昨日に引き続き、筍のお話です。
この写真の筍、どちらがえぐみが強いと思いますか?
右側の穂先が緑色の方が、えぐみも強く、筋も硬くなっています。
筍は、当然ですが、成長すると竹になります。
筍が土の上に顔を出し、日に当たると、
竹になるために必要な食物繊維を作り始め、
同時にえぐみも作り出します。
ですから、日に当たって葉緑素が作られた右側の方が
えぐみも強く、筋っぽいということになります。
それでは、筍は何のためにえぐみを作るのでしょうか?
それは、いのしし対策です。
いのししは筍が大好物。
そこで、立派な竹に成長するまでにいのししに食べられないよう、
筍を不味くするえぐみという成分を出すわけです。
タケノコ君も頑張っているんですね!