モーターサイクル日記

モーターサイクルと日常

CB350F 修理3

2024年12月14日 | メンティナンス

CB350Fのキャブレターはオークションで400F用を購入する事にした。

使用不可に近いものを買ってもお金を捨てるようなもの、ただあまりに高価な物は中古という事を考えると二の足を踏む。

中古パーツが高騰している昨今、それでも丁度良さそうな感じのキャブレターを購入した。

(半分賭けみたいなものだ^^;)

 

届いたキャブレターは鉄パーツに錆びこそあれ、キャブレター自体に酷い腐蝕も無く充分使用できそうだ。

画像矢印のプレート周りのパーツも(非分解指定だけど)全バラにしていく。

 

 

 

キャブレターを分解していく。

 

 

 

途中の画像は無いが、プレート周りの金属パーツは耐溶剤性のシルバーで吹いた。

本当にレストアならこのへんの細かいパーツも再メッキに出すのだが、今回は修理という事でペイント。

それでも中々このキャブレターは細かくて面倒ですよ。

 

 

 

キャブレターが組み上がった。 パレットの中が交換した部品。

 

 

 

実油面合わせで一度やり直し。

その後エンジンを始動して同調を合わせていく。

 

 

スンナリと同調が決まりました。

アイドリングも安定している。

 

 

ノーマルのエアクリーナーボックスが無いので、キャブレターにはパワーフィルターかな。

取り合えず年内にはできそうだ^^

 

 

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CB350F 修理2

2024年12月07日 | メンティナンス

CB350FにオーバースペックのTMRキャブレター

アイドリングを合わせても少し経つと回転が上がってしまう。

TMRは濃いセッティングで乗っているとVシールなる物が変形して、そこから余分なエアーを吸ってしまいまともなセッティングが出来なくなるとの事。

またVシールは部品として販売しておらずメーカーに送って交換依頼するとか?

レーシングユースをうたってるけど、なんか不便だなぁ^^;

ただ巷ではVシールを販売してる人がいて、大体1つ5~6000円で4個いる。

さらにシムで調整する箇所なのでそれも必要。

よーく考えるとそこまでしてこのTMRにお金をかけるより、ノーマルキャブレターを探して付けた方が良いという結論になった。

しかしこの350F 聞けば目の飛び出る値段で購入してる。

まともに乗れないものを売るんだから、まさにボロ儲けってやつだ^^;

 

 

 

 

 

#おまけ

ドカティシングルのデロルトSSIキャブレター

それなりに煤けていたので、この機会にOH清掃。

キレイになって気持ちも良い^^

 

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修理より部品探しが大変だ。。。

2024年12月05日 | メンティナンス

前に電装など直したタイガーカブT20 年式は1957だと思う。

しばらく乗り込んだら異様な音が出て、エンジンの分解を行う。

大本はクランクメタルだったのだが、これ一つも種類があり国内ではまず買えない。

クランクを直すとプライマリーチェーンのガチャガチャ音が目立つ。

(はっきり言ってこの時点で放り投げたかった。。^^;)

 

 

 

初期の頃のトラカブはプライマリーケース形状が悪く、チェーンにオイルが浸り難く伸びてしまう持病がある。

60年代に入るとチェーンはW(2連)になるので改良されていったんだろう。

 

パーツを調べていくと この年式は3/8×7/32で リンク数62Lらしい。

英車パーツの詳しい方に聞いてもそのような答えだった。

しかし、実測すると。。

ピッチは約12㎜ちょっと、1/2インチだ。

 

 

幅は5.5mm程だから 7/32インチ

 

 

 

リンク数が48L

 

 

現物は1/2×7/32 で48Lになる。

しかし探してもこのサイズは無い~。

英車パーツの先生には、「そのT20は変だ」と言われる始末^^;

自分でもE-BAY とか回ってみたが 1/2×3/16  48Lは見つかった。

しかし3/16は4.7㎜ほど、スプロケットの歯厚は5㎜あるんだよねぇ。

最悪スプロケットを削るか。。

こんな部品探しで時間を取られて困ったもんです。

 

 

#車検整備中のK0

オイル交換をする時サイドカバーに違和感があった。

下側グロメットに入る部分に亀裂がある。

 

 

 

クラックが酷くならないようにプラリペアで補強しておく。

 

 

オイルは真っ黒でした~^^

 

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業務報告

2024年12月04日 | メンティナンス

前に工房で仕上げたドカティシングル

暖機後不正爆発でストールしてしまうらしい。

ずっと診れてなかったので、そろそろやらないと。。。

 

 

 

こちらは前にキャブレターOHなどを受けた事のあるK0

かなり程度の良い個体

今回は車検整備で入車です。

 

 

あっと言う間に12月になってしまい、相変らず仕事の段取りが悪い^^;

暮れまでにはスッキリしたいなぁ~

 

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CB350F修理

2024年11月30日 | メンティナンス

工房にXS650のお客さんが居て、その方から相談で「CB350Fの修理をお願いできないか聞いて欲しい」と、知り合いから聞かれたそうだ。

具体的な内容はわからないので「旧車會じゃなければ見てあげるよ~」とかえした。

しばらくして本人からTELがあり、4000回転からボソついてしまう、アイドリングが2500回転から下がらないとの事。

聞けばバイクは〇男爵で購入し修理も何度かやり直してもらったのだが一向に改善されず、最後には「やる事は全部やったのでコレでやるところはない」と放り投げられてしまったらしい。

そしてバイクが入車 少しハンドルがやんちゃだが他はまぁまぁ。。。^^;

そしてCB350F→CB400F風に改造してる、いわゆるバケヨン仕様。

 

 

キャブレターを見るとTMR32が付いてる。

このキャブならゼファー750クラスのキャブだよな~350Fじゃあオーバースペック過ぎる。

ノーマルキャブは無いと言われたらしいので、なんとかジェッティングで変わるかなぁ?

 

取り急ぎバラバラシしていく。

 

 

 

スライドバルブの調律が狂ってますねぇ。

 

 

M/J S/Jは 大体こんな番手かな~と選んだ奴をベースに替えていく。

元の番手はえらく大きく、プラグは真っ黒 加速ポンプと相まって度濃セッティング^^;

 

フロート面を合わせて1回目キャブセッティングが完了

 

 

始動してどうなっちゃうかな~^^

 

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