「規格外で出荷できない白ネギが、畑に抜いてあるから
料理に使ってほしい。」
と連絡が入りました。
行ってみると、ありました!!
白ネギのじゅうたん状態です・・・。
みんなで外側の汚れた部分を取り除きます。
途中で、犬の散歩中のおばさんまで加わってきました。
こんなにたくさんいただきました。
JA遠州中央では秋冬・春白ネギに
厳しい出荷規格を設けています。
・白い部分は27cm以上(ただし、途中に緑の部分があるとNG)
・葉は2枚以上付いていて、長さは8㎝以上
・白い部分と葉の部分を合わせた全長は58㎝
(58㎝というのは、出荷する時の段ボールのサイズを表します)
・太さも1.1cm未満、3cm以上は規格外
その他、ネギの曲がり具合にも、厳しい基準があります。
この厳しい基準をクリアできる白ネギは、
生産された内の半分くらいといいます。
つまり、半分は廃棄処分されているわけです。
さらに、今回いただいてきた白ネギは、
水田だったところを利用して作られています。
元水田の土地は、地温が上がりにくいので
白ネギの栽培に適しているとは言えません。
また、雨が降ると、水はけが悪いので、
葉の汚れを防ぐためには、
収穫は完全に土が乾いてから・・・。
収穫が遅れると、その間も白ネギは成長しているので
結果、規格外のものが増えてしまうことに・・・。
私たちがしたことは、廃棄されるのを防いだだけであって、
農家さんには1円の得にもなりません。
それだからこそ、最後まで大切にいただきたいと思います。
アポなしにも関わらず、
貴重なお話を聞かせてくださった白ネギ生産者様、
ありがとうございました。