宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

その音節、言葉

2006年08月10日 | Weblog
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「太くて濃い眉、鼻筋のよく通った細面の顔が、
実に男らしい、二十四、五歳の男性が占いを
依頼してきました。
きちんとした背広に長身を包んだその風貌は、
ただの勤め人でもなさそうな、強靭な意気を
漂わせていました。

名前を尋ねると、黙って『近藤勇』と書いたのです。
本名かと尋ねると、ものも言わずに頷きました。

『やむにやまれず傷害事件を起こす恐れがあります
から、注意して下さい。』
一言述べた私にその男性は黙って深く頷き、料金表を
見て、金を置いて去って行きました。

一月もたった頃、この男性がやって来ました。
目は血走っていました。

彼の話によると、兄貴分が自分の美しい妻に横恋慕
していて、自分の留守中に暴行したという事でした。
その上高飛車に妻の前で語る態度を見て、彼は日本刀を
持ち出して斬りつけ、兄貴分の右腕を切り落として
しまったとの事でした。

名前はその人の心理や行動に暗示力を持つのです。
『近藤勇』という名前は、本当に本名なのかはっきり
しませんが、例え本名ではないとしても、常にこの名前で
通していたとすると、この男性の気持ちにはいつも、あの
新撰組の近藤勇の、雄々しい、命を賭けた勇気が脈打って
いたと考えられます。
(中略)
姓名の画数については改めて研究する事にして、名前の持つ
意味を重視して下さい。
毎日の様に自分の名前を書いたり、人から呼ばれたりしている
姓名は、その人の性格や運命にかなり大きな影響を与えるもの
なのです。」
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他の方の名前を読む時、ふりがなが併記されていないと全く
読み方がわからない名前や、正しく読みにくい名前が少し
ずつ増えております様に感じています。
旧約聖書中に登場する預言者などのカタカナ名前を漢字に
当てていたりする場合なども目にし、今後は西洋的、もしくは
折衷的な名前の増加が予想されるかもしれないと感じました。

アメリカでは単に斬新さを狙うという点もあってか、新しい
名前が次々と考案され名づけられておりますが、中には閉口
したくなる様な、親の自己満足から無理やり風変わりな名前を
つけるケースも目にしています。

わたくし自身は姓名判断に関しては全くの無知なのですが、
名前の意味や言葉が与える深いを影響力を感じ取る事、
本当の意味で名前を大切にする事が求められている様に感じます。
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