”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

エコなメロン

2012-05-24 10:22:33 | “農”

昨夜、地元公民館で

原田袋井市長と市民との「新緑トーク」が開かれ、

出席させていただきました。

 

その中で、

「袋井の特産である温室メロンの低迷」

が取り上げられました。

 

ここ数年、重油の高騰、後継者不足、施設の老朽化・・・

などが原因で、メロン栽培をやめる農家さんが増えています。

また、温室メロンの価格の45%が暖房費という現実。

これでは、頑張って栽培を続けても、

そのご苦労やご努力に見合った収入が得られません。

 

さらに、温室メロンの売れ行きも落ち込んでいるそうです。

その理由として考えられるのは

 ・高級贈答品としての地位が揺らいでいる。

 (今や5000円を超える果物は、メロンだけではありません。

  マンゴーやぶどうでもプレミアムなものはあります。)

 ・高級贈答品を扱う百貨店が業績不振に陥っている。

ということでしょうか?

 

そんな中、昨日の新聞に、

温室内の温度を2℃低くして育てても

おいしさと大きさが従来のものと変わらない、

静育(しずいく)1号」という新品種が開発された

という記事が掲載されました。

Img_3593

    


開発に成功した静岡県農林技術研究所の試算では、

暖房費が2割削減できるとのこと。

現在の設備を変更せずに、重油代が削減できる

というのは最大の強みでしょう。

 

 

野菜・果物の品種改良に求められるのは

 ・味

 ・食べやすさ

 ・外観の良さ

 ・作りやすさ

 ・機能性

だと思っていましたが、

これからはエコカー同様、

環境に対応した野菜・果物が求められるようになるのでしょう。

 

エコメロンに期待が高まります。 (^^)

 

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