綾瀬市議・上田博之のあやせタウンWebニュース【ブログ版】

神奈川県綾瀬市政の動きを縦軸にしつつ、
横軸は四方八方に広がります。
綾瀬市会議員 上田博之(日本共産党)です。

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◆今回の総選挙で日本共産党は34議席獲得!?

2009年09月07日 | 政治を考えるヒント
 小選挙区制度が民意を反映しないシステムであることは、いろいろな方が指摘しています。

 今回の総選挙でも、小選挙区に投じられた票の46.3%は「死票(議席に結びつかない票)」  でした。
 高知1区では、なんと67.5%が「死票」でした。

 「死票」がほとんどでない全国1区の単純比例代表制で、今回の各党の獲得議席を試算すると、日本共産党は、34議席に躍進します。下の表をご覧ください。

 小選挙区制は政権交代が起きやすいからいいんだ、という論を展開される方がいますが、単純比例代表制での議席配分でも、自公合わせて183議席では政権を維持できず、政権が交代されます。民主+社民+国民新=233議席です。この場合、みんなの党がキャスティングボードを握ることになるのかもしれません。



衆院の総定数(480)を各党比例票で配分した場合
得票率 獲得議席
民主党 42.4% 204議席(-104)
自民党 26.7% 128議席(+9)
公明党 11.5% 55議席(+34)
日本共産党 7% 34議席(+25)
社民党 4.3% 21議席(+14)
みんなの党 4.3% 21議席(+16)
国民新党 1.7% 8議席(+5)

※小数点以下四捨五入


 米コロンビア大学のカーティス教授は、総選挙後の外国特派員協会での講演で、「どちらか一方を選ぶ小選挙区制は、米国や英国にとってはいい制度かもしれないが、日本のような同質な社会にとっては非常に悪いシステムだ。政策ではなく、党首の人気やイメージによって選ぶことになる」、さらに「私としては、古い選挙区制度(中選挙区制度)は、極端な動きを和らげるのでよりましだと思う」と指摘されたそうです。

 また、北海道大学の中島岳志准教授は、「10年くらいかけて選挙制度を中選挙区制に戻す」よう提案されています。その理由として、「小選挙区制や二大政党制は、社会の多様性に対応できないからだ。比例代表の議席を減らして小選挙区の割合を上げるのはもちろん論外だ」と。(9月2日「毎日新聞)


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