ルピナス教室とは、綾瀬市のHPでの解説では「専任教諭のほか、教育相談員(臨床心理士を含む)の援助により、様々な理由で学校へ行けない市内の小・中学生が、学校への復帰や社会的に自立することを目指して、学習やスポーツ、調理や工作など、できることを中心に活動しています。また、訪問指導等も行っています」とされているところです。
ところが10月28日に小学生と中学生の兄弟がルピナスに登校したところ、ドアに鍵がかかっていてだれもいなくて授業を受けられないという事態が起きてしまいました。
実はその時間、ルピナスに通う子どもたちは近くの施設で調理実習を行っていたのですが、そのことをこの兄弟は知らなかったのです。
いろいろ調べて判明したことは、①ルピナス側がこの兄弟の保護者に月間の活動計画表(上写真)を渡し忘れていたこと、②ルピナスが開いていないときはかなり離れたところにある市役所内の教育研究所に電話をすることとしていたがそれが徹底されていなかったこと、ということでした。
しかし、ここで疑問があります。公衆電話が近くにないのに児童・生徒に電話をさせるの? そもそもいろいろな心の葛藤を整理してやっと登校してきた子どもが、ルピナスが開いていなかったときどういう気持ちになるのか!!
今日、教育研究所の所長と話し合いをしてきました。
そこで3つのことを検討してくださるようにお願いをしてきました。
①ルピナスは保護者や児童・生徒からの相談を受けるところでもあり、また突然気が向いて登校してくる児童・生徒を疎外させないためにも、課外活動などに教員が同行するときでも最低1名はルピナスに常駐できるようにしていただきたい。
②常駐が原則ではあるが、人員配置としてどうしても不可能な時は、イベントなどの出欠が不明な児童・生徒に対しては前日または早朝に保護者に対して電話・メールなどで出席の可能性について確認し対策をとっていただきたい。
③市のHPをみると、午後4時までいつでも相談を受け付けているように記載されているが(下写真参照)、実際には3時半以降は不在になることも多い(学校訪問などで)ので、記述の見直しが必要ではないか。
11月19日に教育研究所としての検討結果をいただくこととなりました。
続報いたします。