”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

植物にもコレステロールが!

2020-09-29 09:30:48 | お勉強

2日前の晩ごはん。

 

アボカドとじゃがいものもろみ味噌グラタンです。

  

豆乳ヨーグルトをベースに、こんな「チーズ」をのせて焼きました。

97%植物由来の原料で作られたヴィーガン用の「チーズ」です。

    

このようなものが地元 袋井で売られていることに驚き、

即買って、使ってみました。

普通のチーズに比べると溶けにくいのですが、

味は変わらず、おいしくいただきました。

  

 

で、気になったのが、パッケージの右上に記載されている

「コレステロール99%OFF」という表記。

 

植物ってコレステロール0なんじゃないの!?

それなのに、99%OFFって、あとの1%はどこから来るの?

   

で、調べてみました。

 

教科書を含む多くの書籍には、

植物にはコレステロールが含まれないという記述が見られますが、

これは誤解だということがわかりました。

 

誤解の多くは、アメリカの食品医薬局が

食品中のコレステロール含有量が一回の食事当り2 mg以下の場合に

ラベル表示をしなくても良いとしていることから始まっています。

植物性食品にも多少のコレステロールは含まれています。

動物性食品では総脂質のうち5 g/kgがコレステロールであるのに対し、

植物性食品では50 mg/kg がコレステロールであるという指摘もあります。

  

ずっと、植物=コレステロール0だと思っていましたが、

この年になって真実を知ることができて、よかったです。

勉強になりました。

 

ありがとうございました。

 

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植物のたくましい生き方に学ぶ

2019-11-23 22:30:16 | お勉強

静岡県立大学の公開講座も最終日です。

  

   

今年は2回しか出られなかったけど、今回のテーマが一番楽しみでした。

「植物のたくましい生き方に学ぶ」です。

  

  

植物は、生まれてから死ぬまで、その場所を動くことができません。

だから自分自身で柔軟に周りの環境に応答する必要があります。

そのため、植物は多様な化学物質を生産して防御します。

   

その中のひとつがアブラナ科の植物に含まれるグルコシノレート。

あ~、これは、アブラナ科の野菜に含まれる辛み成分、

イソチオシアネートについて説明する時に必ず出てくる成分ですね。

  

 

例えば、こんな感じで・・・。

 すりおろす前の大根は辛みを感じません。

 でも、すりおろした大根は辛みを感じます。

 これは、イソチオシアネートが発生したからです。

 大根に含まれるグルコシノレートという成分が、

 すりおろすことにより、ミロシナーゼという酵素によって活性化され、

 イソチオシアネートに変化するのです。

  

この説明、わかったような、わかっていないような・・・。

    

 

今日、パワポの資料を見ながら、説明を聴いて納得しました。

グルコシノレートとミロシナーゼは細胞内で別々の場所に存在している。

それが、「すりおろす」とか「虫が食べる」などの刺激が加わると、

防御するためにミロシナーゼとグルコシノレートが接触し、

辛み成分を出すというしくみ。

  

大根おろしの辛みは、人間には心地よいけれど、

多くの虫は、辛みを避けようとするから、

グルコシノレートを含むアブラナ科の植物には近づかないのです。

   

しかし、そんなグルコシノレートをもろともしないで、

アブラナ科の植物を食べる虫もいます。

アブラムシトカシャクトリムシとか・・・。

  

これは、

「誰も食べないアブラナ科の植物を食べられるようになれば、

 食べ物に困らないぞ!!」

という思いで進化してきた虫たちの戦略です。

   

植物もたくましいけど、虫もたくましい。

わくわくするようなお話を聴かせていただきました。

 

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県立大学公開講座、やっと参加

2019-11-17 10:00:25 | お勉強

毎年、静岡県立大学の公開講座に参加しています。

今年は、特に「植物のチカラ」がテーマなのですごく楽しみ!!

それに、会場もこれまでの「アイセル21」から

県立大学草薙キャンパスになったので、

講義室でちゃんとした机もある。

(今までは、ホールにいすを並べただけの会場だったので、

 メモが取りにくかった。

 私は何度も

「有料になっても参加するので、机のある部屋で講義を受けさせてほしい。」

 とアンケートに書き続けた。)

 

   

こちらが、草薙キャンパス。

   

  

実家のすぐ近くですが、私が実家にいた頃は、

ここは「静岡県立女子大」だったと思います。

静岡県立女子大、静岡県立女子短大、静岡県立薬科大学が統合されて、

今の県立大学になったのです。

  

実は、この講座は11月2日から始まっているのですが、

2日も9日も参加することができませんでした。

今回のテーマは、

  

  

結論から行くと、

 ●塩害、乾燥を防ぎ、農業に貢献

 ●機能性成分を強化した野菜が開発できる。

 ●安価な医薬品が製造できるので、貧困で苦しむ人にも薬が届く。

  

農業分野、健康、医療分野にも植物は貢献できる可能性がある

ということらしいのだが、

それが実現するまで、かなりの時間がかかると言うことを実感。

   

興味深いデータが載ったパワポの資料が配付されたが、

詳しい説明を聴きたい箇所は、どんどん飛ばされる。

無料の講座だから仕方ないのかな?

