国民年金保険料の未納分をさかのぼつて払える期間が現行の2年から10年に延長されます(国民年金法改定案が今国会で成立したのをうけ、来年10月1日までに施行されます)。
このことによって、将来の年金額を増やせるほか、年金受給資格のなかった人が資格をえられる可能性が広がります。
私がこの間、相談を受けていた方の中にも、わずか3ヵ月期間が足りず、年金を受給できなくなる、という方がいらっしゃいました。さっそくこの方に、朗報をお伝えいたしました。改めて、今朝のこの赤旗新聞の記事もお届けいたします。
しかし、この法律、いくつかの問題があります。
・そのひとつは、今回の措置は施行から3年間に限られる時限措置だということです。
・二つ目は加入期間が25年という非常に長い期間のままだということです。緊急に短縮しなければなりません。
・三つ目は、この法律の改正は、株式運用で給付額が決まる企業型確定拠出年金に労働者の掛け金拠出を認める法改定と一体化しているということです。
労働者の年金を株などの運用にまわすと、暴落したとき年金額がどうなるのか・・・。不安定な制度に改悪されています。
日本共産党は、このように、いいものにはいい、と、おかしなものにははっきりとおかしい、という政党です。
ひきつづき、本当の老後のさせになる年金制度をめざしてご一緒に取り組んで行きましょう!