夫婦別姓について、少し前にこのブログにもポスティングしました。(参考:ブログ「新たな論点を提起した選択的夫婦別姓問題──当事者として思うこと」)
本日、東京地裁に原告4人が、結婚時に同姓としなければならず「選択できないのは違憲」として国を提訴しました。
この裁判については、新聞各社が報道しており新たな注目と関心が集まっているのではないかと感じています。私自身も当事者として注目していきたいと思います。
さて、上の画像で紹介したのは9日付「朝日」の声欄。見出しは「夫婦別姓 子どものためにも」という記事です。
18歳の高校生が「私は名字が変わった時、アイデンティティーを失ったような気がした」と書いていることに、思わず「そうだよな」とうなってしまいました。
学校では本名を使うことなく、「1ヵ月ぐらいうまく眠れなかった」と。そして最後はこう締めくくられれています。
社会の形態は徐々に変化している。女性の労働力が重要視される中、今まで以上に活動しやすいように様々な修正が必要となる。夫婦別姓が認められていないのは先進国としていかがなものか。片親のこの傷ついた心に与えるストレスを少しでも減らすためにも、改めて考えて頂きたい。
どんな思いでこの投稿をしたのか、とても勇気のいることだったと思います。そして、「アイデンティティーを失ったような気がした」という気持ちを共有します。
この夫婦別姓問題は、結婚する当事者の問題として語られることが多いわけですが、その子どもたちにも関わる問題なのだということを突きつけられました。
本質的には民法改正ですが、今回の裁判では戸籍法に光をあてています。選択させてほしい──ただそれだけなのです。
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