連続して、公立と私立の先生たちの集まりがありました。
先生方から、学校現場や子どもたちの様子、教員としての苦悩や喜びなどについて私がお話を聞くことがメインです。
とはいえ、私自身が何も話さないというわけにはいかないので、タイトルにも書いた『君たちはどう生きるか』について私なりに感じていることをお話ししました。(参考:「都民のみなさんとともに、地道に、大胆に、しなやかに歩んでいきます」)
『君たちはどう生きるか』は今から80年前に吉野源三郎さんによって書かれた物語です。
それが、100万部をはるかに超えて売れているということに、普遍的な問いである「どう生きるか」ということへの社会の模索があるのだと感じています。
普遍的ですが、社会背景は移りゆくわけです。その中にある「真理のようなもの」について、私も含めて多くの人が生き方として自問自答していると感じます。
47年教育基本法は、前文で、
「われらは、さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである」
と謳い、第1条で、
「教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない」
と目的を定めました。
『君たちはどう生きるか』と共通するところがあり、「真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ」などは、具体的なシーンを想像することもできます。
今、何をなすべきかと思考し、行動する人たちの中に、この本が大きな示唆を与えていることは間違いありません。
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