”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

あの日、釜揚げそばがあれば・・・

2015-04-15 09:00:33 | ブログ

正直、お蕎麦に良い思い出はない・・・。

だから、積極的に食べることはなかった・・・。

  

理由は・・・。

運動公園で開かれたあるイベントで、

地元のお蕎麦を紹介するお手伝いをしたことがありました。

その運動公園は、山を切り開いて造られました。

サッカーワールドカップの会場にもなり、

有名なアーティストの方々もコンサート会場に使うところだから、

地元の方はすぐおわかりになるでしょう。

11月末の寒い日、そんな山の会場には強風が吹いていました。

  

しかし、そこで来場者にふるまわれたお蕎麦は、冷たいお蕎麦。

生産者さんのこだわりで、

硬めに茹で、氷水でしめ、冷たいつゆがかけられていました。

  

お手伝いした私たちにもお蕎麦が出されましたが、

冷え切った体を震わせながら、

冷たいお蕎麦を食べるのに耐えきれず、

そば湯を足そうとしたら、

「そんな食べ方はするな!」と大変叱られました・・・(>_<)

  

その時以来、お蕎麦を好んでは食べなくなりました。

 

  

  

前置きが長くなりました。^_^;

 

  

さて、昨夜、広島のお友達がFacebookに

「釜揚げそば」の写真を投稿していました。

  

  

   

写真は、「つけがまそば」というもので、

茹でた蕎麦を水洗いせずに、そのまま器に入れて

そば湯をかけ、つゆや薬味を使って食べるのだそうです。

  

 

蕎麦に「釜揚げ」という食べ方があることすら知らなかったので、

大変驚きました。

 

  

この「釜揚げそば」の発祥の地は、出雲地方だそうです。

神在月(神無月)に行われる神在祭の際、

神社の周りに屋台の蕎麦屋が立ち並び、

身体の温まる「釜揚げ」で新蕎麦を食べたと言われています。

 

  

そう、寒ければ温かいもので、もてなしてもいいじゃありませんか!?

この柔軟な発想!!

  

お蕎麦の印象を良いものに変えるためにも、

本場の「釜揚げそば」を食べに行きたくなりました。(*^_^*)

  

 

※写真のお店は 広島市南区段原3-22-12

蕎麦 高田さん

 

コメント
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