綾瀬市議・上田博之のあやせタウンWebニュース【ブログ版】

神奈川県綾瀬市政の動きを縦軸にしつつ、
横軸は四方八方に広がります。
綾瀬市会議員 上田博之(日本共産党)です。

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◆国の基準値以下なら放射能汚染食材を学校給食に使用する?

2012年05月24日 | 原発・放射能はいらない

 5月22日、「冷凍ミカン 横浜市が給食使用中止 児童の安全配慮」というニュースが流れました。下記は東京新聞からです。

 市立小学校の給食で県内産冷凍ミカンの使用を中止している横浜市は二十一日、独自に測定した冷凍ミカンの放射性セシウム濃度が最大一キログラム当たり八・八ベクレルだったと発表。セシウムが検出されたのを受け、六、七月も冷凍ミカンを給食に使用しないことを決めた。

 市健康福祉局の桐ケ谷成昭・担当理事は「国の新基準値(同一〇〇ベクレル)を大きく下回り、健康上の問題はないが、食材を選択できない給食の特性と、子どもへの配慮から、献立変更可能なものは、あえて使用しない。できる限り、(セシウム濃度)ゼロを目指す考えだ」と説明した。

 市によると、給食で使用予定の約六十万個のうち、二千六百八十個をつぶして五十五検体に分けて測定。四十六検体から同三・二~八・八ベクレルを検出した。九検体は検出限界以下だった。

 冷凍ミカンには、東京電力福島第一原発事故前の二〇一〇年に収穫されたものも含まれていたという。

 この報道に接し、あらためて綾瀬市の考え方と比較してみたいと思います。以下は、今年の3月議会での私の質疑に対する教育総務部長の答弁(要旨)です。

 2月14日に群馬県産のシメジについて検査をした中で、5.7ベクレル/kgという数字が出てきました。これについてはだいぶ検討させていただいたという経過がございます。検討の中身としては、まずそれがどの程度の影響があるのかということです。いろいろな数字の見方、影響度の捉え方というのがあるとは思いますが、自分たちの選択できる基準値として、国が食品の流通にかかわる基準としているのが一つのものさしとしてございます。一般の食品に関しては4月以降100ベクレル/kgに下げていこうと、より厳しい基準でみていこうというような動きがございます。当方としては、2月のその時点では、その100ベクレルを目安として判断させていただきました。100ベクレルが基準値と言っている中で5.7という数字ということが一つありました。あともう一つは、使用しているものがシメジということで、実際の食品の中では微量であると、1食あたり8グラム程度使うということですので、それから内部被曝実効線量を推定しますと0.000457マイクロシーベルトというようなきわめて微量になるというようなこともありまして、安全であると判断したところであります。

 横浜市の担当者が語った「食材を選択できない給食の特性と、子どもへの配慮から、献立変更可能なものは、あえて使用しない。できる限り、(セシウム濃度)ゼロを目指す考えだ」という立場に綾瀬市も立ってもらわなければなりません。

 子どもたちは、いたるところで放射性物質を取り込んでしまっています。一つひとつは微量でもそれが毎日のように蓄積されていくことを考え、より安全なサイドでの対応をしなければならないと思います。

 
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◆(仮称)東名綾瀬インターの環境アセス案の縦覧と意見書提出は6月7日まで

2012年05月24日 | 東名綾瀬インターは必要か?

 綾瀬市のまちづくりの将来を大きく変えてしまう(仮称)東名綾瀬インターの環境アセスが昨年行われ、現在、その評価書案(正式名称は、(仮称)綾瀬インターチェンジ建設計画に係る環境影響予測評価書案)が市内各所で縦覧に付されています。

 また、5月19日と20日の2回、綾瀬市文化会館小ホールで説明会が行われましたが、合わせて100名ちょっとの市民の参加でした。

 参加者が少ないのは、市民の意識レベルの問題だとする意見もあるでしょうが、市の広報にも問題があることを指摘しました(5月20日の議員全員協議会にて)。
 たとえば、この環境アセスの縦覧については市のHPに載っていませんでした。そのことを指摘したところ、5月22日になってようやく上のように市のHPのトップ画面に記載され、そこをクリックすると、下のような画面も載りました。(縦覧や意見書の提出の方法については、さらにこの画面の下にあるリンクから神奈川県のHPへと移動します)


 なぜ、私に指摘されるまで市のHPに載せなかったのでしょうか・・・。それは、環境アセスは神奈川県がやっていることだから、というのです。私は、「綾瀬市の将来、綾瀬市民の将来にかかわる重大な事業案の検討に関する情報を、県の仕事だからと載せないのはおかしくないか」と抗議させていただきました。みなさんもそう思いませんか?

 さて、この環境アセス案。おどろいたのは、インターを利用する車が、近道やわき道などの抜け道を利用することはまったく考慮することなく評価されていることです。住宅地に車が入らないような対策を検討していると、言いますが、綾瀬市はもう4~5年もこう言い続けているだけで、有効な対策方法を見出せていません。
 小園団地(小園南1丁目・2丁目)には車が流入しないようにするといいますが、インターと小園団地の間には工業地帯があり、インターを多く利用する可能性のある工業地帯の車が小園団地の中にまで入ってくることを阻止することを本当にできるのでしょうか?

 東名のインターができると、綾瀬市の俗化は加速し、どこにでもある特徴のない市になってしまうでしょう。先日の説明会のあと、参加されていた市民の方から「なんとかしてインター建設をやめさせてほしい」と懇願されました。みなさんの本当の思いはどうなのでしょうか?

 
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