ベルばらにちなみ持ち込まれたフランス菓子。
オーボンヴュータンのキャラメル。
まず、外伝とかエピソード編とかのコミックの貸し借りから始まり、それぞれのベルばらとの出会い方などを語り始める。私は、ベルばらが好きだと公言することもベルばらの話を誰かとするということもこれが初めてなんだと告白‥‥
私と同世代の3人はほぼ同じころ(小学校高学年くらい)で出会ってて、漫画、アニメ、実写映画などに触れていた。一人は小学生から友人とベルばらの二次創作漫画を友達と書いてたんだそう。で、実写版の封切の時には友達と電車に乗って町まで映画見に行ったんだってそれが友達と行った最初の映画だったとか。(私は「銀河鉄道999」だったな~とか口を挟んで脱線するw)
10歳年下の彼女は、出会いは再放送のアニメだと言ってた。アニメ経由で原作に入ったらしい。
ふむふむ。
話していくうち、全員が全員とも、おびただしい量の漫画を読んでいるということが分かった。
私もかなり漫画を読む少女だったけど、ここに集ってる人みんなそうらしい。読んでる漫画も重なっているところも多かった。ベルばらはその中の一つにすぎないけど、でも何かちょっと違うなにかがある。
さらに、漫画を離れて、大河ドラマやジェーンオースティンの話。源氏物語から下町ロケットまで話が広がる広がる。それもとっても楽しかったのだけど、このレポートではベルばらの話に絞ろう・・・。
私が「ベルばら好きだったけど、好きって言えなかった。人に話すの恥ずかしかった。ていうか、一人で読んでるのに、恥ずかしくなって読みながらページをパタッと伏せたくなったりするのよね。なんでなんだろ?」と持ちかける。最近気がついた「ベルばらで傷ついてる」から、そうなっているんだと思う。二次創作を読んでいくうちに癒されてきて、今日話ができるくらいには軽くなってきたんだ・・」
一番年下の彼女が、「オスカルの女性性が・・・」と熱く語り始めた。
曰く、オスカルが男装してることによって女性性と男性性についての認識を否が応でも読者に投げかけている・・・。それがちょうど思春期に差し掛かる少女に与えた影響が大きいのではないか?(かなり要約してしまったけど)
そこから、話は漫画から離れて、それぞれの「傷」の正体を考察する流れに…・。
だんだん私も「傷」の正体をつかみ始めた。