綾瀬市議・上田博之のあやせタウンWebニュース【ブログ版】

神奈川県綾瀬市政の動きを縦軸にしつつ、
横軸は四方八方に広がります。
綾瀬市会議員 上田博之(日本共産党)です。

◆プラスチックごみのリサイクルには危険がいっぱい

2008年08月28日 | ほたるの保存と綾瀬の環境
  7月31日のブログの続編です。

  そこでは、今回あらたに回収するプラスチックを粉砕し、紙や木屑と混ぜ合わせで「固形燃料」をつくる計画があり、この行程で、多種多様な化学物質が発生し、これらの化学物質が、そこで働く人や、周辺に住む住民に深刻な健康被害をもたらすかもしれない、と指摘させていただきました。

  この問題は6月議会の一般質問で取り上げましたので、ネットで公開される議事録もどうぞご覧ください(9月2日にネット上に掲載されます。入口は
綾瀬市議会会議録検索システム)。

 プラスチックは便利ですが、いろいろな添加物が使われているため、強い力で粉砕・圧縮などすると、化学物質過敏症だけでなく、発がん性や生殖、遺伝にかかわる毒性をもつ化学物質を無数に飛散させます。
 しかも人間が分析できているのは私たちの周囲にある約10万種の化学物質のうちわずか2000種ぐらいとのことですので、環境基準内となっていても本当に危険がないとはいいきれないわけです。

  東京の杉並区のプラスチックごみの中継所では、目・鼻・口内の異常、呼吸・肺の苦しみ、ホルモン異常、指関節の変形、ガン、記憶力・集中力の低下などあらゆる身体的変調が集団で発生した、俗に「杉並病」と言われる問題も起きています。当時、杉並区の担当課長が「施設の稼働停止」を求めましたが、都は「環境基準内」と拒否し、被害を拡大しています。

  私は、綾瀬市のプラスチックごみを処理する施設を見学したことがありますが、1時間くらいたったところで、目がしょぼしょぼしてきて、頭がぼ~となり、集中力が完全になくなり、一刻も早くこの場所から逃れたい、となった経験があります(のちほど聞きましたら、異変がおきたのは私だけではありませんでした)。
  トップの写真は、2007年2月に見学したときのもので、完成した固形燃料の貯蔵庫では自然発熱によりこのようにもうもうと水蒸気がたちのぼっています。このなかに無数の化学物質が・・・。


▲プラスチックと紙と木片から作られた固形燃料


  今回の質問では、こうした危険性が予測される事業なので、業者任せでなく、市として責任ある対応と、独自の分析を行うように求めました。
  しかし、市はそんな簡単で基本的なことも拒否。口先で「安全に配慮」というだけにさせないため、ひきつづき取り組んでいかなければなりません。 


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