
晴耕雨読ということばがあるように、
畑仕事と読書を上手く両立させれば、
理想の田園生活なのかもしれない。
『太宰治の辞書』
北村薫著 新潮社

ファンタジーやミステリーの世界で、
ドキドキワクワクばかりしていると、
たまに、このような世界に入るとホッとします。
ああ、文学!を忘れていたという想い。
テーブル・ドア・窓・テラスの生活をぬけて、
ふみ机・障子・縁側の中でゆったり煎茶をいただいてる気分。
芥川・太宰をもう一度ひも解いてみようと、
きっと思い至ることでしょう。
この本の中で、語り手「私」は中学生の息子を持つ母ですが、
女子大生時代から始まるシリーズものです。

他に何もできない暑さの中でも
ごろんと寝転んで本を読もう!
