ちょうど1年前のことです。
近所のヨシアキ氏から
「今からこしあぶら、持って行くよ。天ぷらにするといいよ。」
と電話がかかってきました。
こしあぶら?
天ぷらっていうから、濾した油?
でも、なぜ新しい油じゃなくて、濾した油をくれるの?
それとも、ごま油のように、コシという植物の油があるの?
疑問だらけのところに、ヨシアキ氏は緑色のものを持って現れました。
こしあぶらというのは、山菜の名前だったのです!
若芽の部分をいただきます。
タラの芽にそっくりですが、それもそのはず、同じじウコギ科。
でも、タラの芽よりもあくは強いです。
標高500m以上の冷涼な山に自生し、
袋井近辺なら、春野町で見つけることができるそうです。
写真は、昨日いただいた愛知県豊田市のものです。
ところで、こしあぶらという名前ですが、
以前この樹脂から金漆(こんぜつ)という塗料を
濾し取ったことに由来しているようです。
こしあぶらは、天ぷらでいただくと、あくが抜け、
上品な香りが楽しめますが、
やはり天ぷらは新しい油で揚げて下さいネ。 (^_-)-☆