正直、お蕎麦に良い思い出はない・・・。
だから、積極的に食べることはなかった・・・。
理由は・・・。
運動公園で開かれたあるイベントで、
地元のお蕎麦を紹介するお手伝いをしたことがありました。
その運動公園は、山を切り開いて造られました。
サッカーワールドカップの会場にもなり、
有名なアーティストの方々もコンサート会場に使うところだから、
地元の方はすぐおわかりになるでしょう。
11月末の寒い日、そんな山の会場には強風が吹いていました。
しかし、そこで来場者にふるまわれたお蕎麦は、冷たいお蕎麦。
生産者さんのこだわりで、
硬めに茹で、氷水でしめ、冷たいつゆがかけられていました。
お手伝いした私たちにもお蕎麦が出されましたが、
冷え切った体を震わせながら、
冷たいお蕎麦を食べるのに耐えきれず、
そば湯を足そうとしたら、
「そんな食べ方はするな!」と大変叱られました・・・(>_<)
その時以来、お蕎麦を好んでは食べなくなりました。
前置きが長くなりました。^_^;
さて、昨夜、広島のお友達がFacebookに
「釜揚げそば」の写真を投稿していました。
写真は、「つけがまそば」というもので、
茹でた蕎麦を水洗いせずに、そのまま器に入れて
そば湯をかけ、つゆや薬味を使って食べるのだそうです。
蕎麦に「釜揚げ」という食べ方があることすら知らなかったので、
大変驚きました。
この「釜揚げそば」の発祥の地は、出雲地方だそうです。
神在月(神無月)に行われる神在祭の際、
神社の周りに屋台の蕎麦屋が立ち並び、
身体の温まる「釜揚げ」で新蕎麦を食べたと言われています。
そう、寒ければ温かいもので、もてなしてもいいじゃありませんか!?
この柔軟な発想!!
お蕎麦の印象を良いものに変えるためにも、
本場の「釜揚げそば」を食べに行きたくなりました。(*^_^*)
※写真のお店は 広島市南区段原3-22-12