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講演「迫り来る大地震 原子力空母は大丈夫か」
5月20日に開かれる「第24回かながわピースフェア=大和平和まつり」の成功にむけ、4月21日、学習会「迫り来る大地震 原子力空母は大丈夫か」 が行われました。主催は、「爆音をなくし、米空母の母港に反対する厚木基地周辺住民の会」と「平和まつり実行委員会」の共催でした。
私は、ビデオ撮影が担当でした。(そのときのビデオをyoutubeにアップしたのが上の映像です)
講演してくださったのは元横浜国立大学教員(物理学)の今野宏さんです。
講演の最後に質疑応答がありましたが、そこをぜひお聞きください。
日米政府は、原子力空母などの原子炉は「電源をすべて喪失しても電力に依存することなく、原子炉の物理的構造と水自身の特性のみによって原子炉を冷却できる崩壊熱除去能力を有している」と強弁しているのですが、このようなことが物理的に可能なのか、についてです。
その回答は、
●100万キロワットの発電を行う原子炉の実際のエネルギーは300万キロワット。(つまり原子力発電は3分の1のエネルギーしか使用していない非効率なもの)
●その原子炉が停止しても約10%弱の崩壊熱を出す。この例の場合は少なめにみて25万キロワット。
●家庭にある大きめの電熱器が1キロワットなので、その電熱器が25万台発熱していることになる。
●この熱を自然対流で冷やすことは不可能。たちまち沸騰して容器を突き破ってしまう。
と言うことで、私たちが考えていたとおりでした。
こうした問題点も指摘できないで、国の言うことを鸚鵡返しにしている市って何なんでしょう・・・。