを否定し合う状態から脱しなければ、混乱が深まるばかりとなる。
「私の歩んできた人生、私が受けた教育は、宗教的世界観を完全否定した環境の下にあった」モスクワ大学のログノフ元総長。
「生命という不可思議な心の次元の世界は、唯物主義、科学万能主義では、はかりしれない」
「科学は宗教と対立すべきものではない。互いに<協調>して発展していくべきものだ」
「宗教の豊かな智慧を、吸収できる科学であるべきだと思う」
1)科学の発達によって、その法理が、ますます明快になるような普遍性をもつ。
2)科学の成果を積極的に認知しつつ、自らの世界観を豊かにしていく奥行をもつ。
3)科学の発展のために直観力を与え、独創性を生み出す源泉になる。
4)科学技術が人類のために役立つよう、方向づけをしていく使命を担う。
人間の根源に深く関わる「生死」の問題は無視できない。
人の死は誰も避けられない。
「科学」と「宗教」は、相容れないものではない。
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