”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

こしあぶら

2010-04-27 11:15:13 | 野菜

ちょうど1年前のことです。

近所のヨシアキ氏から

「今からこしあぶら、持って行くよ。天ぷらにするといいよ。」

と電話がかかってきました。

こしあぶら

天ぷらっていうから、濾した油?

でも、なぜ新しい油じゃなくて、濾した油をくれるの?

それとも、ごま油のように、コシという植物の油があるの?

疑問だらけのところに、ヨシアキ氏は緑色のものを持って現れました。

こしあぶらというのは、山菜の名前だったのです!

若芽の部分をいただきます。

Cimg2652

タラの芽にそっくりですが、それもそのはず、同じじウコギ科。

でも、タラの芽よりもあくは強いです。

標高500m以上の冷涼な山に自生し、

袋井近辺なら、春野町で見つけることができるそうです。

写真は、昨日いただいた愛知県豊田市のものです。

ところで、こしあぶらという名前ですが、

以前この樹脂から金漆(こんぜつ)という塗料を

濾し取ったことに由来しているようです。

Cimg2657

こしあぶらは、天ぷらでいただくと、あくが抜け、

上品な香りが楽しめますが、

やはり天ぷらは新しい油で揚げて下さいネ。 (^_-)-☆

コメント
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