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このニュースを見て、びっくり。
『放射性物質:東京・杉並の小学校、芝生シートからセシウム』 毎日新聞 2011年12月14日
東京都杉並区の区立堀之内小学校で11月、校庭の芝生の養生シートから毎時3.95マイクロシーベルト(高さ1センチ)の空間放射線量が確認された問題で、区がこのシートを調べたところ、1キロ当たり9万600ベクレルの放射性セシウムを検出した。国は1キロ当たり8000ベクレル以上の放射性物質が検出された焼却灰は自治体が一時保管するよう求めており、区は基準を下回るよう汚染されていないごみを混ぜて焼却し、灰を埋め立て処分する方針。
びっくりしたのは、東京で3.95マイクロもの空間線量がでていることだけではありません。
一番びっくりで、信じられないのは、「汚染されていないごみを混ぜて」放射線量を下げれば、その灰を埋め立てできる、という考え方です。
この考え方が許されるのであれば、原発作業で出てくる核廃棄物は、今までのように厳重な管理のもとで保管するなどという面倒なことはしなくてもよかったはず。低濃度核廃棄物はもちろん、高濃度核廃棄物だって混ぜて薄めれば、市街地の中だって埋め立てたり、道路の路盤材にだって使えちゃう・・・。
放射線防御の法律を一度破ってしまったら、歯止めがなくなってしまったようです。放射能被害があまりにスケールが大きいので、現実を見るのが怖くなってなんでもあり、になってしまったのではないでしょうか。巷で言われているのとは逆の“放射能パニック”に政府や行政は陥っているのではないでしょうか。
いのちを守る、という原点からぶれずに考え対処しなければならないと改めて思います。