宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「穢気を除く」

2006年08月26日 | Weblog








大乗仏教の穢気の考え方に、
「朱に染まれば赤くなる」と同じく
「悪しき人には 業障が厳重に積もっており、
そのような人と交流した場合 自分にもその穢気が降りかかってしまう」
という教えがあります。

また 刑場だったような不吉な場所も 穢気の積もる場所であり
不用意に足を踏み入れた場合 容易に人に感染するとされます。

また 遺体から発する事もあり、
死者が出た家で 忌日を設けて 穢気を移さないようにする事も
大事であるとされます。

また 出産において生じる事もあり
汚らわしい事を語ったり
ふさわしくない貪心によって男女が接した時にも生じるとされます。


穢気を生じたり 被ったままであると
それは身心に積累し、心身が重くなって 気性が荒くなって怒りやすくなり
自己の元神(生霊・一霊)にも 好ましくない影響を与え、
瞑想や修行は進まなくなるとされ 悪趣に向かう要因ともなり
日常的に穢気を避け また祓う事が重要であるとされます。


穢気を除くためには 宗教的な香を焚く 呪や真言を誦すなど様々な法があります。



【教盛願文】

「由以三宝釈迦仏(ゆうじさんぽうしゃかぶつ)
三部怙主与弥勒(さんぶこしゅよみろく)
大阿羅漢十六尊(だいあらかなんじゅうろくそん)
及与蓮師諦実力(きゅうよれんしていじつりき)
祈願上師身寿堅(きがんじょうししんじゅけん)
祈僧増上与和合(きそうぞうじょうよわごう)
教法違縁願寂滅(きょうほういえんがんじゃくめつ)
進修事業祈増盛(しんしゅうじごうきぞうじょう)。」

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