綾瀬市議・上田博之のあやせタウンWebニュース【ブログ版】

神奈川県綾瀬市政の動きを縦軸にしつつ、
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綾瀬市会議員 上田博之(日本共産党)です。

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◆「海兵隊=抑止力」の幻想から解き放たれよ

2010年04月23日 | 平和○・憲法○・米軍基地×

  日本にいる米軍は、日本を守るためにいるんだ、と思っている方がときどきいます。本当にそうなのでしょうか?
  今日はそのことを考える参考資料をご紹介したいと思います。

  2010年4月11日付「しんぶん赤旗」からの引用です。


   「海兵隊=抑止力」は幻想  ~無条件撤去が解決の道

 「米軍普天間飛行場の移設問題を沖縄県内だけで処理しようとすればするほど、政府は自ら迷路の深みにはまっていく」。沖縄タイムス3月27日付社説の指摘です。
  鳩山政権が「迷路の深みにはまっていく」のは、「沖縄におけるアメリカの海兵隊は、わが国への侵略にお対する抑止力としての機能がある」(鳩山首相)という理屈にしがみついているからです。

■「日本防衛」の任務を持たず
  しかし、沖縄の海兵隊は、「日本防衛」とは関係のない軍隊です。
  1982年4月、当時のワインバーガー米国防長官が「沖縄の海兵隊は日本の防衛にあてられていない」という書面での証言を米上院歳出委員会に提出したことは広く知られた話です。
  防衛省が2月に作成した資料「在日米軍及び海兵隊の意義・役割について」は、「海兵隊の運用のイメージ」として「着上陸」作戦などを挙げ、強襲揚陸艦で海や空から侵攻するイラスト(図)を掲載。「わが国への侵略」に対する防衛部隊ではなく、敵地への“殴り込み”部隊であることを自ら告白しています。

■元政府高官や専門家が異論
 「朝鮮半島有事」や「中台紛争」を念頭に「沖縄における米軍は、迅速な対応が可能」であり、「アジア太平洋地域の平和と安定に大きく寄与」(前出の防衛省資料)しているという主張もあります。
  しかし、こうした主張には、日米同盟強化論者の元政府高官や専門家からも異論が上がっています。
  内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)だった柳沢協二氏は「沖縄に海兵隊がいなければ韓国を防衛できない問題ではない」「中台(問題)は・・・・軍事的には解決がつきにくいので、ストレートに海兵隊という陸上兵力まで使うというシナリオはなかなか描けない」と指摘。「海兵隊というのは、・・・・この地域の抑止力として、どれだけ不可欠なのか、非常に疑問に感じる」と述べています。(毎日新聞ホームページ)
  また、鳩山首相の諮問機関「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」のメンバーである中西寛京都大学教授も「元々、米国にとって海兵隊の基地が沖縄である戦略的必然性はさほどない」と述べています。(「毎日」2月17日付)
 「アジア太平洋地域の平和と安定」のためには、それをつくり上げる外交努力がなによりも大切です。北朝鮮の問題では、「6カ国協議」を復活させ、平和的な解決を目指すべきです。中国の問題でも米中、日中の経済的相互依存関係はこれまでと比較にならないほど深まっています。

■「迷路の深み」抜け出すには
  しかも、沖縄の海兵隊は、東アジアの紛争に備えて張り付いているわけではありません。イラクやアフガニスタンに恒常的に兵力を派遣しています。
  2004年のイラク・ファルージャの住民大虐殺でも最前線に立ちました。加えて、韓国、豪州、東南アジアなどアジア太平洋全域で演習を実施しています。(08年は80回)
  沖縄国際大学の佐藤学教授は「海兵隊は地球規模で演習をして回っている。幻想の抑止力だ」と強調します。
  幻想の「海兵隊=抑止力」論を乗り越え、普天間基地の無条件撤去の立場に立つことこそ、鳩山政権が「迷路の深み」から抜け出す唯一の道です。 


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