7日に全国青年大集会2011の町田プレ企画「まちだお仕事交流会」が開かれました。
過労自殺をはじめとする労働事件をあつかっている、八王子合同法律事務所の和泉弁護士の話は、働くとはどういうことかを投げかけるものとなりました。冒頭、SHOP99の名ばかり店長裁判の勝利判決の報告会の動画を視聴。
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YouTube: ショップ99、名ばかり店長裁判完全勝利
和泉弁護士は、SHOP99の名ばかり店長裁判にも触れながら、「働くことは本来楽しいことであり、自分を成長させるものだが、現実は働くことによって人間が壊されていっている」と指摘。
資本主義の中でも日本ではルールがあまりにもないこと、貧困と格差の広がりの中でものを買う力が極端に低くなっていること、「国際競争力」の名のもとに労働強化をおこないTPPで労働市場の自由化もねらっていることなど話をする中で、「弁護士としては悔しいが、裁判だけでは解決できないこともある。だからこそ運動を広げて世論を変えていくことが大事」と話をすすめました。
そのなかでも、一人でたたかうのではなく、労働組合に加盟をしてたたかうことの重要性を話しながら「つながることなくして変えることはできない」と強調しました。
その後、3人が発言。仕事のやりがいと悩み苦労について話をしてもらいました。
小学校で教師をしている方からは、「学校現場は年々研修が増えていく。本当に大変なことも多いが子どもたちの成長が支え」「先日の台風で子どもたちが大騒ぎになったが、そのことについて日記を書いてもらったところこれまで1行しか書けなかった子がたくさん書いて出してくれた。子どもたちの感性を育てていく教育をしていきたい」。
大手クリーニング店で働いている方からは、「勤務が激務で体調が悪くなっていった」と話が出され、「『もうけを上げようと思えば人件費を削るしかない』と上司に言われたが、そうすることで体が壊されていく」と話しました。一方で、「クレームを言われたことのある方が次からは自分を指名してくれるようになったときは本当にうれしかった」と。
弁護士事務所の事務をしている方は、「弁護士がやれないことをフォローしていくのが事務の仕事。大変だが、事件が解決した時はうれしい」「町医者のような弁護士事務所になっていきたい」と。
あらためて、「働くとは何か」について考えさせられる場となりました。
◆全国青年大集会2011へ
町田実行委員会では実態調査アンケートにもとりくみ、出された実態をしっかりともって集会に行こうと話し合っています。
集会当日のスケジュールも発表になりました。
10月23日(日)11時に東京・明治公園へ行きましょう!
┏┓池川友一(日本共産党町田市議会議員)
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