  

先生もおっしゃっていた。

「有料の講座なら、もっと優れた講師を呼べる。

 無料の講座で、休日出勤となると、講師も力が入らない。」と。

 

    

あと、1回。

来週は、一番興味のあるテーマだ。

来週に期待。

 

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農山漁村ときめき女性研修会 わいわいパーティー

2019-08-09 22:27:43 | お勉強

今日は、令和初の中遠地域農山漁村ときめき女性の研修会でした。

そんな記念すべき研修会にふさわしい講師は、

ときめき女性の大先輩であり、

おかんの歳時記」の著者である名倉光子さん。

  

  

名倉さんは、これまで「名倉メロン農場」の経営者、NPO法人の理事長など

いくつもの肩書で活動をされてきましたが、

そこにはひとつの覚悟がありました。

それは、「私は農業者としての立ち位置を忘れない。」ということ。

   

その覚悟は、今日のお召し物にも現れています。

地下足袋シューズです。

  

  

今回の講演で素晴らしかったのは、こんな速記ならぬ速描が付いたことでした。

名倉さんのお話を聴きながら、イラストと文字を使って、

それをまとめていくという手法です。

  

  

今日の自分は、昨日までの自分でできている。

今日の自分が、明日からの自分を作る。

   

ネットで調べた知識は「知っている」こととは違う。

体験が一番強い。

   

心に残る言葉をたくさんいただきました。

  

女性農業者ばかりのときめき女性の中で、私は唯一非農家。

名倉さんのお話には、「百姓は」とか「農家のおっかさんは」という言葉が

多く出てきたのにも関わらず、

自分の活動に活かせるヒントをたくさんいただきました。

   

 

ワークショップでは3枚の紙を渡され、

●自分の宝物は?

●自分の夢は?

●ときめき女性として、自分と周りをときめかせるために心がけていること

この3つについて、言葉で表すという作業を行いました。

    

私は、改めて勉強が好き、講師業が好きであることを実感。

そして、自分と周りを静かにときめかせるために、

わかりやすく伝えることと、

これからも丁寧な講座を心がけようと思いました。

   

6月に買った「おかんの歳時記」に名倉さんのサインをいただきました。

こんなすてきなコメントと一緒に・・・。

この本は宝物となりました。

  

 

今日の研修会には、現役ときめき女性だけでなく、

OGの皆さまも参加されました。

今期会長を務める私は、名倉さんとOGの皆さまに失礼があってはいけないと、

お顔とお名前と地域を何度も確認し、

会長としての始めの挨拶もかなり練習を重ねました。

  

しかし、そんなことを気にして、何日も神経をすり減らしていた自分を、

おかんと諸先輩方は、パワフルに爽やかに笑い飛ばしてくれた気がします。

  

素晴らしい研修会、わいわいパーティーを

ありがとうございました。

   

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荒天でも開催って・・・

2019-07-27 15:31:57 | お勉強

安倍川の花火よりも、楽しみにしていたセミナーがありました。

 

某大学の公開セミナーで、

静岡特産のある食品の機能性に関するものです。

  

ところが静岡県には、台風が接近しています。

私の住んでいるところから1時間JRに乗って、

坂道を登ったところにある大学に行くことはできても、

帰る頃の天候がどんなふうになっているのか、

電車が動いているのか心配なことだらけ・・・。

   

安倍川の花火大会を始め、色々な夏のイベントや

セミナーの中止決定のお知らせが入る中、

この大学の公開セミナーだけはHPに堂々と

「荒天の場合でも開催します。お気をつけてお越しください。」

と書かれています。

   

いくら行きたくても、この天気では・・・。

夫にも

「こんな中、出かけて行ったら、健康になるどころか

 帰ってこれなくなるぞ。」

と言われました。

   

それならせめて今日の資料だけでもいただけないかと

朝から何度も大学に電話をかけていますが、

留守番電話になっており、

冷たい話し方で

「本日のセミナーは荒天でも開催いたします。」のアナウンスが流れるだけ。

   

仕方がないので、大学のHPのお問い合わせのページに

資料請求のお願いをしました。

 

   

荒天でも開催します。

お気をつけてお越しください。

駐車場の用意はありませんので、公共交通機関をご利用ください。

多くの皆さまのご来場をお待ちしています。

・・・と書かれているけど、

これは誰のためのセミナー?

来場者のことなど考えていなくて、

開催する側の都合しか考えていないような気がする。

  

せめて、資料だけでも送っていただきたいなぁ。

 

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