1月26日の「文化財防火デー」を前に、昨日(1月24日)小園子之社で消火訓練が行われ、私も参加させていただきました。
「文化財防火デー」は、1949年1月26日早朝、現存する世界最古の木造建造物である法隆寺の金堂で火災が発生し、堂内の壁画の大半が焼損したことや、2月には愛媛県の松山城の筒井門等3棟が、6月には北海道の松前城の天守等2棟が焼失するなど半年の間に3件の国宝が火災に遭ったことで、火災などの災害から文化財を保護する必要性について議論が高まり、1955年に「文化財防火デー」と定められたとのことです。
文化財の火災と言えば、昨年の首里城の火災が記憶に新しく、こうしたことを繰り返していけないと思いながら訓練を見守りました。
小園子之社の本殿は1861年の再建で、市の有形民俗文化財に指定されています。また、拝殿の中には、1826年に奉納された絵馬をはじめ、市の文化財に指定された絵馬や額が多数保存されています。
江戸時代から200年近くにもなるこれらの文化財を後世に伝えていくことも、私たちの大切な仕事ですね。
火災を起こさないよう、万全の注意を払っていきましょう!